ハイエースにカーテンを取り付ける。

最近、ネタの方が多くて困っています。今日の話は少し前のこと。

Katenn1 ハイエーススーパーロングにカーテンを取り付けました。

この部分は、冬の断熱に、街での車中泊の目隠しに特に重要です。

ホームセンターでプラレールを買ってきて、炙って曲げます。レール部分を変形しないように曲げるのは、ちと難しいので余分に一本買って練習するのもいいでしょう。

大体の形になったら、極小の木ねじで取り付けます。ここのモールはきつく接合されていますので問題ないです。

Dsc_0002 カーテンは通販でオーダーしました。裏地を付けると遮音、断熱がUPするというので付けてもらいました。ちょっと上等な生地で¥7000くらいでした。

幅は130でオーダーしましたが、スーパーロングなら125がいいと思います。高さは150㎝。

カーテンに高さを調整できるフックが同封されていて、天井にピタリと付きます。両側の隙間は磁石で貼り付けます。材料屋で売ってる強力なミニマグネットを縫い付けるといいと思います。

カーテンは、先日のキャンプでも効果がありました。朝の運転席は冷たかったです。荷室のふさいでない窓は、右下のマットを貼り付けます。高知では十分です。

Dsc_0003 世帯臭くなるし、場所もとるので敬遠していた敷布団を導入しました。

こりゃ、いいですわ。お家と同じや!!たまりません。

これで簡易キャンパーの改造はひとまず終わりです。残った窓をアクリルで2重窓にするか、カーテンを付けるかはゆっくり検討したいと思います。

皆様、他人の迷惑にならないよう車中泊を楽しみましょう。私は、コインパーキングに止めて、居酒屋巡りをしてみたいです。


版画を買う。

わが、いの町は紙の町です。手すき和紙も昔は盛んで、父の家の生業でした。そんな訳で、4年に一度、世界から版画を公募する”トリエンナーレ展”が「紙の博物館」で行われます。

その選に漏れた作品を、最初は律儀に送り返していたのですが、費用も手間も大変で、今は指定がない限り競売にかけられます。その金はいの町に入るんじゃろうな。

落選作は大判でも8000円、小品は1000円からです。もとより入選作には興味がありません。すごく安いので、初回から一番買っていて、もうYIP待遇です。

しかし、一度も案内の葉書が来ません。今日も「そりゃおかしいですね~。すみません。」といいつつ住所は聞かれませんでした。流石、お役所じゃ。

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シンガポールからの作品。楽しいですね。色の部分の意味が、イマイチわからないけど。

リノカット(ゴム版)です。

Dsc_0032 これはイギリス人が日本の風景を彫ったもの。

題名はSHOPPERS USUKI JAPANです。幅は400㎜位。\3,000なり。塗り絵したくなるな。

Dsc_0029 これもリノカット。メキシコの作家。バルカン半島や中南米とか、途上国の作家の作品がずっと面白いです。

刀に勢いがあって、中堅の作家と想像できます。私は、版画はやっぱり白黒で手の跡が残る作品が好きです。

Dsc_0023 これは、部分だけど、ポーランドの作家、技法はアクアチント。

薄い額装をしてプレゼントにいです。

会期中、入れ替えがあるのでまた行きます。

最初は、自分で額装をして高く売ろうなんて考えていたんですが、コレクターになってしまいました。

一度、ショールームで版画展をやりたいです。でも、なかなか額装が追い付きません。


御本尊を納める。

昨日、無事御本尊を納めることが出来ました。施主様にはお代のほかに、ご祝儀やお酒まで頂きました。しかもその辺の酒ではなく、御当地、司牡丹の「自由は土佐の山間より」超辛口でした。気配りが嬉しいですね。

今回、商売としては厳しいものでしたが、勉強させてもらってご祝儀まで頂いて、幸せなことです。そのかわり、私もプロとして恥ずかしくないレベルの仕事はしたんです。

Gohonnzonn3tai 栃の拭き漆と桂の木地は良く合いました。仏壇と御本尊の作者が同じというのは稀有な例と思います。

ブログなので簡単に仏像の制作で感じたこと・・・・・

1、仏像は何らかの呪術的目的でつくられたのではないかという気がしました。プロテスタントとカソリックが血みどろの戦いをしているように、宗派間の対立とかあったんじゃないでしょうか。

2、ちょっと、矛盾しますが彫っていると、慈悲の心とか、なんとか感じますね。先週テレビでマザー・テレサをやっていましたが、今までになく共感しました。単に年取って涙もろくなっただけかも。

で、いまだにハマっていて、小説読むのは置いといて、仏像関係を勉強しています。土門拳の「古寺巡礼」は写真もさることながら、文章にも力があり読みごたえがあります。

でも、仕事は家具作りの方が楽みたいです。


サーフィン誌NALUに私の・・・・・・

サーフィン誌NALUに私のライディングが載った・・・・・・・わけではなくて・・・・・・・・私の作ったベンチが微妙に写っています。

今月号は、入野松原の特集があったからです。Naru

左中央の写真がそれです

今年は頑張ってサーフィンしたのに、この日は行ってないんだな。クッソー!!まあ、人生はそんなもんじゃ。

右上のサーファーは妙なもんかぶってますが、Ryu君お気に入りのシャンプーハットです。

Dsc_0035 昨日から、一ヶ月振りに出かけていました。本日の朝焼け。

寒いけど、6時から30分くらいが良かったみたい。年寄りは逃してしまう。

Dsc_0059 9時頃はこんな感じ。ちょっとダンパー気味でした。

しばらく、お休みしていると流石に冬はキツイ。

でも、やった方が心身ともにいいような気がする。


台所の油汚れに~。

凄いな、このところ毎日更新してるぜ、ちゃんと仕事してるのかな?

本日は、年末の大掃除に役立つ話です。台所のレンジ周りの油汚れのお掃除は、誰でも頭を悩ます問題です。いきなり洗剤でふき取るのは大変です。

Photo そこで、スクレーパーの出番です。これで、あらかた油をこそげ取っておけば後は楽です。酉年の置物の羽を薄く剥ぐ(へぐ)ために自作した刃物ですが、現在は台所で使っています。

ホームセンターで買う場合は、刃の薄い弾力がある方が使いやすいと思います。オルファーカッターから出ているのでは。怪我をしないように使って下さい。

ところで、中国のニューリッチは、台所にも凝るそうですが、「料理が上手い」と言われるよりも「台所がキレイ、カッコいい」と言われる方がステイタスらしく、絶対に中華鍋をガンゴラ、ガンゴラやるようなことはないそうです。まあ、食べに行った方が旨いわな。


また「やまぶき」の暖簾をくぐる。

Photo 昨夜は、”寅さん行商連合”の販促会で、また「やまぶき」に行ってました。

近くの公営ギャラリーで年二回、催事をする骨董屋さんと古布で洋服を作る方との恒例の飲み会です。お客さんを上手にだます方法を教えあいます。

どこも、景気は悪いけど、今年の高知は特別らしいです。

Photo_2 最初に出てきた茶碗蒸し。ここのは、量がたっぷりで具沢山。慌てて撮影の前に一口食べてしまう。

Photo_3 カツオ道はマグロなんかと比べて、大変奥が深いです。

最近、この時期は三陸沖のトロガツオも出回っていますが、私はヤッパリ、地物のあっさりしたのが好きです。青臭い初物よりは大分味は落ちます。

Photo_4 これが、御主人。本邦初公開。

こんな山の中ですが、聞けば安達 祐美がロケで飲みに来たことがあるそうです。あんまり寂しいところなので泣いていたそうです。ウソやろ。

すぐ近くには観月ありさも来ていたんですよ。松崎しげると。残念じゃ~何が?

Photo_5 ツガ二汁は絶品でした。

なますも出て、最後にアイスクリンを御馳走になりました。

下戸が一人いたとはいえ、3人で9000円は無理してんじゃないの、大将!

また行きます。


最後の仕上げ。

Photo 仏像の製作、本日でやっと終わりました。長かったな。あんた、ほんまによう頑張ったねえ。でも、アホやねえと自分に言いたい。これはねえ、技術とか才能じゃのうて、気持だけでここまでもって来たんですよ。

先日、テレビでダイエットを成功させるため、自分の体をブログで公表し続けた男性の話をやってましたが、私も似たようなものでした。

ブログと施主様がいなければ出来ませんでした。ちょっと、いきなりハードルが高過ぎたわ。

それでも、多少不満はあるものの、上出来じゃ。銀のブレスレットの幅は、2mm弱です。何に使うか知らないけれど、ビーズショップにあった、軸径0,5㎜のピンを加工して止めました。

Photo_2 冠を作るの図。6面と思っていたら、5面でした。

まず、紙で作って、図柄を考えます。銀板は0,3ミリしかないので流石に、ヘグナーの糸鋸でもバタつきます。秘伝の方法を開発しました。言えん。

銀ロウで溶接は簡単でした。プロパンバーナーを使用。このバーナは火口が極小で大失敗だと思っていましたが、ここで活躍。やっぱ道具が仕事するぜ。

制作も佳境に入ると、左上のタクシーの運転手さんの手袋をしての作業になります。

後は納品。きれいに仏壇に収まればいいがな。


年末耐久レース。

日曜日、家の前の道路に6台ものバケット車が首を伸ばして電線の張り替え工事をしていた。壮観で、見ていると、四電工のTさんがいて「今晩六平ちゃんに飲みに行こう」との御誘いを受ける。プールの日なのに、体に悪いことを優先させる。

昨夜は、飲みすぎたのでゆっくりするつもりが、元上司のHさんから「駅前酒場に行くぜよ!」と電話がある。セーブしたが、意外に調子が良く、家でも飲み直したので、今日はしんどかった。

明日も、”寅さん行商連合”の恒例の作戦会議が「山吹」であるし、金曜日は、波乗りの忘年会。土曜日は、土佐高登山部OBの忘年会とのお知らせが入ったが、命を粗末に出来ないので、今回はキャンセルした。金もねーぞー!!

年の瀬は「いよいよ、みんなあ、人の仕事の邪魔するちや!」といいつつ、明日も行く。

しかし、せめて通帳残高をプラスにして新年を迎えたいな。


彫刻の仕事。

御本尊の製作、大分出来ました。あと、銀で大日如来様の装飾をして完成です。よくもまあ、こんな仕事を引き受けたもんだ。しかし、背に腹は代えられないもので。

Gohonnzonn お大師様の椅子は、4,5㎜のほぞで、組んでいます。ここだけ、家具の仕事じゃ!!

Tou 今回使った刀はこの位。小さなものが多いし、もっと小さな刀があと数本要ることがわかりました。

電動彫刻刀は木口面を切る時重宝します。オートマックは、フレキシブルシャフトが重くて意味ないじゃん。天井から吊らないと。専業でガンガンいく人にはいいと思いますが。流石にパワーはリョウビのオモチャとは違います。

Gurainnda 荒取りに、奥まった場所に使った工具。一番下のトリーマーと言うか、商品名ミニグラインダーが活躍しました。

大変な思いをしましたが、良い経験でした。スキルUP出来たと思います。

早く、普通の木工がしたいです。

でも、年取ったらこんな仕事も頭に入れておかなければ。


黒田辰秋のオタク。

私は、黒田辰秋のオタクです。追っかけ?日本の木工界では巨人ですし、外国とはレベル的に比較になりません。仕事の下にあるものが深いんですね。日本は木の文化の国じゃしね。

2000年に愛知県豊田市で開かれた展覧会にも行きましたし、飾棚のある、京都の「鍵善」でお菓子を買ったりしています。

Honn 出版されている本は、大体持っているのではないでしょうか。

一番下は、サイン入りの限定豪華本。川端康成や武者小路実篤等の凄いメンバーが文章を寄せています。ただし、肝心の写真が「絶対、俺が撮る!!」と言っていた土門拳が倒れてしまったので、ショボイです。豊田市美術館が図録を出したので、資料的な価値は低くなりました。

一番上の本は、珍しい1977年に熊谷守一と「二人展」をやった時の図録です。

棗は、商売が良かったころに手に入れました。久々に取り出してみると、やっぱ落ち着くわ~。ウ~ン、損のない買い物じゃった。この棗については、また後ほど。

その割には、重厚な辰秋の作りが、私の製品に反映されていないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まあ、時代も違うし、性格が軽薄だし。それはそれです。

しかし、黒田辰秋は私にとって一番習うことの多い、工芸作家です。