本川神楽は早々にUPの予定でしたが、何しろ内容が濃いので困っていました。
十数年前、神楽に凝っており高知県内はもとより、他県の神楽も見ていました。別に学者ではないので神楽の由来等は分かりません。ただ、張子の竜やドライアイスによる演出まである出雲系の神楽とは違い、地元旧本川村の神楽は原始の趣があり、一番魅力があります。
本川神楽は時々、地元のイベントなどでも披露されますが、矢張り本来の場所でやるから意味があるのです。晩秋、山深い神社で奉納される夜神楽は格別の趣があります。
以前は、2週間にわたり10ヶ所ぐらいで奉納されていましたが、今年は3ヶ所でした。なかなか、後継者の確保も大変なようです。
趣味のブログなので簡単に説明します。
まずは結界作りから始まります。
「座固め」での舞手はなんと女性。以前では考えられなかったことですが、過疎高齢化が進んでいる山村ではしょうがないこと。学校で教えているらしいです。違和感は格別ありません。
実は音楽が素晴らしいのですが、UチューブでのUPはまだ先になりそうです。
刃をひいてない刀2本を扱うのは恐ろしいですね。子供も間近で見ているし。
地元の方は暖をとりながらマッタリ?殆ど観光客はいません。
これは「山王の舞い」か?詳しくなくてスミマセン。
この面は怖いけどキュートでもあります。
離れでは中休みの接待の準備が。
このようなコミカルな掛け合いもあります。アドリブ、ジョークのセンスも必要。ちょっと酒が入っていた方が面白いかな。
これは遠心力で両手の盆を落とさないようにアクロバティックな動きをします。たまの失敗も見どころです。後で話を伺ったらこの失敗を大変恥じておられました。
後ろのお爺様も昔は舞っていましたが、今は総監督のようです。
さらに真剣での舞い。試し切りされた葉っぱが散らばっています。
越裏門白髪神社の舞台はことさら狭く、相当なテクニックです。
重要な演目の舞手は10年前と変っていませんでした。
最後は結界を瞬時に引きちぎって終了します。この頃になると日付が変わっていて、深々と冷え込みます。
衰退したと思っていた本川神楽、むしろパワーアップしていた。来年も出掛けるでしょう。
コメント
いやーおもしろい。
朽ち果てて無くなる寸前の姿が一番奥ゆかしく、おもしろいです。