塀の中で木工

朝からしゃっくりが止まらず、夕方やっと落ち着いた。鼻の先を赤くして散歩してたら小学生に「丹下団平や!」とはやし立てられました。勿論ウソです。

急に思いついて借りてきた本。内容のせいか閉架書庫に保管されていた。

安倍譲二はヤクザをやっていたから再犯者専用の府中刑務所にいた時の話なんです。

最初の仕事は木工でリップソーの後取りをしていた。木工場は得物が一杯ありますので凶暴な再犯者の中でも比較的安定した者が選ばれると言います。

しかも、娑婆で木工やら大工をやっていた職人は高級な一品物を一人で作らせてもらえるという。

ウォー!!!!木工やってても一つはいいことがあるんですね。俺が入ったら「もうこんなの古いですよ。稼いでみせます。」と言って量産品のデザインと囚人の指導をさせていただきます。

しかし、ムショの生活は中々シリアスで、愉快どころではないようです。

赤軍派の脱獄は超法規的措置で、当時の金額で16億貰ってアラビアへ脱出した城崎勉の話です。みんなぽかんとしたそうです。