フットサーファーの怪談

この話を聞いてから、もう10年以上の月日が経ちました。

Kちゃんは、その日も配達で軽トラを走らせていました。当時、私もよく波乗りをしていた、T海岸にさしかかった時、ジャンクで大波のコンディションにもかかわらず、上手なサーファーが綺麗なマニューバーを描いていたそうです。Kちゃん自身は波乗りをしませんが、兄弟は皆サーファーです。

車を止めて、しばらく見とれていたのですが、恐ろしいことに気が付きました。
その、足元に本来あるべきはずの、サーフボードがなかったのです。
サーファーは素足で大波を乗りこなしていたのでした。
Kちゃんは慌てて、車を発進させました。

後で、一部始終を聞いたローカル達は全員総毛立ち、Tポイントに入るどころか、その海岸線に近付かない人もいたそうです。Kちゃんは、絶対に口から出まかせを言うような人ではないですから。

実は、私がこの話を聞いたのは大分後になってからで、当時、良くTポイントに入っていました。道理で、ローカルがいなかったはずです。

コメント

  1. べあ より:

    わーー こえっ
    見える人には見えるんですねー
    その手の話はいろいろ聞きますが
    直接聞くと 迫力有るねー[E:coldsweats02]

  2. キラ より:

    私の友達も浜で服のないオネーちゃんを見たそうですが、AVの撮影だったようです。

    怖いですね。恐ろしくて、もっと近くで見たくなりますね。

  3. asa より:

    同海岸で私も見ました。’90年代のある夏の暑い日でした。インサイドまでライディングしてきてこちらを見て「にやり」と笑った時にキラっと口元が輝いたことを覚えています。勿論板はありませんでした…

  4. キラ より:

    ギョ!asa ちゃんも見たのか。それは、ローカルも知ってるの?今度、海で詳しく聞かせてくれ。[E:coldsweats02]

  5. asa より:

    当時、IちゃんやYちゃん、Sクンに「フットサーファーの怪談」を聴きました。そして「私も見た…」と言うと、彼らは信じてくれた…ちなみに私に霊感はありません。

  6. キラ より:

    そうなんや、でも今は幽霊より放射能が怖いですね。目に見えんし。[E:shock]