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助っ人

土日は波が良かったようだが、膝の調子が悪いので諦めた。また、水が溜まり出したら復帰に半年もかかるので、大事をとりました。

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自作の機械ですが、実によく働きます。大助かりです。

切粉も殆ど飛び散りません。

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しかし、この後、表面を平滑にするのもまた手間です。

グラインダーで中仕上げを試みたりしていましたが、結局手鉋でやるのが粉塵も出ないし、安全だし、一番いいという結論に達しました。手間も変りません。

焦ってやらなければ楽しい仕事なんですが・・・・。反り台鉋、もう一丁欲しいな。

*“福井てる”は高知県選出の衆議院議員です。大阪出身で高知との関係はどんだけのものかは知りません。元は東大卒の官僚です。

関係者から聞いた話ですが、正月の講演で、「仮設住宅の坪単価は40万、寒冷地対策をすると90万になる。震災もいいもんだ」(人づてなので正確な表現はわかりません)と言ったそうです。

さすがに、聴衆は唖然としていたそうです。

百歩譲って経済に限ったとしても「その金、どっから出て来るんじゃい!?」

東大卒のバカの典型ですね。というか、政治家やマスコミにはこういう人多いよね。


グラインダーが重要

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90本の旋盤作業が終わりました。2日あれば楽にこなせますが、チンタラやるので3日かかってしまいます。

この作業、危険も伴うので真剣勝負です。だから、意外に飽きることはありません。何かしらの上達もありますし。

プロならば轆轤を買ったら、死んでもやらなければならないので上達があります。しかし、アマチュアの場合、余りに難しいので、無用の長物になることが多いようです。

プロでも、近所に轆轤師がいれば外注する方がましです。あんまり応用範囲のない機械ですから。

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なんか、スキューチゼルの切れが良くなったのは、この大型グラインダーのおかげだと思います。

スイッチを入れると、内蔵の集塵機が作動しますので、木工に大敵の粉塵が飛びません。

研ぎに要す時間は10秒~30秒で、それ以上かかっていたら西洋式轆轤の意味がありません。


松江城

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朝一に出掛けて、チケット買って振り向くと、それが松江城天守です。

カッコイー! 残念ながら写真では全然分かりません。

壁面は微妙に転んでいて、迫力満点です。

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柱は寄木で作られていました。

築400年ですが、スカイツリーもそのぐらい立っているかな?

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天守から宍道湖が見渡せます。しかし、空はどんより鉛色で昼でも薄暗いです。

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稲荷の尻尾が凄い。

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一瞬の青空が愛おしく感じます。

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ここは小泉八雲邸です。松江は余りに寒過ぎて、実は1年3カ月しかいなかったそうです。

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歌碑の説明。虚子は分かりやすくていいな。

パブロ・カザルスも「真実は平明な言葉で語れるはずだ」と言っているぞ。


足立美術館

日本海で波乗りし過ぎたうえに、正座をしたら膝がガコガコになりました。年を考えんといかん。

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足立美術館に入る前に、掻揚ソバを食べました。安来ですからドジョウが沢山入ってました。蕎麦は旨いな。

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米誌の“日本の庭園ランキング”で常時1位らしいです。まあ、外人受けしそうじゃな。

後ろの山が借景となっております。5万坪もあるそうですから、普通の広角レンズでは無理です。

UFOも良く見に来るらしいです。

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っま、よく出来ている。

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右手後方に人工の滝まであるのは、やり過ぎだと思います。

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途中で抹茶を頂きました。

シミじゃなくて、横山大観による山水です。側は杉で扉は桐のようでした。

大観のコレクションが充実していますが、ハッキリ言って私は大観はわかりません。でも、他の作家の良い物もありました。

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ナイスだった古径の掛け軸の絵葉書を買いました。

足立美術館、一見の価値はありますが、必見ほどではないように思えました。


初乗りは日本海で

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2泊3日で島根県に行ってました。

山岳ハイウェイの米子道はタイヤ規制がかかることが多いです。ノーマルタイヤの私は、もし帰りに雪が積ったら海沿いを九州まで回るつもりでした。ギャンブルです。

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実は、A社長と温泉旅館の視察が目的です。仕事なので私はタダ旅です。

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足立美術館を見学し、早めに宿へ。

貸切風呂に男二人で入るのも乙なものです?

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今時の温泉宿の前菜。モホのカップルには青い食前酒が付くようです。冗談ですが、変なお客ではあったとおもいます。

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カニも吟味されたもので、激安通販とは違うと思います。

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翌朝、社長は神戸に出発。私は出雲大社に参拝した後、日本海に出掛けました。

胸肩のまずまずのブレイクです。念のためサーフボードを持参していました。

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全長5㎞ほどのビーチブレイクで、3人のサーファーを確認。

このローカルと入れ換わりに海に入りました。彼は、なんと3ミリのウエットにブーツのみ。私は、5ミリで手袋もしました。

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車の左のグーフィーに入りましたが、上等の波でした。冬の河口より暖かかったです。

能登の海より全然条件は良いと感じました。平日とはいえ、山陰サーファーもっといてもいいのではないでしょうか。

2時間やりましたが、流石に疲れました。ほんで、また温泉に入って、夜は松江市の居酒屋で一杯やって、8時にバタンキュー。

今日は、松江城や小泉八雲の足跡をたどり、魚を買って帰り着きました。

本当は、西のひなびた温泉やサーフポイントを巡ってゆっくり旅をしたかったのですが・・・・・・・・やっぱ、寒いかも。


先は長い、

箱作りから椅子作りのモードに切り替わるには、少し時間がかかります。

同じ物ばかり作るのは飽きてしまいますが、あまり多種多様なものを作ると、脳に負担がかかり、楽しくなく苦痛を感じます。

脳のある部分は休ませて、慣れとか感覚で肉体労働することも必要だと思います。

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栗の座板は、少しシーズニングして、

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接着しました。PIボンドのイモ剥ぎ。

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脚は8角形に落としてから、

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轆轤で挽いた。形状を少し変えました。

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背もたれの桜材スピンドルと栗の貫、計72本。

桜材は、重いのと軽いのが混じりました。軽くても桜材は十分な強度があります。重いのは轆轤作業が困難で逆目が出やすいです。

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笠木用の栗。厚さ7センチ。ついでに15脚分くらい確保しました。厚い材の在庫は流石に少なく、貴重です。

まだまだ先は長いです。あんまり考えると厭になるので、山登りと一緒で、足元だけを見て、一歩一歩登ってゆくしかありません。何の因果か・・・・きっと、前世でよっぽど悪いことをしたのでしょうね。

*本日、四国の原発全停止、と言っても伊方の3機ですが。この件についてはまた後ほど。


今日は真面目な話

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どうも、椅子の図面が見当たりません。殆どのことは木型に書いてあるけど、心配になってお客様の所から現物を借りてきました。

幸い、歩いていける距離。

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昨年仕入れたタモ材は、かなり目込みで箱物にはいいけど、椅子の脚としてはやや強度不足です。

比重の重いものを選んで加工すると、厭なラインが。(濃い部分)

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断面に見えるってことは、中まで入っています。前回、同じ材で作ったら、なんかやっぱり汚れた感じになって、値引きして売ることになりました。

とても手間のかかる椅子なので、そういう事態は避けなければなりません。

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オマケですけど、モノタロウで買った、静電気除去シートは多少効果があります。

前は、冬場、この集塵機のスイッチに触るのが恐ろしくて、木の棒でつついたりしていました。

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ステライト刃のバンドソーは、鋸刃を張るのを忘れるてスイッチを入れると、甚大な被害をもたらす場合があるので、緩めたらカバーを掛けるようにしています。



在庫は愛おしい。

お客様からの、納期を急がない難しいリクエストが一つ残っていますが(ヒント:急ぐのは困ります)、全部の注文が片付きました。

年末はちょっと忙しかったから、やる気がありません。でも、そんなこと言っていたら生きてゆけないのが、木工業です。

新しいプロジェクトは2,3ありますが、シェーカータイプの椅子の在庫がなくなったので、とりあえず作ることにしました。

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幅750×長さ2500の栗の板を座面用に潰すのは、少しもったいないですが、大して魅力のある板じゃないし、幅が中途半端です。

少し材料を足して、6脚分取れました。

ブログを調べて見ると、丁度3年で6脚売れています。ハァ~、楽な商売じゃないですな。

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ちなみに、小径木の皮を鉋で剥いで作った、この椅子は暮れの個展で完売しましたので、6年かかって、3脚売れた計算です。物好きもいるもんだな。

でも、自分で納得している製品は、売れ残っていても全然気になりません。在庫が溜まるのは、割と嬉しくもあるのです。

当社は、まことに暇な工房ですが、そうでないとじっくり新作に取り組んだり、手のかかる製品は作れません。

ただし、本当に潰れたら困るので、その時はよろしくお願いします。