難破船

Dsc_0002 これは何でしょう?

実は、先の仏壇の金具作りの時、事前に鉄の銀ロウ溶接を練習した残骸です。

広い鉄板と小さな部品を同時に赤めるのはかなり難しいんですよ。でも、コレ難破船みたいで、いい雰囲気出してます。

今度暇なときに、拭き漆の小箱に、小さな動物のつまみの付いた鉄の蓋をつける・・・・・なんていいんじゃないでしょうか。うううっ・・・・・木工家は台所が厳しいので、簡単に出来て金になる、魔法の商品の開発に余念がないのだ。


裏方の道具

今回は、製品の加工にはに直接使われない、裏方の電動工具の1部を紹介します。

Dsc_00161 先日話題にのぼった、ホビールーター。はみ出た銀ロウ落しに、2番目のルーターが重宝します。

その下のペンシルタイプは、まず実用にはなりません。漆の表面を装飾するとかには使えます。4000円だったので問題ないです。いつか出番があるかもしれません。

一番下は、電動彫刻刀です。本格的な機械もありますが、とりあえずこれで十分です。もっといえば、電動は必要ないけど、たまに便利な時があります。

Dsc_00171 これは、まだ一般的でなかった、25年ほど前、オブジェの制作のために買ったメルトガン。最近は使う機会が減ったけど。梱包や仮止め等、あると便利です。パワーのないものは実用に向きません。こいつは業務用で故障知らずです。

Dsc_0022 エア工具です。仕上げくぎ打ち機は、直接家具に使うことはありませんが、工房の棚やDIY、治具作りに必要です。出番は多いです。

右は、ホッチキスのような針が出ます。革や布を固定するのに重宝します。槌で打ち込めばいいようなものですが、1人で引っ張りつつ固定しなければならない場合は、圧倒的に便利です。

電動工具は際限なくいるので、いっそのこと手道具だけで加工した方が、収支は勝るかもしれません。大きな怪我もないでしょうし。でも、汗かくの嫌だしな。


波はフラット。

土曜の夕方に到着した入野海岸。波はインサイドで割れるだけで、ほとんどフラット。今年最悪のコンディションだ。それでも、何とかセットに乗る。今夜、美味しく飲むために、沖にある岩礁「小島」をパドルで一周して来る。幸い、夜は涼しかったが、蚊が車に入り込んでいた。

Dsc_0018 今朝の波はちょっとましだったが、良かったのは朝6時から30分間だけ。「早起きは3文の得」でした。

海から岸を見ると、入野海岸に産み付けられた海亀の卵を人工的に孵化させて、ちょっと大きくなったのを、子供たちが放流していた。いきなり、たった一匹で生きてゆくんでしょうね。

これは、なぜかバケツに一匹。大きく育てて食うとか言ってましたが、真偽のほどはわかりません。川にいる普通のカメに比べると頭が異様にでかいです。


アリラン

Dsc_00031 食いもんネタが続きます。でも、木工は食べること、飲むことが直接かかわって来ますので、これも大切な修行なんです。酒を飲まない陶芸家の酒器なんてシャレになりません。

昨夜は、ピープルスイミングの定例の飲み会。朝倉の韓国料理「アリラン」右上は懐かしいデンプ。

Dsc_00102 石鍋を掻き混ぜているのが御主人。パワフルです。おばさん達は怖いです。

Dsc_00052 パスタみたいなのはお餅です。

ここは、高知大学の前にあるのでとても庶民的なお店で、客が絶えません。でも、、このメンバーが飲み食いするといつも追加料金が発生して、決して安くあがらないんです。交通費とかも考えると、私は少々高くても本当に美味しいお店にいきたいんですが。生きているうちに食える回数は決まってるし・・・・・・・・てなわけで、次回は「やまぶき」になりそうです。


鮪づくし懐石

古くからのお客様が経営する”ホテル奈半利”にお呼ばれして、鮪づくし懐石、秋バージョンの試食をさせてもらった。半分くらい紹介します。

Dsc_0016 お造り。やっぱり南マグロは旨い!大間の鮪なんて目じゃないのだ。このホテルは、母体がマグロ事業なので大安心です。酒なしでこれを食うのはもったいないです。勿論私は、どんどんやります。社長の前でも、酒だの焼酎だの遠慮なく注文できるのは高知のいいところDsc_0024です。

小鉢。果物と鮪の木の実和え。箸休めにGOOD。

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寿し。左下は太刀魚を炙ったもの。

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土瓶蒸し。ビンチョウ鮪のツミレが入っております。これも、酒が進みます。

Dsc_0027 デザートも可愛くって良かったです。私は、甘いのもOKですが、日本のケーキは甘さを控えすぎていて全然だめです。やっぱり甘いものは甘くないと。

ホテルの安いコース料理なんか、カッコつけてるだけで、食材が「ほっかほっか弁当」と同じだったりして、ラーメン屋でチャーハンでも食った方がよっぽど良かったなんてことが多いですが、”ホテル奈半利”は食材の良さでも定評があります。これで¥6000はお得だと思います。高知の方は是非いらして下さい。全然気取ってないのも好きです。

私はタダで、お酒もガバガバ飲めて、お腹一杯になって幸せ。でも、この料理なら毎日でもいけそう。


納品(10)

やっと、本日、仏壇を納品してきました。肩の荷がおりました。連載10回目ですが、単なる偶然です。

11111_2 扉を閉めるとオブジェみたいでカッコいいんですが、実際はめったに閉じることはないと思われます。写真をちゃんと撮りたかったのですが、時間がありませんでした。漆はもっと薄くなってきますので、金具とのコントラストは強くなります。

お客様も大変喜んでくれ、果物とご祝儀まで頂きました。ありがとうございました。

仏壇の注文は2回目ですが、”あの世とこの世を行き来する”せいか、疲れます。ただ単に金額が張るせいかも・・・・・・・。

Dsc_0099 部屋にも納まりが良くてホッとしました。

でも、今回の仕事、これで終わりではないんです。御本尊の大日如来と左右に控える不動明王と弘法大師も作ることになっているんです。しかし、これには安請け合いの私も自信がなく、うまくいかなかったら納品できませんとことわっています。勿論、仏具屋さんで売っているような精密な彫りは出来ません。他の仕事が一段落したら取り掛かります。

今日は屋台で一杯やります。


金具の製作(9)  

Dsc_0001 金具の製作には相変わらず手間取っていますが、峠は越しました。今回、問題を根本から解決しながら進んでいるのです。

接着剤であるロウ付けは、今まで、何となく成功したり、失敗したりしていましたが、相当練習してデータ化できたと思います。それは大学の金工室でやってたような、座って、地べたに向いてやる溶接のスタイルでなく、一式を作業台の上に載せて、自分は立って、目の位置を近づけてすることで、実現しました。当たり前と思おちょったが、ありゃ~土方のやり方じゃった。

Dsc_0013 もうひとつ、はみ出した銀ロウは目立つし、除去しにくく、困っていました。今までは、磨きをかけて上手くごまかしていたのですが、今回は黒焼きですのでそうもいきません。ヤスリがけではなかなか落ちません。

金工家のF クンに聞くと「そりゃ~、ホビールーターとかで物理的に落とすしかないね~」おお!!その手があったか!聞いてみるもんですね~。私は体が弱いんで、機械が大好きなんです。

しかし、昔買ったレクソンはすぐに壊れたし、上のマキタは6㎜軸で、でかすぎる。(エンジンのポート研磨とか出来ます)ホームセンターにもお目当ての機種はなく、近所の友人から借りてきました。思ったより上出来に使えました。(日本語としてはおかしいけど)リョウビのホビールターは大きいのと小さいのがあり、安かったので両方注文しました。プロの場合は、大は小を兼ねるとはいきません。私は力がないので、必要最小限の重量の機械しか持てないんです。

カメラや電動工具は安くなったけど、途上国の労働者や、パート、偽装請負の人たちへの搾取によって出来ていると思うと複雑です。


金具の製作(8)

仏壇の製作もいよいよ佳境に入ってきました。一昨日より金具の製作をしています。

Dsc_0029 最初のころは、まちまちだった蝶番も最近は、正確です。やるもんですね。今回は扉が重いので、1,6㎜厚を使っています。このように、アウトラインに凹んだ曲線が使われていると手間が倍以上かかります。コンターマシン(金属用バンドソー)がないと大変です。

Dsc_0009本格的な漆焼きを試みましたが、どうも、ノッペリした感じで、栃が引き立ちません。オーソドックスな綿による黒焼きに決定しました。このトースターは温度調節が出来るすぐれもので、また役に立ってくれるでしょう。

金具は製作もさることながら、着色も悩みの種です。木工が終わって、もうひとつ作品を作っているようなもんで、しんどいですな~。

Dsc_0007 これは引出しの部分。パソコンから直接型紙が取れるので便利です。と言っても、十分使いこなせてないので、修正します。四つ折りにして、ハサミで切り、展開します・・・・・凄いアナログやんか。やっぱりハサミの線の方が好き。

もう、納期を遅らすわけにいかないので、明日も仕事じゃ。たまには良かろう。


政治家に激怒!!

先日、アフガニスタンで「ペシャワールの会」の若者が殺害された。大変残念なことで、悲しい。代表の中村医師の「状況を甘く見ていた」というのは、正直なところだろう。

昨日、ニュースを見ていると、官房長官が「こういうことがあるから、テロとの戦いは続けていく」という意味の発言をしていた。アホか。全く、死者をないがしろにしたというか、冷酷極まりない発言だ。この事件は、おそらくは物取りの犯行で、あわよくば身代金をもらいたかっただけでしょう。貧困が原因なんです。それを招いたのは、アメリカやロシアといった大国でしょうが。アフガニスタンは決して桃源郷じゃなかったけど、ボロ雑巾のようにしたのは、大国の思惑でなされた戦争によるものです。それなのに、独自の考えもなく、ずっとアメリカに尻尾振るようなことばかり。いやもー、ほんまに御粗末で情けない。犯人は自分でタリバンを名乗ったそうですが、待遇がましになるからと思って言っているのでしょう。ブランドなので、軍閥なんかも、とりあえずタリバンに属していることにするそうです。中村医師は最初からタリバンではないと明言していました。

農相にも、言葉がありません。自民党の半分くらいの人の人相は、裏社会のそれで、国会より刑務所がお似合いです。でも、大物はちっとも捕まりませんな~。(ドン田中角栄が捕まったのは、中国に近づきすぎたんで、アメリカにはめられたようです。でも先見の明はあったかも)

政治家の2世、3世は私立大学卒が多いけど、馬鹿さ加減を見ていると、絶対普通に入学してないと思います。大学側としては、政治家の子弟を拒む理由はないでしょうから。おそらく、分数の掛け算と割り算は、とても出来ないと考えられます。このような人達が日本のトップでのうのうとのさばり、「ペシャワールの会」のような人たちが、底辺で支えている。

あ~日本はどうなるんじゃ!!なんとかならんもんか!!


パソコンでデザイン (7)

今日は、集中的にウインドウズ版イラストレータをやっておりました。忙しさにかまけて、いつまでも放っておくのは、もったいないですから。

Butu_2 こんな感じ。仏壇の金具のデザイン、大きさ、レイアウトにかなり使えます。デザインは、パスの使い方に習熟がいり、一朝一夕には出来ませんが、ごまかしながらもなんとか。

蝶番は厚紙に実物大でプリントすればそのまま型紙に使えて便利でした。最後の取り付けの位置決めも、こりゃ楽じゃ。

着色は簡単ですから、お客様に見せるときは重宝しそう。私は、そんなにまめじゃないけど。それに、ちょっと安っぽいか?

パソコンはオタクのものだったのが、安くなったし、使い勝手も良くなり、だんだん元を取れるようになってきました。それでも出来ればやりたくないが。

*Vistaは悪評が高かったけど、私のような素人には使いやすかったです。今の機械なら遅くもありません。Officeも使いやすいと感じました。