バイオリンチェアー出来上がりました。
拭き漆、6回塗りの所、5回でめげてしまいました。どうしても、6回がいいというお客様は漆をあげますから自分で塗って下さい。
椅子の場合、拭き残しが多いから、5回でもいいのだ。
拭き漆の工程は、車にワックスをかけるのと同じで、薄くのばして、拭き取るのです。非常に簡単なことです。さほど、巧い下手もありません。
にもかかわらず、飽きっぽい私が続けられるのは、段々製品がいい感じに上がってくるからでしょう。それと、まんべんなく塗り、拭き残しがないよう、またスピーディに段取り良く作業するには、常に集中し、脳を働かせなければなりません。飽きる暇がないのです。
しかし今回、妙な形状の椅子5脚は大変でした。平面の部分が殆どないのでヘラも使えなかったし。
ところで、新たな裏技を開発しました。椅子や大物家具を塗っていると、どうしても袖がめくれて、柔らかい手首の内側がかぶれてしまうんです。
そこで、ファッションセンター・シマムラで腕貫を買ってこようかと考えたんですが、ガムテープを巻く事で解決しました。こんな簡単なことに、なぜ気が付かなかったのか?!
このニトリル使い捨て手袋は3脚目で破れてしまうので、2脚塗ったら交換して、一息入れます。