今日は、スプーンを塗っている最中に、友人の石彫家が訪ねてきて塗りながら話をし、終って飯を食い、それからまた、話し込んで仕事がいまいち進まなかった。お互い、孤独な稼業なので、たまに会うと話は尽きない。
一点の金額が、数千万からの人の話は羨ましくもあるが、スプーン塗ってるのまんざら捨てたもんじゃない気もする。聞けば、モニュメント等の受注はビジネスというか、政治力というか、いろいろ私など及びもつかないことがあるみたいですね。運搬の特殊車両代も1日100万円とかで、スケールが違います。
2年前までは、市町村合併とかで、予算上使い切らなくてはならない金が一杯あって、バカみたいに仕事が来たそうです。でも、今は全然ないとか。この人なんかは、お利口なんで、とっくに見越して、新たなビジネスの種をまいており、悠々自適です。
こうやって片方ずつ塗っていきます。自己流のやり方です。輪島屋なんかは、柄を長く作っておいて一気に塗り、後でポキット折って、お尻を仕上げるようです。
一日、一回しか塗れないので、午後は別の仕事をします。
あんまり、根を詰めるのも良くないので、昨日は久々に裏山にモモと上がっていました。
モモも14歳でだんだんUPに耐えられなくなってきています。でも、可愛いのは同じです。