大雨の休日

大雨注意報が出ていたが、先週お休みしたので、土曜の夕刻から入野海岸へ。途中、土砂降りで引き返すことも考えるが、大方町はくもり。日没まで波に乗る。波の状態は最悪だがそれなりに乗れた。

Dsc_00110001 夜は、ちょっと浮気して駅前の「ポコペン」に出向くが、わりと大きい店で、肌に合わず「8の字」に戻る。昨夜のカツオは絶品でした。

夜半から土砂降りとなる。私のハイエーススーパーロングは廉価版の商用車で内装材を簡略しているので、うるさくて寝られん。おかげで面白い夢を沢山見る。

Dsc_00380003 翌朝は、サイズアップしていたものの、折れかたは良くない。

ショートボードにはきつかろう。実はデジカメを新調して望遠ズームを買ったのです。でも200ミリじゃ~足らないか。

Dsc_00510005 いのチームの同級生、M氏登場!!ゴツイぞ~。

Dsc_00530006 ひどい波でも、一瞬を切り取ればこのとうりです。

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Dsc_00830007 朝9時には波乗りを終えて、浜でゴロゴロする。幸い、くもりで暑くない。

「黒潮ふれあい市場」でスマカツオを買う。もちろんクーラー持参だ。

他に野菜とか、”じゃこ味噌”とか買って、レジのオバサンに笑われる。

ここでは、地元サーファーの作ったアクセサリーや水草まで売っている。

Dsc_00840008 今週のベストショットかも。

早めの昼食は「レストラン三木」でカツカレーを食べる。人気メニューで、さっぱりしたルーに味の付いたカツがのって絶品です。またその量の程のよさ!¥700で超幸せ。

これから、カツオで一杯やって、週末を締めくくります。


泣いた話、二つ。

昨夜、テレビをつけるとBSでジャニス・ジョップリンの回顧番組をやっていた。話はすでに佳境に入っていたし、ヤク中で死んだ女の物語なんてどうでもいいやと、芸能人が温泉を訪ねて美味しいものを食べる番組に替えた。

萩、津和野の旅が終わったところで、気になってチャンネルを戻した。5人程の年配の男どもが語り合っているが、どうやら全部元彼らしい。話を聞いていると、やっぱり泣けてくる。ジャニスは感性豊かで、さびしがり屋だったんでしょう。

大好きだった歌が、「メルセデスベンツ」という曲名で、「みんながポルシェに乗ってるから、私はベンツで迎えにきて~!! 同じのは嫌なの」っていう、しょうもない歌詞だったことを初めて知って、またなんか泣けた。年取ると涙腺が緩くなるんです。

この人は、最初に私が聴いた頃には、とうに死んでいましたが、現役のシンガーのように思っていました。それは今も同じです。

ここで話はガラッと変わるんですが、先日読み終えた、藤沢周平の「海坂藩大全 下」は面白かった。

藤沢周平は池波正太郎と比較すると、どうも湿っぽいところが厭で、途中で読むのを止めてしまうこともあるのだが、この本は切れがあり楽しい。

海坂藩とは架空の北の小国だそうだが、当然作家の故郷山形県を元にしているのでしょう。その海坂藩にまつわる短編を、作家の死後、再編集したようだ。大分、すでに読んだものもあり、よって上下といっても話が続いているわけはない。

藤沢周平の短編は何となくタラ~っと終ってしまうものもあり、それも嫌いじゃないんですが、この、”下”は起承転結のはっきりした秀作ぞろいじゃ。泣けるぜ!!

図書館で借りてきてるんで、出版社も作家も泣けるぜ。


決定!!

一ヶ月ほど前に、仏壇の大作?を頼まれていて、そんなに急ぐ仕事じゃないけど、樹種を何にするかで、悩みに悩んでいた。

在庫しているのは、ケヤキ、タモ、桂、栃、朴、栗、山桜などである。お客様との話し合いで、大分絞り込んだのだが、まだ決まらない。でも、はじめは候補に挙がらなかった栃がピッタリだとわかりました。栃と言えば、座卓というイメージがあり、気が付きませんでした。箱物に使ったことなかったけど、いい仕事になりそう。高知県の栃は極上品で白くて緻密で、県外からも買い付けに来んです。

ある程度技術が向上すると、作るのより樹種の選択のほうが難しかったりする。最適な木があっても、共木で作るのに十分な量がなかったり、木取りに無駄が出る場合は諦めなくてはならない。

そんな訳で、大仕事を成し遂げたようにスッキリして、昨夜は高知市内で4軒も梯子したので今日は二日酔いでした。

今回の仏壇、高杯などの仏具も挽き、出来れば如来様も彫ろうというもの、楽しみだけど出来るかな。

ところで、木工家の皆様、丸ホゾタイプの椅子の脚の先端を切りそろえるときどうされてます?トースカン?そりゃ古い。座面が水平ならずっと簡単、正確な方法があります。

Dscn06020001 写真のような直角治具を作って、座面に手で密着させ切ります。そのとき振動しないように脚の先を定番に軽く接地させて下さい。昇降盤でも出来ると思います。もちろん、背もたれをつける前がいいです。

うんと楽ですよ~。


何の職人?

先日、高知市の中心部を走行していると写真のような、トラックに遭遇した。たまたま、カメラがあったんで撮影したが何屋さんであろう?Dsc_00310001

私は学生の時、多くの建築関係のアルバイトを経験した。

ビルの吹き付け塗装、ガラス拭き、美装屋、ヨド物置の組み立、ダイノックシートの貼り付け、ケレン、解体業、屋根葺き、等々。

しかし、これは・・・・

1、まず、ホウキの選択が非常にシブイじゃないですか。

2、ネコ(一輪車)にこびりついているのは、コンクリートですよね。

3、ゴムシートのようなロールが積んであります。

4、しかも、この車、よく見るとトラックじゃなくてダンプみたいです。

5、ドアにわずかに見えるステッカーは「四国建設センター」のレンタカーのようだが、こんなブルーの車体はあったかな?

俺も結構ホームズじゃ。ご存知の方は教えてください。”整理整頓”がキーポイントかも。


パソコンで製図

庭の夏椿が今年も咲き始めました。白い花ですが、派手でケバい感じです。でも、男はこういう感じに弱いんですな~。今回の写真は、ホタルブクロです。今の季節にピッタリの名前ではありませんか。

Dsc_00080001 残念ながら、今年は蛍をまだ見ていません。早くしないといけません。

ところで、話は180度変わるんですが、数日前からパソコンで図面を引く練習をしています。

ソフトは“イラストレーター”ウィンドウズ版です。パソコンもデルの24型にしました。隣のノートは15型です。台紙部分がちょうどA3位あります。

今、写っているのは自作の蝶番の付いた李朝箪笥ですが、こういうのには非常に便利です。金具のレイアウトとか大きさを決定するのに。マウス一つでOK牧場ですから。以前は製図した後、現物に黒い紙を置いたり、最後にやっぱり立てて見たいので、蝶番に両面テープを張って仮止めしたりと。まあ、このような作業は必要でしょうが相当簡単に絞り込めます。

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それから、以前はイラストレーターなんては絶対にマスター出来ないと思っていたのですが、ブログ歴も1年以上になり、脳味噌もデジタル化されてきたのか、教則本が良かったのか、2日で割と使えるようになりました。

いまでも、パソコンに文章付きの指示が出ると「ヒィーッ!!」と布団に首を突っ込んでしまう私ですが、これは意外じゃ。

すこし、夜の酒を減らして精進してみようかと思っています。


雨の休日

土曜日は、曇りだったので、先日ハイエースに取り付けたルーフベントからの雨漏りを修理した。一度完全に取り外してコーキングをやり直す。晴れた日にはまぶしくて出来ない。おかげでどうやら止まったようです。

夕方の1ラウンドの波乗りに間に合うよう入野海岸に出発。夜は、居酒屋「8の字」のはずが、”いのチーム”のメンバーが珍しく集まりキャンプ。浜で飲むことになった。早めに切り上げて「サンシャイン大方」で買い物。想定外だ。サンシャイン大方は7時で閉店なのだ。コンビニのつまみでは飲めない。

Dsc_00550002 今回は、モモも同行。モモにとっては紐なしでブラブラ出来るのは、無上の喜びだ。しかし、今の時期、こいつがいると、車の中は毛と砂でグチャグチャになる。まあ、それでも連れってってやりたくなるような仕事をモモは普段している。

宴会がお開きになった夜半から雨となる。車中泊は気楽なもんだ。でも、モモをオシッコに出すと砂と雨でベトベトになってご帰還だ。

翌朝も雨ながら、波はまずまず。放り出しておいたボードにナメクジ4匹。ワックスを舐めているのか?

Dsc_00420001 ナメクジと言えば(いやカタツムリか)アジサイだ。浜に咲いていました。このタイプが在来種で、花(実はガク。中央のチッチャイのが本当の花)が一杯あるのは、セイヨウアジサイだそうです。私は在来種のほうがすきだな~。

早朝から、雨の中波乗りして、ウエットスーツのまま昨夜の宴の後をきれいに片付けて、洗い上げもして帰路に就く。

昼飯は久々に「レストラン三木」に寄る。今日はハンバーグの焼きがほんの少し過ぎている。料理は本当に真剣勝負だ。 暑くなかったので、雨の休日も結構楽しかったです。


趣味の木工

まだまだ注文が残っているのに、いつもお世話になってるサーフポイントに設置するベンチを作っていた。勿論、お金にはならないし、誰に言われたわけでもない。しかし、海でデカイ顔して波乗りするには、それなりの気遣いが必要なのだ。趣味も高じると、なんか仕事よりも大変です・・・・・・・・それに注文仕事ばっかりは疲れるじょ~!!

Dsc_00130001 長さは2,3m。座板はカミキリムシの虫食いの穴が沢山あいているシオジだ。ウーン、こうやって見るとチョッともったいなかったかも。

2階から降ろすのが大変でした。背もたれを後から組むべきでした。

専門的に言うと、大きな穴はリフターテーブルを活用して、ラジアルボール盤であけています。やっぱり手持ちより楽です。スピンドルのホゾは”フシ太郎”を使っています。

笠木への穴あけも、フライステーブルを活用してボール盤で開けています。製作には2日かかりません。座板にざっとベルトサンダーを当てただけで、塗料も防蝕剤を軽く塗っただけです。木工は、材の研磨と塗装がなければ、本当に楽です。

週末はこのベンチで海を見ながらビールをプシュッといわすのが楽しみです。でも、あいにくの梅雨空じゃ~。


浦島太郎

一昨日の続き・・・・・・・・名古屋の街は東京よりゆったりしていて、尚且つ、人が少ないです。これくらいならいい感じ。都会といっても過ごし易いです。

ところで肝心の“木工家30人展”すごく良かったです。えりすぐりのメンバーだけに見ごたえがありました。しかし、10年前、九州で鯛工房の葛城さんの声掛で、木工家の集まりがあった時に比べると、何だか燃えるものがありません・・・・・・・・考えてみれば、私の造形のキャリアは32年、木工も16年になります。出品者の平均を上回っているどころか長老格です。実際、一回り以上年下の作家も沢山いました。私自身、気持は20代ですし、木工も初心者のつもりですが、気が付けば大変なロートルになっていました。玉手箱を開けたみたい。

(すみません、ロートルという言葉は私の世代でも使わないと思います。変換も出来ませんでした。正確な意味も知らなかったので調べてみると中国語で年寄りという意味だそうです)

そんなわけで、今回の旅では「私の仕事も方向性は間違ってないので、このまま頑張って我道を進めばいいのだ」と確認できました。とてもいい節目になりました。

忙しいのにお付き合いしていただいた齋田さん、親切に対応していただいた木工家の皆さんどうもありがとうございました。ちょっと遠いけど高知にも是非遊びに来てください。


大塚国際美術館

先週の金曜、土曜日、名古屋で開かれた木工家30人展を見に行ってきました。徳島県のきすべ~さんと待ち合わせて車で出掛けました。

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きすべ~さんの、のっぴきならぬ都合で、金曜日の朝3時に出発となりました。私はこれを機会に、大鳴門橋のたもとにある大塚国際美術館を訪ねることにし、前日の木曜日の朝、家を出ました。

Dsc_00200002_2 この美術館は、大塚製薬が世界の名画を陶板で複製した美術館です。世界の名画といってもなぜか西洋絵画ばかりですが。

なるほど聞きしに勝るスケールで、歩く距離は4kmに達するそうです。相当足早に見て回る私でも3時間近くかかりました。

一見の価値はありますが、所詮陶板による複製、入場料¥3150、駐車場¥200、音声ガイド¥500、昼飯食べて計¥5000はちょっとお高いでしょうな~。

ただし、”最後の晩餐”や’受胎告知”なんていう、教会や美術館、各国に点在する同じテーマの絵画が、10枚以上並んでいるのを見られるのは面白い体験でした。別にキリスト教徒じゃないけど。

写真のように、教会内部やポンペイの豪商の館の壁画を部屋ごと立体的に再現した展示がいくつもあってこれは見ごたえがあります。

私達、美大生は、西洋美術ばっかり手本にして勉強させられてきたわけで、なんかおさらいしているみたい。今は東洋のほうがクールなんですぞ~!!

美術館のような、堅苦しさはないので、中世の、たおやかな裸体画を前に、おばさんたちの、「自画像みたい」なんていう下ネタも聞けます。写真撮影も自由です。ミュージアムショップでは昔のボンカレーなんかも売られています。自販機の中身は当然ポカリスエットなどの、大塚製品のみです。

Dsc_00250003 3時に美術館を出て、徳島市に向かっていると、やや!瀬戸内海なのに波がある!!

次のカーブを曲がるとサーファーが・・・・・。

夜までには時間があり次の観光スポットを決めかねていたところでした。阿波十朗兵衛屋敷はこの次じゃ~。

道具を積んでいましたので、すぐ海に入りました。波はトロイが、こりゃー良い土産話になるわ。大鳴門橋を見ながらサーフィンなんて。この後、晴れて素晴らしい虹が出ました。水を持ってなかったので、水たまりでボードを洗い、銭湯、新町温泉へ。

夕方、きすべ~さんの駐車場に入れてから、夜の街に繰り出しました。脳も体も胃も充実した一日でした。後は次回へ。


無題

Dsc_00300001_1 1、ここで飲むには、胴着に着替えなければならない。次に塩で身を清め、バターを擦り込むと・・・・・・。

2、入る時には「頼もうー!!」か「御免!!」と声をかけるべし。

いや~、どうも営業してないみたいですね。暖簾もないし道場破りに遭ったのかもしれません。