今日は、久々に仁井田の丸太の市場に出かけた。もう、材料は焼くほどあるし、金もないので、どちらかというと、忘れられないように顔見せです。
ホントに買うのであれば、何回も下見をして、作戦を練る必要があります。
木材をいかだや船で運んだ名残で、大きな市場は大抵、海沿いにある。
海はやっぱりいいな~。手前の大きな船は何を運ぶんだろう。パナマ船籍でバリ・ハイと書いてある。
いざというときは、これに乗り込むんですな。グリコのオマケみたいですがちょっと欲しいような気もします。
売れないから、いい木を山から切り出さないし。
これは、有名な柳瀬杉です。杉の丸太の売買もなかなか奥深いものがあります。
クラシック音楽は「バッハに始まり、バッハに終わる」なんて言いますが、建築材は「杉に始まり、杉に終わる」そうです。
”ドライログ”とは、旬のいい時に切り倒し、枝を付けたまま放置して乾燥させたものをいいます。昔は当たり前にやっていたことでしょうが。
当然、あと後、虫も入りにくく、いいことずくめです。
昔は豪華な幕の内弁当でしたが、最近はちょっとショボイです。
もっと昔は、皿鉢料理に酒も付いたそうです。旦那衆の商売だったんですな。
コメント
私は家具作りの前は工務店で5年ほど大工をしていたのですが、わりあい坪単価が高めの注文住宅専門の工務店でした。そこでもたしかにいちばん「高級」なのは総ヒノキ作りとかではなく、上等なスギをふんだんに用いた建物でしたね。スギは赤味と白太がはっきりしていて、木目の硬軟の差が大きいので、材の選択・配置や加工は神経を使いますが、そうやってできた建物はやはり抜群です。それに比べるとヒノキやヒバなどは表情がのっぺりしていてつまらなかったです。[E:snow]
こちらには材木関係で仁井田ゆう名字があるよ〜
(幼なじみ)
大江さん、新築の現場で杉を使った造作を見られたのは羨ましいです。
こちらには、”土佐派の家”という建築集団があって、安い杉を積極的に使っていこう考えがあるみたいですが、経験上、構造材に杉はどうかしらという気もします。今度の大地震で結果が出るでしょうけど。
また、節のある杉を天井や壁にべたべた使う人もいて、基本的にセンスがないというか、モノを知らんというか。
高知でも、昔は普請道楽の家は、上等な家の坪単価と同じ坪単価の”天井材”を使っていました。ひぃ~!!
まあ、毎晩、お大尽が天井見て満足して眠るのでしたら元が取れるかもしれません。
ベアちゃん、仁井田と木材に因果関係はないと思います。ありそうな気もするけど。
ちなみに、私も”討ち入り”とは全く関係ありません。どこの馬の骨かわからない吉良です。