2022年12月一覧

7年ぶり

終日冷たい雨。

ニースからパッシャーさんが再訪。一緒に天狗塚に登ったのは4.5年前と思っていたが山猫通信をググってみると丁度7年経っていた。

その時の写真をUSBに入れてテレビでスライドショー。便利な世の中になりました。

昨夜は静かに登山メンバーと会食。

作って頂いたトルコ系の料理。絶品で異国の味がした。

英語で話してくれますが・・・・・・私はもう単語が出て来ない!

77歳になったパッシャーさんですが、相変わらずパワフル。ただプロントンの自転車は同型の電動アシストになっていました。


今季初。

今朝は零度台でした。日中も寒い。

4月に登ったのが最後の裏山登山。道は荒れていた。猪と雨によるところが大きいと思う。

竹林地帯はさながら障害物競争。ユキ蔵有利。

天気はよろしかった。

いつもより海の水が多いように感じた。

土佐矢筈山で懲りたので、久々にストックを使ったが矢張り楽であった。しんどくても体を動かすと気分が良い。


カエデのスプーン

今朝は10℃くらいと寒くはなかったが、夕方には冷え込んできた。

仕事も一段落したので部屋の片づけをしてのんびりしようと思っていたのだが、スプーンの制作に取り掛かる。

何て働き者なんだろう!他にすることがないし。

本来ならば塗りのスプーンを作るべきなんでしょうが、インパクトのある木地を使って拭き漆の方が勝負が早いとの商売上の判断です。塗りは塗師屋に任せればよい。

塗りのスプーンならば木地はホウでも良いし、仕上げは多少荒くても良いのです。拭き漆の場合はきっちり磨かなくてはならないという手間はあります。でも拭き漆の塗りは刷毛塗に比べると圧倒的に簡単です。

いや、塗る事だけならそうでもないのですが、塗り漆は色漆を練って練って製作して、刷毛の準備をして・・・・・終わったら刷毛を入念に洗浄して油を染み込ませ保管・・・・・また使う時はその油をすっかり落として・・・・・・余った漆はラップして乾かないように保管する・・・・・・専業でないとやってられんのどすえ~。朝、準備をして1日塗りの仕事をして、夕方道具を手入れしてしまう・・・・でないと元が取れません。

*そんなに頭を使わなくて良いスプーンの制作は脳を休ませるのにも良い。木工は本来そういう仕事なんですけど。


バンダジの制作 11

寒いのに波乗りのやりすぎで本日もしんどかった。

裏板はケンドンで入っています。中板にネジ止めして完成です。

そして今日は写真撮りしてサイトにUPしていました。

中々カッチョイイです!このような栓の杢板はもうないので早い者勝ちですよ!!と言っても売れないでしょうけど。

ついでに栗丸膳の撮影も。

「アダムスキー型丸膳」と命名した方が良かったかも。


やっぱり寒くはある。

仕事も一段落したので土曜の午後から入野松原へ。

まあ、遊べる位のサイズはあった。

陸上部が砂浜トレーニングをしていた。

今夜こそは「大漁寿司」と思っていたのだが、スーパーでユキちゃんの食料を買ったらついつい自分の分まで買ってしまった。

そして朝~!

水平線が2本見えた。

珍しい現象。

6:30日の出。

サイズは上がってセットで胸くらいあった。

折れ方も昨日よりは良い。

7:00には月も輝きを失っていた。

ロングとSUPで2ラウンドやる。というかSUPで腰のリセット。

T-reefの板が増えた。

ドローンがご帰還。

着陸!賢い子じゃな。

ちなみに軒をくぐって、屋根の下に着陸するのは自動で出来ないので最後は手動です。

昼前になっていたので「北山鮮魚店」の刺身は売り切れ。佐賀でカツオを買って帰りました。


バンダジの制作 10

昨夕は裏山登山をしようと思ったがかったるいので川SUPトレーニング。使い古した3mmウエットでも寒くないけど沈したら凄く寒いとは思う。帽子がないと頭が冷えます。

金具の制作ではテーブルがグチャグチャになります。

軸が通る部分の切断は・・・・・・

曲げてから行います。

ナンチャッテ錠前、2個作るのに2日かかりました。これは錆びた鉄を使ったので銀ロウ溶接が困難だったためです。それと手順を忘れていた。

こんな感じに納まります。

金具ひとまず装着完了!その後、全部外します。ネジ止めの便利なところです。

治具を作って・・・・・

ピカピカの頭を黒焼きします。更に熱いうちに漆で拭いて焼き付け。

材はステンです。

工房内がモクモクになりました。

期待を込めて近付く犬。

七輪を使った漆の焼き付けですが、トーチで焼いた方が手っ取り早かった。

そろそろ食べられます。

あ~もう厭!年取ったせいか時間かかり過ぎ。金具の制作は矢張り侮れんな。

やっと明日には完成です。


バンダジの制作 9

犬の散歩と制作を繰り返す日々。人生の悲哀を感じます。

金具の制作・取り付けも一発勝負なので中々前に進みません。多少の問題もありましたが合格点。

お客様から「出来上がったらすぐ頂くわ!」とメールが来れば張り切って作るのですが・・・・・。

天板と正面板は杢板です。少し目がチカチカする。

よく考えたら「ナンチャッテ錠前」も作らなければなりません。今週中に終わるかどうか?でも更によく考えたら、時間は一杯あるので急ぐ必要はない。

受けの金具は軸を通す出っ張りが短過ぎることが判明。しかも末広がりのデザインは合わない。

まあ、楽しんでゆっくりやろう。でも、仕事だからそうもいかない。


バンダジの制作 8

終日冷たい雨。

蝶番は軸を入れて両側をカシメます。そして面取りしてピカピカになった端面をトーチで炙って黒焼きします。

蝶番は折っても軸に傾きがなくきちんと重ねられ、定盤に置くとペッタリと密着し、浮いた部分がないのが重要です。案外難しい。数作って経験を積むしかない。多少の問題点は「これが手作りの良さ!」とごまかします。

仮止めして様子を見ます。なんとかここまで来た。もう一息!

金具の制作は木工とまるで違うので往生します。しかも意外に手間も時間もかかります。手作りの金具はそれぞれ微妙に違うので刻印して位置を間違えないようにしています。

バンダジは矢張り金具が入ると様になりますね。

裏から押さえています。随分と工夫が出来るようになりました。


バンダジの制作 7

昨日の朝は2℃であった。

半自動溶接機は結局使いこなせなくて今回は諦めました。時間がないのです。段取りが組めないし、そんなに暇じゃない。

これまで通り、銀ロウを使った。久々に使うので酸素とアセチレンの漏れをチェックしたら器具のどこかから酸素が僅かに漏れている。ちと心配だが大丈夫だろう。

銀ロウは最後に黒焼きとかしたら溶けてしまうので溶接を試みたが、そこまで温度を上げなくても漆の焼き付けは出来ます。

この金具は2枚だけなのでフリーハンドで描いて、型にすればよいと思っていましたが、結局イラストレーターで作図してレーザーで切り出した方が速い。

ちなみに最近はレーザー溶接機というのもあって、簡単だし早い。熱も加工部分にしか当たらないので叩いて歪を取る必要もない。ただし気楽に買える代物ではない。


バンダジの制作 6

今朝は4℃であった。

金具は屋外で長い事、大切に錆びさせた鉄板を使います。

ケガキの型はillustratorで作図してレーザーで切り出す。

鉄板は1.2㎜厚。厚いと軸の部分が太くなって不細工です。李朝の金具は薄く、トタン板ぐらいのもあります。

錆びさせるとマチエールを楽しめます。

でもこの後、軸を入れて抜けないように両端を加工し、漆の焼き付け。時間がかかるな。

蝶番を加工するための鏨。作業を忘れていても道具が教えてくれます。