地獄の塗装の剥離

本日はMAX32℃で室温28℃。作業場はエアコンをかけていますが、今のところさほどの暑さではない。

先日送られてきたYチェア4脚は塗り直しであった。開封した途端、悪い予感が!

工務店で再塗装してもらったというが、どうやら水性塗料でベタベタしている。缶スプレーで試し塗りしたらその部分は爪で簡単に取れてしまいます。ヤッバ!引き受けるんじゃなかった!先に写真を送って貰うべきだった!

全て最後の塗装を剥離する必要があります。法外な手間賃(それほどでもない。)を提示したがやってくれという。

下の層はオリジナルのラッカー塗料で再塗装可能だ。検討の結果、スクレーパーでこそげ落とし、角の部分には剥離剤を使うことに。剥離剤は平面や車のボディーなんかだと簡単でしょうが椅子となると、どうやっても簡単ではない。工房はグチョグチョになるし。

剥離と木地調整に一脚一日かかる。気の遠くなるような作業で全く割に合いません。

今回は下地にプラサフを吹いた。

2液のウレタン塗料は正確な混合が必要だし、それにつや消し剤が加わる。更に正確にシンナーで希釈する必要があります。それで今回は普通のラッカーを使ってみた・・・・ら・・・・ラッカーは矢張り塗膜が薄く、2度塗りの必要があった、トホホ。このクソ暑いのに重労働です。5面から吹いて、裏返して更に5面。それを2度繰り返します。それを4脚!

プラサフも研磨して2度塗れば格段に良くなりますが、そんな余裕はなかった。

軽四塗る方が楽かもしれません。ガスモンキーの塗装担当にまかせたい。

それでも本日仕上がった。都合8脚でしたが後の4脚は勘弁して頂きました。