どうも食いもんの話がつづいてすいません。考えてみるに、田舎は(刺激がないというよりも)ゆったりしてるし、若い娘もいないし、興味がどうしても、そちらのほうにいくのかもしれません。
2週間ほど前の話になりますが、秋の個展のために愛媛県の宇和島に打ち合わせに行った夜、地元の有志に歓待して頂いた。
当初、自宅で”手打ち蕎麦”を御馳走になるということでした。蕎麦は大好きなんですが、内心はがっかりしていました。やっぱり宇和島に来たからには「居酒屋で三崎のアジが食いたい」と思っていたのでした。三崎のアジは九州側に水揚げされれば“関アジ”と呼ばれます。
ところが実際は海の幸を中心とした奥様による懐石料理で、それからご主人による蕎麦のフルコースが始まるのでした・・・・・・・・殺す気か! いや~旨かったな。今度は是非別々の日にやってほしいです。そんなんで流石に酒はたいして飲めませんでした。宇和島の人は意外にノリがいいです。
で、帰りしなに朝だけやってるおいしい「うどん屋」をすすめられました。5時から始まり9時までには閉店だそう。早速行ってみました。
「やまこ」です。暖簾すらない。手前に積んであるのはおくどに使う薪でしょう。
絶え間なくお客さんがぞろぞろ入ってきます。セルフの店ですが初めてであることを告げると、作ってくれます。
麺はシコシコした手打ちじゃなく、懐かしい食感。ツユは絶品の上、宇和島名物ジャコ天も入ってます。私はかき揚げをのっけて¥350だ。う~ん・・・・・・朝から幸せ。
店の雰囲気、お姉ちゃんの接客、全部OK牧場!やっぱり、食いもんは侮れません。おそらく秋の個展期間中は毎日お世話になることでしょう。
うどんや店内の写真撮影は・・・・・・できず。初めてだし、居酒屋と違って皆、シラフだし。なんでもバシバシ撮るのはスマートじゃないしね。