うちの両親は数年前から携帯電話を持っているのだが、テレビの上の棚に、2台並べたまま置いてある。余程の旅行でもない限り、置いてある。
そこで、私が個展で県外に出かけたり、会場に詰めなければいけないときに、借りるのだが、今年、四月の湘南の個展では貸せないと言う。二人でメールの講習会に通っており、必要だそうな。
私は通常、家で仕事をしているので、携帯の必要は全くない。数年前にも付き合いで、半年使ったが、止めてしまった。ただ今回、遠くに行くので、ソフトバンクの980円携帯を使ってみることにした。
やはり、殆ど使わないが、今月の請求が3000円を超えていた。なんじゃこりゃ~!!通話料は280円だが、’何とかパック’とか一杯付いている。すぐ、近くの店に行ってみる。
いろいろのサービスとか保証が3ヶ月は無料で付いてくるが、その後は有料になるとのこと。買った店では、そのような説明は一切なかった。だいたい、980円が売りの携帯に何でそんなサービスが付いてくるのか。
また、数少ない直営店でないと、そのサービスを削除することは出来ないという。パソコンの端末があれば済むことですよ。孫の商法見たりと思いました。まあ、怪しげな世界だとは思っていましたが。どこも(ひょっとしてDOCOMO)似たような世界でしょうが。
私の友人も、携帯を替えた際、料金システムが変わったと説明を受けたものの、いつものように、携帯をパソコンに接続して使っていると、前月の20倍もの請求が来たという。20万近く。払う金がない、ともがっていると、収集屋のような、人が登場して・・・・・・・「なんか、本当にチンピラの世界だった」とは、友人の弁。
保険会社の契約書なんかも、ドストエススキー並みの長文の、一箇所を指して、「ほらここに書いてありますやんか~」なんてもんでしょう。虫眼鏡もいるし。
う~。いやな世の中でですね。
まあ、怪しげな医療保険や、国債買う人もいるし。いろいろですが。
新聞に載ってましたが、今の中高生は喫煙の現場を押さえられても、踏みつけておいて「吸ってない」だそうです。でも、それをもっと前から、堂々とやっているのが政治家ですので、無理もないか。
ところで、その後、うちの両親がメールを打つのも、携帯を使うのも見たことがない。しかし、飲み屋なんかで、若者並に携帯を使う熟年よりはずっと好きである。