先日の日曜日、波もなく、することもないので貝獲りに出掛けた。海にも行かず、家で、グズグズ仕事なんかしていると結局、1週間能率があがらないのだ。
貝獲りといってもアサリではなく、ウエットスーツを着て、サザエなどを獲るのだ。
海に着くと、波乗りには小さいものの、そこはやっぱり太平洋、波はあります。
車で着替えをして、海岸まで降りると、手袋を忘れていることに気付く。素潜りとはいえ、そこそこ重装備で、しんどいので、諦める。
釣り客のいないところで、ポイントを定めて足ヒレを履いていると、ゴムのストラップが切れる。もう片方も切れる。前回切れてから、5年も交換していないからな~。足ヒレなくても、なんとかなるやろ。
海中はウニにだらけ、しかも、一波来れば体は5メートルも流される。サザエはいましたが、知ってか知らずか、ちゃんとウニの間にいて、こっちは素手なもんですから、丁度、猫がマリをいじっているみたいにしていると、ザーッと流されるんですわ。
ウニは、針みたいには刺さりませんが、こんなとき、慌てて、サッと岩に手をついたときなんか、グッスリいきます。ウニの針には、返しが付いてますし、すぐ折れますので、切るか、膿むまで出てきません。流されたらなすがままになって下さい。
そんでも、ずいぶん獲って、後はニナ貝を狙った。場所と潮によっては潜らなくても獲れるのですが・・・・こっちの方が仲間内では人気があるんです。
その夜、塩茹でと壷焼きで、一杯やったのはいうまでもありませんが、注文の多い酒飲み達は、「妙に甘みが足りんにゃ~」とのこと・・・・・・「確かに」
インターネットで調べてみるに、サザエの旬は春から初夏、ニナは夏との事。ウ~ン。なるほど。ちなみに、高知の海岸に生息するカキも夏ガキで、冬獲ると身がチッチャイです。
磯も、幾分痩せてたような気がする。テレビで、秋や冬に、サザエやアワビを、「旨め~!」とやっているのは間違いのようです。