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今年も春が

午前中、作業場に展開していた漆風呂を解体し、掃除をしていました。丁度サーカスが次の町へ去って行く情景のようです。午後から海に行こうかと思っています。

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庭のアケボノツツジが満開になっています。派手です。不思議と、この下で酒を飲みたいとは思いません。桜は不思議じゃな。見てるとボーっとするもんな。

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このニョロニョロは水仙?・・・は終わったと思うけど。

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今年もイカリ草が可憐に咲いております。

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ちょびっと芸術写真に挑戦。

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野草ですが、うらびれた街のスナックのママさんという印象です。名前は知らない。

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サーファーと同じで、メダカも活動を始めました。

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椿も主役の座を次の草花に譲り渡しました。

こうして小さな庭にも自然の営みが繰り返されてゆきます。


小さな裏技

バイオリンチェアー出来上がりました。

拭き漆、6回塗りの所、5回でめげてしまいました。どうしても、6回がいいというお客様は漆をあげますから自分で塗って下さい。

椅子の場合、拭き残しが多いから、5回でもいいのだ。

拭き漆の工程は、車にワックスをかけるのと同じで、薄くのばして、拭き取るのです。非常に簡単なことです。さほど、巧い下手もありません。

にもかかわらず、飽きっぽい私が続けられるのは、段々製品がいい感じに上がってくるからでしょう。それと、まんべんなく塗り、拭き残しがないよう、またスピーディに段取り良く作業するには、常に集中し、脳を働かせなければなりません。飽きる暇がないのです。

しかし今回、妙な形状の椅子5脚は大変でした。平面の部分が殆どないのでヘラも使えなかったし。

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ところで、新たな裏技を開発しました。椅子や大物家具を塗っていると、どうしても袖がめくれて、柔らかい手首の内側がかぶれてしまうんです。

そこで、ファッションセンター・シマムラで腕貫を買ってこようかと考えたんですが、ガムテープを巻く事で解決しました。こんな簡単なことに、なぜ気が付かなかったのか?!

このニトリル使い捨て手袋は3脚目で破れてしまうので、2脚塗ったら交換して、一息入れます。


レーザープリンターにした!

パソコンは安くなったとはいえ、なんやかんやで金がかかりますね。

1年半前に写真を奇麗に出力しようと買った、エプソンのプリンター、カラリオ801A、三日でノズルが目詰まりし、給紙も出来なくなって即入院。

目詰まりは一向に改善されず、使った純正6色インクが都合4セット!200枚も印刷してないのにな。機械は年中ノズルクリーニングしていました。最後には悲鳴をあげて、社外インクをつかったら、動かなくなった。給紙も調子悪かったしな。

保証期間が切れているので、修理代は13000円以上かかるんだって!これって、立派な詐欺じゃないでしょうか。

前の4色インクの普及機の方がずっと優秀でした。

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そこで、NECのレーザープリンターにしました。単純明快、非常にいいです。普通紙に写真を印刷する場合、、にじまないのでインクジェットより綺麗です。プリンターに気を使って、時々運転する必要もないですから。

なんと17000円。白黒コピー機が50万もした20数年前とは隔世の感があります。ただ、冷蔵庫ぐらい大きいです。

中央のモバイルパソコン、出張なんかで便利だろうと大枚はたいたんですが・・・・・年寄りには、チッチャ過ぎて使えません。たまには、便利な時もありますが。

キーボードは 知る人ぞ知る、プロ仕様のTopreです。これは、一生使えるからいいのだ。

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木工家の多くがやっていることだと思うけど、製作の虎の巻です。もう相当たまりました。まとまったら、本にしてうんと高く売って、パソコン代の元を取りたいです。

でも、買う人数は100人くらいでしょうから、出版は無理だと思います。


体の芯に・・・。

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金曜日に波乗りすると、曜日の感覚が狂います。でも、気ままな自営業だからいいのだ。

バイオリンチェアーの製作は佳境に入りました。木地の段階です。この椅子に白木仕上げはちょっと似合わないので、拭き漆にします。

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現在、2回塗りでこんな感じです。あと4回塗って完成です。

実は、いろいろと、気に入らない部分が出て来て、満足ではありません。でも、大きな失敗もなくまずまずというところでしょうか。

我ながら楽しい商売だと思います。これで売れればもっといいのですが。

この、5脚が全部売れる頃には、せっかく培ってきたノウハウを全部忘れていると思います。でも今回、パソコンには特に詳細に記録しているので、なんとかなるでしょう。

それから、体の芯に残っている部分はなかなか消えません。

うまく、カッコいいセリフで終了出来ました。


プチ宴会

ちょっと、最近グルメネタが多くて、申し訳ないのですが、良い写真が撮れたので・・・・・・・。

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昨夜のプチ宴会の会場はO塾長宅だった。まずは豪華な突き出し。ここは、昼間は定食屋なので料理には事欠かない。都会だったら大繁盛だと思うんですけど。

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北山鮮魚店のカツオとブリ。特にカツオはモチモチでした。いつも切り身はデカすぎます。

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イセギは塾長の話では、ちょっと時期が早いとのことでしたが十分いけました。このネタでしめて1050円は安い!紀ノ国屋で買ったら5000円はします。しかも不味い。

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ブリをヅケ風にしてノッケルとこんな感じ。

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イセギも甘くて美味しかった。各自でワサビを利かします。酢飯じゃなくて、普通のご飯です。

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お腹が出来上がると、こんなつまみでチビチビやります。手前は鹿肉のしぐれ煮。

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昨夜はデザートも出ました。土佐ブンタンです。ご近所に料理上手がいると有難いです。

家具作りと食は直結しているので、これも修行の一つです。あまり好きじゃない“酒食”も修行と思えば我慢できます。


やっぱり波乗りはいいわ~。

連休中もケナゲに仕事をしたんで、昨日は夕刻より入野松原に出発した。波が良さそうだったから。

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8時に到着して、居酒屋「8の字」で夕食。相変わらず生レバーは旨いが、ここの大将は最近バイトに任せてばかりで、やる気がない。料理とは恐ろしいもので、一目瞭然だ。

それに、料亭レベルの「やまぶき」に慣れてしまって、舌が奢ってしまった。「やまぶき」は常連相手でも、いつも真剣勝負だからな。

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生レバーと同系色の朝焼けです。

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6時前には二人だけ。しかし、寒さがぶり返して、海までの砂浜が素足に冷たいこと。その分、海水は暖かく感じる。

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看護婦のMちゃんは夜勤とか以外は、毎日、暗いうちから出勤前にサーフしています。みんな 、共同の「温水シャワーのガス代をあいつには余計に払わせろ」なんて言ってますが、面と向かって言った人はいません。

だいぶ腕をあげましたが、この波は速過ぎて抜けられませんでした。

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オフショアーで波は段々小さくなってゆきました。やっぱり、波乗りはいいわ~。いつも、こんなにすいていたらもっといいわ~。

普段、木工の仕事をはじめる、9時半には、もう海から上がって帰りました。

今夜は、ニコニコ市で買ってきた、北山鮮魚店のブリとカツオとイセギの刺身でO塾長宅で宴会です。


笠木の製作

今日も一般の方には、つまらない木工の話です。

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塗装前の木地の完成までいけるかと思っていたら、2個×5脚分のドロップを削り出すのに半日かかってしまった。普通の木取とは繊維が逆なので難しかった。

慣れてくると、商売が出来るくらい速くなります。

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笠木の形状は複雑です。強度を保つために、端に行くほど太くなっています。しかも、全体を軽快に見せるために、上に行くほど薄くなっています。彫刻科を出ていますからお手のものなのですが、左右対称に作るとなると、大変です。

最初は、ドロップの部分も、一個の木の塊から削り出していました。随分と酔狂したものです。そうなると、大きな盤から2,3枚しか採れません。

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笠木は固定しにくいので、実際に仮組した状態で丁寧に成形します。

明日には終わるかな?

もう、ちょっと辛いけど、それにも慣れてきた。


困難なウィンザーチェアー

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今回も、木工旋盤でよく棒を挽きました。5脚分で70本。何だそれだけかって感じです。木工旋盤は奥が深く、もう10年以上、数千本は挽いているのに新たな発見、進歩があります。

ちゅーことは、まだまだヒヨッコということなのか。

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これは、釜でホゾ先を絶対乾燥をしているところ。材料によっては必要ですが、木殺しと絶乾は併用しなくてもいいと思います。もろくなるしな。

写真は、木殺ししてもイマイチきつかったので、絶乾で微調整をする裏技です。寸法精度は葉書の3分の1の厚さ、+-0,1mm位です。結構、神業ですね。

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なんとか、下半分が完成。ウィンザーチェアーは微妙な勘所が多く、困難な製作になります。これ一本で生計を立てている方もいらっしゃるくらいですから。

私の場合、パソコンに記録しているとはいえ、毎回振り出しに戻るようで脳が悲鳴をあげます。かといって、製作物のジャンルを絞ると飯が食えないような気もするし・・・・・・。

木工は、ほんとに難儀な上に身入りの少ない職業です。まあ、楽しくはあるけど。

来世では映画監督を目指します。


大食い、やめました。

最近、少し痩せるために“大食い”をやめました。元々運動はしているので、すぐ体重は減ります。腰痛にもいいようです。

今日はグルメネタです。食べられなくてスミマセン。

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鹿の内蔵の燻製です。レバーと腎臓と舌。哺乳類ならば人間と同じ形をしているのですね。自然の神秘を感じます。

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量販店で買ったら、すでにエグ味が出ているキビナゴも、新鮮なものを釜茹でしたものは御馳走です。海の近くでないと手に入りません。

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サーファーM氏の釣ってきたグレ。3日程寝かせてあります。甘味が出ます。白身魚は一般的に日持ちがします。青物はダメよ。

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私たちは、お刺身は半分は残しておいて、後は各自白飯の上にのせていただきます。魚はやっぱり米に合います。試しにキビナゴのせたらイケました。

ここからは「やまぶき」編です。

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“のれそれ”はアナゴの稚魚です。特に味はしませんが、酒のアテにはお薦めです。三杯酢で食べます。

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大将がホルモンをフライパンで出してくれました。わりとセンスもあるんです。ワインで頂きました。

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お刺身は代表してブリ。新鮮なものはやっぱ、ヌタより醤油がおいしいです。

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砂肝の下拵え。ここのは、面倒なのか白いところもそのまま焼きます。「新鮮だからいいのだ!」そうです。

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最後の〆にこんなものを作ってくれることもあります。お茶漬けにしても美味しそう。

「やまぶき」では基本的におまかせです。その日の仕入れによってメニューは限定されてますから。でも、期待を裏切りません。今夜も行くかな。


昨夜の「やまぶき」

実は昨夜は、キャンピングカーで行く居酒屋「やまぶき」に飲みに行ってました。最近週末は、めずらしく混んでることが多く、静かなや「まぶき」を期待していました。

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これは、お任せで出てきた突き出し?にしては多いな。宮崎の黒豚を使っていて、見た目は悪いが、味は最高。でもここは照明が悪いので写真はいつも良くない。

丁度、常連のTちゃんが犬を連れて帰るところでした。残ったお客は、毎日来るAちゃんと初顔が二人。

カメラで料理を撮影していると、珍しかったのか初顔の一人がテーブルに来て話し始めた。大将に俺の仕事を聞いて、興味津津のようだ。60過ぎの近所のオンチャンらしい。ちょっとチャベス大統領に似ている。しかし、妙にしつこいというか、クドイ。

「先生、これからの日本の道筋はどう取るべきでしょうか?」なんて聞いてくる。笑っているが目はすわっている。あんまり厭になったんで「酒飲んで、政治の話は止めましょうーや」というと、ご機嫌を損ねたようだ。

本当は、土佐人は龍馬以前から、酒飲んで政治の話をするのは大好きなのだ。

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これは、今話題のクロマグロの剥き身。相変わらずの量。

それでも、しつこく話しかけて来て、酒がまずくなった。二人が帰った後、大将が 「ありゃ~、最低の男よよ!」と怒っている。聞けば、小さな会社の社長なのに、貧乏な連れの爺さんのおごりで飲みに来たそうだ。結局、支払いはツケで、大将は請求するつもりはないそうだ。

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しかし、ちょっと機嫌が悪かったけど、そんな客にガンガン酒を出す大将はただ者じゃ~ないね。見直した。連れの爺さんの顔をたてたんでしょう。ちょっとピンボケ、老けて撮れて御免なさい。

それから、ゲン直しに飲んだので、定量を越したし、支払いもかさんだぞい。こんな日もあるね~。

居酒屋の常連は、アル中のように思われているかもしれないけれど(ホントは、まあ、そうだったりして)とても気配りの出来る、いい人なのだ。酒場は本音が出る所なので、それなりの人じゃないと常連にはなれません。

先のおっさんなんかは無理です。家でオカアちゃんと飲んでなさい。

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朝起きると、山桜はもう満開の様子でした。

ジジイのたそがれた話に、最後まで付き合ってくれた人、ありがとう。