休みの日に、自転車で遠乗りにでかけた。帰り道は砂利の下りが長々と続く。ブレーキをかけながらドンドン下る。
河の袂に橋があったが、渡らずに河沿いの小道を走り、河原に降りる。やや増水していて、車輪が水につかる。流れは緩やかで危険はない。
水は澄んでいて、とうとう首までつかるが、自転車は何とか進んでゆく。さすが夢だ。ついに全身水没して進む。水中のコンクリートの小さな橋を渡ると道は右回りに上昇してゆく。途中、水没した自動車が2台あってテールランプが点いている。粋なはからいだ。
ペダルをこぐと、やっと地上に出る。しばらくすると、子供が三人ほど寄ってくる。一人は坊主頭だ。
よく見ると前は料理屋である。黄色い暖簾に“ことぶき”と書いてある。女将と話をするが、ちょっ出水があったそう。
そういや昔、親父とうなぎを食いに来たっけ。
「今日は、それでも40人くらいのお客(宴会)があるんですよ。」 舟に乗ってくるんかいな。
わたしは、土間の所で、おでんと酒をもらう。
ちょっと歴史小説の読みすぎでこんな夢を見るんか知らん。