どこから始めてよいのか分からないが、私は土佐校登山部に中2の時に入部した。人気のない登山部だったが、1年先輩が高校からバラバラと入部して一級上は8名となった。
その中でMさんは高校からの編入だったと記憶しています。旧池川町出身で高知市からは50キロも離れた山中なので当然通える手段はなく下宿だったと思います。池川町は今でも、谷をへだてて、すぐそこに見える集落に行くのに車で20分もかかります。話していくうちに、池川町の方言で「おだち」というのを発見しました。これは「舞い上がりやすい人、はしゃぐ、調子に乗る」を意味します。先輩たちはこれに驚喜!しました。まあ、そういう年頃だったんですね。年中おだっているわけで、聞かない日はありませんでした。
土佐弁とmixして「おだっちゅうにゃ~!!」(舞い上がっているな)とか。当時流行ったヌンチャクなんか振り回して「アチョー!」とか言えば完全に「おだっちゅう」訳です。この流行は登山部に限ったものだったと記憶しておりますが。
池川町独自の方言だと思っていましたが、たった今ググってみると。北海道・宮城・福島・富山・福井そして三重(北勢)で使われているらしいです。何故に???
旧池川町は昔は林業やお札の原料のミツマタで栄え、遊郭や映画館もあったそうですから何かしら繋がりがあったのかもしれません。