先日の「古仏との対話」展で、話題になった大日如来像のことが朝日新聞高知版で取り上げられていた。
紙面にあるように、須崎市の小さなお堂に祭られていたのだが、運慶の息子の湛慶の工房作と確認され、今後防犯面でどうするか、問題になっている。
先にザザビーズで落札された運慶の大日如来が13億というから(今だったら、グッとリーズナブルと思いますが)こちらはちょっと小さいが、1億位はするんじゃないか?俺も欲しいぜ。
この、ちょっと小さいところも、コレクターにはたまらんでしょうな~。しかし、こんな像を私物化するような、了見の狭い人間のところに連れて行かれたら、如来様も可哀そうでしょうな~。
私は、こうなることはわかっていたが、展示会が悪いというのではなく、人の世は面白いな~と。「無名のままが良かった」という地元の人もいるそうだが、これだけの品物はすぐ目を付けられます。今回、評価されて事前に対策がとられる方がいいです。
大分レベルは落ちますが、私の造像もお大師様が出来、最後の如来様にかかっています。
写真の像は、どうも気に入らないところが出てきて、新たに作り直しています。まあ、そんなに悪くはないのでとっときます。
本日、施主様がみえられて、気に入って頂けたので、一安心。
明日は、乗っかる、蓮華座を作ります。これも大変。それから銀版で装飾をしてやっと完成です。