本日は晴れ。外気温手元の温度計で36℃。
本日のブログは漆を扱う人以外には分かりません。
スプーンの木地固め中です。
昨日あたり、非常に蒸せましたので逆に乾きが悪いです。エアコンの効いた作業場で急速に乾きます。
今回、一回目の捨て漆の前に、水拭きして再研磨したものと、研磨なし・ぶっつけ本番、を比べてみましたが、大差ないですね。元々がいい加減だからか?
更に、1度目も、2度目の捨て漆後も研磨せず刷毛塗に移る実験をしてみました。
なるだけ工程を省きたいから。
微細な毛羽立ちや逆目がに漆が詰まって僅かな層が出来ているため、勿体ないとも考えました。
結果はやっぱり良くない。理由はいろいろある。そこは内緒です。
ほどほどに研磨した。
宮様に献上するわけではないのです。効率よくほどほどに仕上げるのがプロというものです。でないと150本いつまでたっても終わりません。
それに、塗膜層を十分に残しつつ次の行程に移るのが漆塗りです。
流石にスプーンの制作も5回目ですから学習しつつあります。
横着して半パンでやっていたら、原液の飛び散った場所は赤くなり痒いこと、痒いこと。
こういうのは学習せんのやね。