高知はこのところ夕方になると夕立があり、蒸せます。梅雨入りしたみたいです。
それでも季節は巡ります。
昨夜、蛍光灯に魅かれてか、お客さんが。
ツクツクボウシです。法師とも書く。
原色日本昆虫図鑑によると、日本に広く分布していて、最盛期は8月中旬から9月上旬だそうです。
今日も仁淀川でトレーニングをしました。
今年も、“しもなのアートキャンプ”が週末から始まります。
仕事の合間に仕込みをしていました。
私の今年のお題は「竹ヒゴで灯篭を作ろう!」です。試しに自分で試作品を作りました。こりゃ、落第点じゃ!
でも、まあ、なんとかやれそうです。
写真のように、ヒゴまかせで成り行きで作るより、最初にスケッチを描かせて完成させるのがいいと思いますが・・・・・・難しいかな?
たった2時間半の授業ですが、プランを考えたり、材料の用意、試作とか、仕込みは何事も手間がかかります。
少し涼しくなりましたが、6時半には暗くなるので悲しくなってしまいますね。
私が使っている包丁です。殆どこれで済まします。刃渡り15センチ足らずと小振りです。
20年ほど前に、高知県梼原町の野鍛治から買い求めたもの。左利き用の片刃です。
野鍛治は刀鍛冶に比べると大層地味ですが、折れず曲がらず、その土地の土に合わせた鍬や鋤を作るのは実は大変な技術です。しかもお代はしれています。
今はそのような農具を使うことも少なく、工場で作った量産品を買い求める場合が多いそうです。ほんで仕事もめっきり減り、包丁やナイフも作っているそうです。
日本刀と同じ作り方で、折り返し鍛錬による縞模様が確認出来ます。
あまりに切れ味鋭く、刃先は丸刃に研いで使っています。
左利き用なので、我家の出張料理人には不評です。
*折り返し鍛錬の模様を派手に出したダマスカス鋼のナイフが売られていますが、実は切れないことも多く、猟師仲間では“ダマサレルカス”と呼ばれています。
祖父の代からの物。上はお蚕さんの餌、桑の葉を刻むのだそうです。野菜にボッチリ。
どれも切れ味は鋭いです。
まあ、ステンレスでも包丁は研げば切れます。
今日は遊び過ぎで、体が超しんどかったです。
デラックスタイプのダイニングテーブルを製作中です。
STの板厚28㎜に対して、40㎜となっています。ゴツイので、オーダーは幅2000㎜~。私はSTが好みですけど。
柾目で大人しい板なのですが、念のため(実際は、怠けていただけ。)1週間ほどシーズニングしていたら、5枚のうち1枚が僅かに反りました。
うーん、木工はやっぱり急いじゃいかんですね。
この異常に黄色い材はキハダでしょうか?
もう10年以上前に仕入れたんですが、一皮むけばまだ黄色い。やがて茶褐色に変わりますが、10年かかります。
金運を呼ぶ姿見でも作ろうかと考えています。
モモは騒音渦巻く工房で、ひたすらお出かけを待っています。
先週は休まず仕事をしていたので、もう全然やる気がなくなって土曜の午後から入野松原へ。
天気は降ったり止んだり。波はジャンキーでパドボーはキツかったです。
夜は一人で中村に飲みに行く予定でしたが「8の字」に誘われる。
私は皆とワイワイやるのも好きですけど、一人で出掛けるのも大好きなのです。今週は加田のキャンプも予定が狂い大人数となり、孤独度が低下しました。
来週こそは、新しい酒場探訪に出掛けよう。
夜は流石に寝苦しくもなく、快適になりましたね。
早朝からポイントは混雑。波は全然良くないのにね。
還暦のSちゃん登場。自転車30分漕いで。
「そこまで鍛えてどうすんの!?」
「ガソリン代がない。」
ずっと、降ったり、止んだり、豪雨でした。
午後から漁港で釣り。メタボ・サーファーK。
丁度、漁港のお祭りでした。先頭は神輿を載せて。
よく遊んだな。これで今週は仕事が進むというもんです。
でも、明日はしんどそう。今日もスズキと鰹で宴会だし。
政治家はクラス替えと学級委員の選出をしていますね。最近は、おとなしい評論家でさえ、「あいつらに給料払う理由がない。」って言ってます。
まあ、中小企業でも課長止まりの人材ですから無理もないです。何やっていいか分からないから、流されるままです。
今日は、似たような話です。
当工房は、滅多にお客さんが来ませんが、万が一来た場合、殆ど高額商品を買っていかれる大変効率の良い商売をしています。
それでも、年に一度位の割合で困った事例が発生します。
先月のこと東京からメールで、背もたれのない小さなベンチの問い合わせがありました。このお客さん、レスポンスが悪く5日も経ってから返事が来るのです。そりゃもう、忘れてるわな。
それでも、メールやら写真やら3往復もしましたが、どうも話がまとまらない気はしていました。でも、そこそこ煮詰まったし、小さなベンチに時間もかけられないので、ほぼサイズが決まった時点で、「口座に料金を振り込んで頂ければ一月以内に製作し送ります。」とメールをしました。
そしたら、「夫が当初からベンチは必要ないと言っていて、注文出来ないんです!どうしたらいいでしょう?」だって・・・・・・・・・死んでくれ!それしか考え付かない。
こういう人を相手にした場合、泣き寝入りしかないです、腹立つけど。
ちょっと有難い話もないと、救われませんね。
私はオガ屑がたまると、近所の資産家の庭にある果樹園に捨てに行くのですが、お礼に放し飼いの鶏の卵やら野菜を貰っています。
たまにお茶に呼ばれることもあって、お茶菓子に驚かされます。ミカンの砂糖菓子をチョコで包んであるのなんか、初めて食べたな。
ほんで、ここ2回ほど何にも貰ってないな~、と思っていたら 「あんたも、暑いのによく頑張るね~。お小遣い上げるわ。」と小さな封筒をくれました。「有難うございまーす!」って素直に頂いて、帰って開けてみたら一万円も入っちょった。
持つべきものは金持ちのお客様です。それ以外にない!
蒸せます。いつまでこんな天気が続くのかな。
和紙張り箪笥、一応完成しています。
デカ過ぎて上手く撮影出来ません。工房の蛍光灯の下ではパッとしなかったけど、自然光で見るとカッコいい。(クリックで拡大)
本当は内部や裏側も和紙張りにしたかったけど、矢折れ、力尽きました。
勿論、別途料金で加工致します。
お茶をする人は“ひさご”ですねと言うんでしょうが、そうではなく、ドットが融合する状態です。
草間彌生を意識したデザインです・・・・・・それにしては数が少ないが。
なんとはなしに和紙の質感が分かってもらえるでしょうか?
千年和紙と呼ばれる丈夫なものですが、どうしても毛羽立ちます。
ニカワを溶いて、日本画用のドーサ液を作って塗るか、糊を塗るだけでいいのかよくわかりません。
上質の手漉き和紙ですから、カキ渋で固めるようなことはしません。
日曜日は朝起きると妙にしんどく、波が期待出来なかったせいもあり、久々に波乗りをサボりました。いけないことです。
ほんで、仕事をしていました。最悪!
取っ手の部分のリングを作ります。以前は叩いて曲げていましたが、今回は頭を使うことにしました。
少しずつ赤めてパイプに巻いてゆきます。
上出来。
切り取れば完成です。
銀ロウ溶接には一番小さな火口を使います。
今回、赤める直前にロウを流し込むのがコツと分かりました。
こんな感じに出来上がりです。リングは簡単に出来てしまったため、ノッペリしています。少し槌で叩いて表情を出すべきでした。
実はもう李朝箪笥、取り付けも終わって完成しているのですが、どうもパッとしません。
長いこと使えば良くなると思うのですが、サラの状態ではどうも殺風景です。和紙の表面に処理をするか考え中です。