以前にも書いたと思いますが、失敗したところを、キズが取れるまで削ってゆくと、全体のバランスが悪くなり、ドツボにはまります。無視して進めると、最後には殆ど気にならなくなります。
どうしても目立つ場合は、丸刀でさらって、そこに別でさらった木片を張り付けるといいです・・・・・俺はそんな面倒なことしたことないですけど。お客さんに「これが手作りの味なんです!」と言う方が楽です。別に不誠実じゃなくて、ホゾの精度とか、他に手間をかけるべき重要なポイントがありますから。また、あんまりチマチマやっていと品物も委縮した印象になってしまいます。勢いも大事です。(ものは言い様ですね)
今回、逆目がきつく、鉋を使わずに、ディスクグラインダーに積層ペーパーをつけて最初の削りをしました。こっちの方が楽みたい。
ただし、粉塵がすごいので、集塵機を回しました。とてもいいようです。ダンボールなどで覆いをすると、もっと効果が上がると思います。穴の沢山開いた、集塵テーブルを作ればいいんでしょうが、そこまでは中々・・・・・いや、リフターテーブルだと高さが変えられるし、簡単に出来そう・・・・今度やってみるか。
栗の板目は、冬目と春目の堅さが違いすぎて、ペーパをかけるだけでボコボコになってしまい厄介です。座刳りには樹種を問わず素直な、目の込んだ柾板が一番です。