お宝拝見

先日、西日本の、あるお客様の所へ、納品に車を走らせた。楽しみにしていたのは、その方が、木工品や李朝もののコレクターで、見せてくれるそうなのだ。

Dsc_00380001 バンダジに囲まれた部屋で、角張りの箪笥や、小箱、文具などなど、「いいですね~!」を連発していると、取って置きの酒器があるというので、出てきたのがこれです。

白磁の酒器といえば、両側に耳のついた、あれかと思っていましたが、手のひらに載る大きさで、西洋アンティークと見まがうような形。でも李朝です。モダンです。やっぱり李朝は、なんでもありですね。

私は、李朝の古い図録は何冊か持ってますが、こんなのは見たことがありません。珍品というには、美しいです。薄いところは1ミリ位しかありません。鹿のほかに、おどけた龍、亀、金魚なども描かれています。

陶芸のことはさほど詳しくはありませんが、削り出したんでしょうね。それにしても柄のユニークさはたまりません。まあ、実際、酒を飲むもんじゃ~ないような。それとも、王様クラスは使ったんでしょうか。

現在、5千万だそうです。俺ならもっといくけどな~。中国人がどんどん金持ちになっていますから、楽しみですね。「なんかパッと見は、結婚式の引き出物みたいですがね~」ひとこと、言っておきました。

もうひとつ、スケールの大きな話。先日、電話機の子機の一つがこわれて、修理に持ってゆくと、1万円前後かかるとの事。価格ドットコムで調べると、今使ってるのと同じ、子機2台付の電話機が1万円という。

Dsc_00510002 もうそれにしようと決めて、念のため、子機を数回、床に打ち付けつけると・・・・・・・治りました。とても幸せ。

皆さんも、いざというときは、是非やってみて下さい。


夏とシャブ

Dsc_00240001 いやー、暑いですね。庭の花でも見てひんやりして下さい。

当工房には、工業用のエアコンがありまして、夏場は、最も重要な道具です。特に梅雨時は、かけっぱなしで、湿度を落としてないと、後で製品に狂いが出ます。

まあ、確かにエアコンは能率が上がりますが、 これは”シャブ”を打ってるようなもんで、そのときは、いいんですが

Dsc_00280003_2後でズシンと疲れます。勿論、打ったことはございません。

(その昔、江戸っ子は夏場は、仕事をしなかったそうです。夏以外も、半日ぐらいしか仕事をしなかったそうです。
そのくらいが、普通ですよね)

ところで、一年ほど前、我が、いの町の銭湯のサウナで、テレビを見ていると、”白バイ隊員がシャブを打って勤務していたという”ニュースをやっていた。

「世も末ですな~」と私が言うと、隣のおじさんが、

「何、言いゆう。いの町ではどこでも売りゆう。いの署も、みんなあ、打ちよら~よ」

[え~、ほんまですか?はじめて聞きました。それって、売人から、ちゃんと買いゆうろうか?それとも押収物やろうか・・・・・・・・どっちが罪が重いろうねえ?」

「そら~、ネコババはいかんろう~」???????

こんなこと、ブログに書いてかまん?????我々の知らない間に裏社会は進んでおります。また、警察官の堕落は恐ろしいもんがあります。

Dsc_00270002_2 庭にいるセミは、アブラゼミ、クマゼミ、最近はツクツクボーシも鳴き始めました。

セミは絶好調のようです。


扇風機

Dsc_00280001_3 今年は暑くって、展示場に扇風機が欲しくなった。

以前、頂いた扇風機があって、殆ど風車程度にしか回らない。ちょっとこれを修理してみた。

電源コードを替え、接点を磨き、各部に油を注す。復活しました。十分な風量です。モーターの軸受けにはちゃんと油を注す穴があって、真鍮製のグリース用のポッドも付いています。これは、私も使っている、低回転型の木工機械にも付いていて、ポッドにグリースを詰めて、セットすれば、ねじ込むごとに供給される仕組みです。

この当時の機械は整備すれば、いくらでも使えます。

ロウ付けで、網の修理もしようと思いましたが、きりがないので、止めました。本体は、鋳物で重く、モーターの上に取っ手が付いていますが、慌てて、網を持ち上げているうちに、壊れてしまったのでしょう。

首振りは、ロッドを介して行われ、懐かしい動きです。

しかし、こんな修理でも、コンプレッサーでモーター内の塵を吹き飛ばすことから始まって、数々の道具がいります。ドライバーも柄の短いのとか、長いの、しかもマイナス!!ねじ山に合わないと、グラインダーで削ります。何でも腕というより、道具ですね。Dsc_00290002

ところで、扇風機、量販店では二千円から売ってます。安っす~!!これは、中国人を搾取していることになるんでしょうか。あと、十年で立場が逆転するという評論かもいますが。

この扇風機、当時で、大卒初任給の2倍ぐらいしたのかな~なんて考えます。それだけの値打ちというか、存在感は、時を経てもありますよね。

やっぱり家具の展示場に、白物家電のプラスチックの扇風機は置けませんよね。でも大型エアコンだったら・・・・・・・・・・・・・欲しいです。


ラピュタの朝

Dsc_00420003 今日は水曜だが、台風の影響で波が高いので、海に行った。

このところ、日曜に仕事して、平日に遊ぶことが多い。変則パターン。

早朝は霧とも雲ともつかない状態。この辺では珍しい。

Dsc_00540005 旧佐賀町の清水が沸いているところで、いつも水を汲む。これが安くて、一番旨い。ペットボトルも無駄にならない。

そこに、オハグロトンボ発見。久しぶり!!

30年位前までは普通にいましたが。でも、このところ昆虫は確実に復活しているようです。

Dsc_00440004_2 本日の入野海岸。風が入ってあんまりよくありません。サイズは胸。でも、まずまず。

平日なのに、駐車場は半分埋まっている。私の周りにいたのは、漁期の明けたモジャコ漁師だが、

「外のみんな何の仕事してるん?」「そりゃ、オマン、オマン!」
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ローカルサーファーのベースはこんな感じ。

風があるので日陰はスズシ~。

やっぱりここは、のんびりする。それは昔と変わらないが、サーファーの数が多くなって、土日はうっとうしいな。湘南よりは少ないけど。
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昼飯は、「レストラン三木」で和風付け焼き定食。本当はカツカレーが食べたかったのに、ちょっと失敗。

今日は、もう仕事はしないで、日が暮れたら屋台へ飲みに行こう。すいません。気楽な生活で。おわり。


原爆の日に(まあ読んで)

高知のはちきんのオバサン達が頼もしく思えるのは、アメリカの悪の部分を語るとき、即座に「原爆を落とした国」と、答える方が少なくないからだ。

私が毎年やってくる、この日に本当に腹立たしく思うのは、原爆投下が、アウシュビッツに勝るとも劣らない大罪なのに、ろくに取り上げられないのは、アメリカが唯一の超大国だし、両雄が争っていた頃のソ連としても、自分が使う可能性の高かった兵器を否定出来なかったのだ。

また、アメリカで権力を握っているユダヤ人のおかげで、ホロコーストにかかわる映画ははいて捨てるほどあるのに、原爆に関する映画は聞いたことがない。

そもそも、原爆投下は作り上げたオモチャを試してみたかったのであり、相手が東洋人であればさしたる問題もなかろうという考えからだ。勿論、ソ連に対する示威行為でもあったろうが、もっとアメリカ政府の恐ろしいところは、日本人をモルモットとして、ソ連からの核攻撃を自国の兵隊が受けた場合の対策を周到に練っていたことだ。

アメリカという国の暗黒面は、数え上げたらきりがない。私は大した国際派ではないが、旅行する国については、事前に多少なりとも調べ上げる。数少ない知識をお知らせする。

例えば、ベトナム戦争の発端となったのは、トンキン湾で、アメリカの駆逐艦がベトナム側から攻撃を受けたからだが、これはまるっきりの捏造であった。以後の泥沼は言うまでもない。

20年ほど前に旅したガテマラ(メキシコの南にある国)。スペイン系の支配層に反発して、先住民が蜂起したとき、左化を恐れたCIAは先住民を巧みに分裂させ、武器を与え、先住民同士で、虐殺させた。おかげで、いまだに内戦が終結したとはいえない。私が旅行をしたのは、相当に危険な時期だったが、知らずにいた。バカだったし、情報がなかった。しかし今でも、アメリカの悪について書かれた本、特にシャレにならない、シリアスな話は本当に少ない。

これが、マスコミというものだろう。

ところで、現在ニューヨーカーの半分は、9.11事件をアメリカ政府の自作自演と考えているという。でもそんな話、家庭以外では、とても出来ないとニューヨークの友人は話していた。

日本も何でそれほどアメリカにぺこぺこするのか。車買ってもらわないといけないからか?もう貧乏したって、車売れなくてもいいジャン。私はアメリカの凋落は近いと思う。

 *土佐の女のはちきんとは、金玉8個位なら、手玉に取れるというのが語源とか。上の話の様に、定かではないが・・・・・・・・・。


8月1日(水)

このところ、ブログもちょっと飽きてきて、何を書いたらよいかわかりません。どんな、お話がよろしいでしょうか。

うんと、しょう~もない、昨日の事。

Dsc_00070001_1  たこくらげ。

まあ、いやされますな~。

ほんと、しょうもないですな~。

今年のは、ちと、色が悪いです。

ちょっと、加工してみました。

上手く世話すると秋まで生きるそうです。

珍しく休日返上で仕事をしていたため、 台風の接近で、波乗りへ。

Dsc_00020001_1 黒潮町ブチの弁当。

これで250円。安!

でも、ローカルに言わせると、近所の黒潮市場には、200円でもっとすごい弁当があるそう。

米、野菜、魚、豚、ニワトリまで、全て自家製なので出来ると言う・・・・・・本当なのか?

その話は、次の機会に リポートする。

Dsc_00040001_1_2 入野海岸での波乗りは、少しは楽しめたが、風が入ってすぐだめになる。

帰りに仁淀川河口をチェック。

このラインナップには人が多すぎ、すぐ西のブレイクに入ったら、ロングボードでも板が落ちずに、ひどい目にあった。人が少ないのにはちゃんと理由があるのでした。

やっと一本のって、こけると、足が妙なものを蹴った。海面に顔を出したら、私の板と、電柱ぐらいの丸太がもつれ合っていた。

なんか、コンビニの食材で作った、寄せ鍋みたいなしょう~もないブログでした。


不吉な注文

時々、私の個展にみえられるお客さんだ。いつも母娘で、大きなものは買わないが、通好みの品を選ばれる。古びているが、上等の身なりをしている。先代が投機に失敗し、没落した名家だとうわさに聞いた。Dsc_00580001_2

その母上から注文を受けててお宅をたずねた。

朴の木でなにやら薄い板を作っ欲しいとの事。厚さは2mmほどで、笏(シャク)のような形をしている。長さは40cmくらいか。上から少しのところに十字架を透かし彫りにしてほしい・・・・・・・それを少し寸法をかえて二本。

妙に卒塔婆のようではないか。気になって調べてみると、クリスチャンが死後に使うものらしい。そういえば、娘さんが重い病で、生活費にも事欠いていると、最近聞いた。

ひょっとして、自殺、心中!!

私に何が出来る。何か私にシグナルを送っているのか。もう、確定されているのか?謎が謎を呼び・・・・・・・・夢から覚めたのでした。

チャン、チャン。


政治ネタ

不定期に出している、Kirra Newsも12号を数えるまでになったが、政治ネタはない。日本人は、政治がどうも得意でないのか?面倒なのか?

しかし、政治の腐敗は実に深刻だし、裏社会との繋がりも密接になって来ている。

毎日、殆ど知恵遅れの、安部の顔を見るのはたまらない思いがするし、かといって、大勝できると、にやけている、小沢のアホ面もすごく気持ち悪い。日本のトップが田舎の町会議員クラスの品性と知能であることは、本当にすごいことです。

クールビズなんて、自民党議員がノーネクタイだと、パチンコ屋から出て来た、その辺のオンちゃんと見分けがつかないので止めて欲しい。せめて、悪徳不動産屋でいてくれた方が・・・・・・。

この人たちには、理想がない。あるのは目の前にブラくっている、札束だけなのです。結局最後には、日本を売って、海外で老後を送る算段なのか、それさえもわからない。何を考えているのか・・・・・・・????なにも考えていないのか・・・・・・・。

いま、年金を納めてない人は、保険証さえも取り上げられるようになった。20年も前から政治ネタの好きな友人と話していたことが、急速に現実のものになって来た。

日本人は忍耐強く、優秀な国民です。政府に優秀な人材がいて、思い切った舵取りが出来れば、まだまだ生まれ変わるチャンスはあると思うのですが。


梅雨時の台風

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昨夜は仁淀川が、「避難勧告ラインに達した」と報道があったので、見に行ってきた。

あと、1mう~ん!頑張れ!とは言えません。この一級河川の堤が切れたら、我家は勿論、いの町は悲惨です。浸水どころの騒ぎじゃない。

ただ、この”ひたひた”状態を私は何度も見てますが、意外に大丈夫なもんですね。

台風一過、秋の空・・・・・・・・っていうのが普通でして、季節感本当に狂ってしまいますね。右の写真、クリックしてみて下さい。虹が出ています。

*オリジナル錠前付の置床出来ました。ご覧になって下さい。ちょっと地味かな~。


ナンチャッテ錠前

Dsc_00110001 李朝風の置床のような製品の金物を制作しているのですが、蝶番なんか作っていると、どうも錠前が欲しくなってきた。

しかし手持ちにちょうどの錠前はない。

1、韓国で100円程度で売られているものは、ブリキのオモチャだし、
2、和錠はよく出来ているが、面白みがない。
3、朝鮮のからくり錠は高価だし、数がない。

いずれにせよ、ちょうどの大きさ、デザインの錠前は作るしかない。三日ほど格闘して、何とか目鼻がついた。木工に比べれば楽なもんさ。先日、導入したコンターマシンが活躍しました。

残念ながら鍵の構造はありません。鍵は難しくはないのですが、錠前屋ではありませんので、今回はデザインに力を入れてみたいと思います。でも開錠にはコツがいるかも。だから多少は鍵の役目は果たします。

Dsc_00060001 作業場は殆ど金工室の状態。使う道具造りから始めなくてはなりません。また道具がチッコイのでどこにいったか、すぐわからなくなります。

でも、木工とは別の面白さがあります。やっぱり、こっちが向いているかも。材料は店に行けば売ってるし。丸太を買ったら5年も寝かせなければならない木工とは大分違います。

* 数年前、台湾の骨董屋で、おそらく朝鮮の、からくり錠前を手に入れた。ごく小さなものだが、タガネで線画が施されています。でもヤスリの跡は平気で残しているのです。この辺が和錠にはない味わいです。複雑な工程を踏まないと、開錠出来ない。本人も忘れてしまうくらい・・・・・でも強く引っ張ると抜けるんですね~。う~ん。やっぱり朝鮮のものは、大好きです。