2010年08月09日一覧

木型屋訪問

試作品製作のため、厚さ40センチの材を曲線挽きしなければなりません。ウチのリョービのバンドソーでは、30センチが限界です。

出入りの機械屋に、どこか心安く、機械を使わせてくれるところを探してもらいました。

挽き割高さ40センチの機械はあまりなく、製材所のバンドソーは直線専用です。でも、僅かに曲げることが出来れば、製材も面白くなると思います。

そこで、やっと見つかったのが、造船専門の木型屋さんでした。

Dsc_006864

これは、スクリューが取り付く部分です。手前が船体側で、反対側は特殊な形状で企業秘密だそうです。ヨットのキールみたいですね。

リブにべニアをバイアスに貼り付けています。ほんで、微妙な部分はスチロールです。

実は、私もFRPでオブジェを作っていた時があり、殆ど同じ工程で懐かしく思いました。造船の場合は、砂型でメスを作り、鋳込みます。

肝心のバンドソーですが、刃が薄板用の軟弱なものしかなく、私が刃を発注して、再度挑戦することにしました。

ウチのリョービのバンドソーに幅25ミリの刃を付けて、厚さ30センチの曲線挽きをやってみましたが、矢張り、幅75ミリのステライト刃に比べると頼りなく、気色悪いです。

まあ、バンドソーは比較的安全な機械なので、切れても大丈夫だと思います。寿命は3日ぐらい縮むと思います。