感性と想像力

今日も「高知新聞」の記事から。

大地震と原発被災のニュースが流れた翌日、実は自衛隊と在日米軍から福島原発について、「出来ることは何でも協力する」と官邸に申し出があった。

ところが、官邸側は「まずは、警察と消防で対応する」と断っている。防衛省関係者は「米軍の協力を仰ぐことへの野党の批判を恐れたのか」といぶかっているという。

この記事の見出しは『首相楽観』だ。

私のようなシロートでも、ことの重大さを直観したのに、総理大臣が大ボケかまして、どうすんじゃい!

感性と想像力のない人達が舵取りをしている現状。原発事故の発生も人災なら、被害の拡大も人災なのかもしれません。

もう一つ、欧米の新聞は相当過激に原発事故を取り上げているようです。

米CNNは連日「最悪のシナリオ」について解説。一方で「最良のシナリオ」も説明しているそうです。「最悪でもこうなのか」と判断材料が増えたと、好評のようです。

私たちもそれを望んでいるのではないでしょうか。

また、日本のマスコミに対し「パニックを防ごうとするのは分かるが、専門家の楽観的な見通しが次々に裏切られ疑心暗鬼になった」と伝えています。

矢張り、海洋汚染も進んでいるようですね。漁師はどうすんかいな。

コメント

  1. べあ より:

    全くだね
    今のいい加減な報道内容では疑心暗鬼になっても仕方ない
    放水によって冷却水や核廃棄物プールの水が垂れ流されている原発周辺の海水も「直ちに健康被害はない」って言ってたがこれはちょっと。

  2. キラ より:

    結局、原子力の専門家は、原発が縮小方向に向かえば、おまんまの食い上げになるから、適当にお茶を濁しているのでしょう。

    気仙沼の牡蠣なんか、相当後まで打撃を受けるな。漁師は大変じゃ。沖合に出て、かろうじて船を守った漁師も漁場がないじゃ~、やりきれんな。