本日は、久々に原木市場に丸太を買いに出かけた。
本当ならば、何度か下見をして作戦を立てておかないとと失敗するのだが、今回は、情報も入っているし、ちょっとだけしか買わないので、今朝出かけた。
丸太を買えるようになるには、最低5年はかかるだろう。いや10年か?私も駆け出しの頃は、買う金がなくても、顔だけでも覚えてもらうために、必ず市の立つ日には出かけたものだ。いろいろの駆け引きがあるので、木を知ることは勿論だが、人も知らなくてはならない。
旗を持っているのが売り子で、客を笑わせながら、時に脅迫しながら売っていく。ユーモアのセンスと、場を読む力がなければ務まらない。雑木は若手が担当し、高額商品は熟練者の出番だ。行司みたいなもん?
市場の事を話せば、本一冊軽く出来てしまうだろう。
今日は、ホウを1本のみの予定だったが、病気が出て、栗も買ってしまった。丸太買いは、デパートの買い物とは違います。商品を小脇に挟んでルンルンで家路を急ぐわけにいかない。
輸送代など大したことはないが、製材での賃挽料がかかります。勿論これには立ち会わなくてはならないし、(それが楽しいのですが)持って帰れば、乾燥の為の桟積みの重労働が待っている。大きな盤だとユニックや人手が必要だ。後々、ず~っと手間がかかるんです。
そんだもんで、ウ~ンと高い木を買っておいたほうが、手間は同じなんで得なんです。昨年ルーターマシンを買わなかったら・・・・・・・・・いや朝日クラフト展でグランプリ獲っていたら、絶対・・・・・・・手前の兄さんが座っているケヤキを買っていたのにな~。
以前は、ケヤキのいいものは千万単位だったのですが最近は安くなっています。
コメント
おおお~丸太買い!
いいですねえ、すごいですねえ!
僕はまだ丸太買いは一度しかしたことがありません。
その時も友達と共同でタモの丸太を1本買っただけです。
手前の兄さんが座っているのはケヤキですか。
立派なケヤキですね。
僕もお金さえあったら欲しいです。
手前のケヤキ、直径76cmで、4,2m偏芯もなく、目込みで手堅い一品です。家具屋にとっても使いやすいサイズ。以前なら300万はしたでしょう。このところ、建築材に使われなくなって、グーンとリーズナブルです。
ケヤキはヒノキと同じで、まるった使えるので、意外に狙い目かも。
大径のケヤキを掟破りの柾引きで使うのもやってみたい!!