龍馬暗殺

先NHKの歴史番組で坂本龍馬をやっていた。私は途中から見たのですが最後はやっぱり最期の話題です。(私は特に幕末に詳しい訳ではありません。)

最近の奇抜な説には、武闘派の中岡慎太郎との確執から相討ちとなったというのもありますが、ちょっと信じ難いです。

通説は幕府方の刺客によるものです。司馬遼太郎の「龍馬がゆく」でもそうなっています。ほんで西郷さんは「あの男を死なせたらいかん。」とか言ったとか書いていましたね。

しかし、一番ストンと腑に落ちるのは、また道理で言えば、暗殺は西郷さんの命によるものだったという説です。西郷さんは私心のない人でしたが、人が死んで死んで、多くの屍の上に新しい時代が訪れるという考え方をしていましたから。平和裏にことを進める龍馬は邪魔だったのでしょう。まあ、会ったことはないですけど。

戦に自決、暗殺、粛清と命が軽かった時代、龍馬だけが「死んでどうすんじゃい!」という特異な考え方でした。

歴史に「もしも」はありませんが、もし龍馬が生きて、本当に「世界の海援隊」を作っていたら今の日本は相当変わっていたと思います。

DNAは受け継がれ。外交下手とか島国根性とか言う日本人ではなかったかもしれません。大戦を回避できたかもしれないし、特攻なんて馬鹿げたこともしなかったでしょう。

島国でありながらグローバルな一目置かれる国家になっていたかもしれません。

維新で一級の人材は全て死に絶え、B級、C級でもなんとかやってこれました。それでも今の政治家からすれば神様ですね。

アベちゃんは外遊。お腹が痛くなるから現実はみたくないのでしょう。