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法隆寺の留蓋

先日、集めてきた法隆寺の留蓋(とめぶた)を紹介します。

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う~ん、茄子のヘタかよ? 冗談きついぜ!

このように、留蓋というのは屋根の四隅にあって、斜めに突き出た丸瓦の付け根から、雨漏りを防ぐためのものです。すみません、ネットで調べました。

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踏ん張っております。新緑をバックに凛々しいお姿です。

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こいつはどうも、災難を“屁”で追い払おうとしているようです。そこに、花をあしらうところが、卓越したセンスといえましょう・・・・・勝手な解釈です。

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こんな感じで、日々頑張っております。

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秋の渓流をイメージしたものと思われます。

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ハスであります。

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南大門、すぐ左にある“波乗り兎”カッコいいですね~。

これらの彫刻はどれだけ古いものかはわかりません。案外新しく作り直されているのかな。

驚くべき叡智で建立された法隆寺ですが、こんな洒落っ気を許すあたりが、また奥深いですね。私も見習わなければ。


名古屋自動車事情

帰って来ました。昨日、午後6時に愛知県東海市を出発。途中仮眠をとるつもりでしたが、どうも時間的に中途半端で、飯を食わずに走り続け、12時前に帰り着きました。おかげで本日、体調悪し。でも“1000円高速”有効に利用しました。

奈良・京都も含め、全走行距離は1600キロでした。もう、運転はたくさんじゃ。

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個展会場は、名古屋市の南隣の東海市でしたが、まさに車の街でした。歩行者がいません。たまに、自転車に乗っているのは子供だけです。

道路は良く整備されていて、片側3車線は普通です。ただ、中央分離帯があるので、目の前の店に移動するのにもグルグル廻らなければなりません。

豊田市ではないので、トヨタは意外に少なく、ベンツやフェラーリ、ハーレーの3ホイラー、アメ車のホットロッド仕様などが走っていました。

平均的な一戸建住宅の広告でも、来客用を備えた3台分の駐車場がウリのようです。どこに行くにも、電車より車の方が便利なのだそうです・・・・環境に悪いな。

ところで、9日間ずっと車中泊でした。製作したキッチンはなかなか便利でした。快適でしたが、もう飽きました。都会の車中泊は楽しくありません。それに、個展会場近くは居酒屋がありませんでした。奈良にも少ないのよね。

明日は「やまぶき」に顔を出すかな。地元が一番です。


法隆寺三昧

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キャンピングカーの強みというか、年寄りは朝が早いというか、6時過ぎに法隆寺に到着。誰もいなくて、気持ちがいい。

塀をめぐって散策しました。みやげ物の屋台が展開中。

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帰りには、大分出来ていました。部活の中学生も登校中。

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8時の開門直後はすいていますよ。宝物館はこのタイミングで入館すると落ち着いて見られます。

法隆寺は、高校の先生をしていたとき、修学旅行の引率として訪れてから、20年ぶりくらいでしょうか。やっぱりいいわ~、落ち着くわ~。大きさも丁度いいし、直線がないというか、造形的に上手いというか、表現するのは難しいです。

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屋根の隅を押さえつけている奴らを大分、コレクションしました。

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10時も過ぎれば、この有様です。生徒さんには写らんのよね~。しょうがないけどね。ノォ、ジンジャー!

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土産物屋もご開帳ですが、この品揃えでは厳しいな~。20年前にタイムスリップしたみたいです。

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ちょっと離れた、休憩所では猫ものんびりしています。

しかし、駐車場代からはじまって、本当にお金が要ります。中宮寺の拝観は別に500円いるんですが、菩薩半跏像に会いに行くようなもんです。フィリピンパブの指名料みたいですね。金額もピッタリじゃ。

それでも、法隆寺からは、直接的にも、間接的にも仕事のインスピレーションを受けますね。ためになるわ~。

普段、車に乗ってばかりの田舎者には、歩いての奈良・京都はきついので、今度は自転車を載せて訪れたいです。


京都におります。

初、ネットカフェ体験です。残念ながら個室ではありません。ギャラリー「トータク」には“線”がありませんので更新出来ずにいました。マクドに行っても、やり方がわからん。

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個展会場です。毎度のことながらあまりかわり映えがしません。照明が蛍光灯なのは残念なところです。

名古屋といえば、金のシャチホコですので、私のワビサビの木工が受け入れられるか心配でしたが、お茶をやっている方も多く、評判はいいようです。

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土日は会場にいて、京都に遊びに、いや勉強に来ています。金閣はパッとせんな~。

京都にもコインパーキングは沢山出来ていて、少し奥まった所なら、一日置いても¥1000です。 私は二条城に止めています。

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名残の桜がまだ十分楽しめます。

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仁和寺、龍安寺、金閣と回ったけど、ここが一番よかったな。観光客が舞台俳優のようにドンドン入れ替わるのが面白いです。

外国人がほとんどで、半分は中国人です。中国恐るべし。実は上海で個展をする計画も、ないではないのですが、この人たちに私の家具がわかるかどうか?大陸の人ですからね。

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参考になる意匠が、あちこちに見られます。しかし、カメラ持参だと、本当の眼は閉じてしまいます。難しいところです。

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例のごとく、銭湯に出かけて・・・・・・

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番台のお父さんに教えてもらった「やま清」におじゃましました。京都でも刺身はないじゃろーが・・・・・という方もいらっしゃるでしょうが、鯛なんかは、昆布じめしてあって「やまぶき」とは違って、盛り付けもあでやかです。

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湯葉やら旬の筍も食べました。焼いてもらいました。家では毎日食わされてるけど・・・やっぱり同じ筍でしたよ。

ちょっと、お高いのはしょうがなくて、大満足でした。

でも、京都の神社仏閣はどうもつまらん。本日は奈良に移動します。


名古屋「トータク」へ積み込み

今日は、終日、ハイエース・スーパーロングに個展の家具を積み込んでいました。あちこち、隙間にも詰め込んだので、売れなかったら、再パッキング出来るか自信がありません。買って下さい。お願いします。

どうもしんどいので、「やっぱ荷造りは疲れるはわ~」と思っていたら、昨日波乗りをやり過ぎたからでした。荷作りがすんでも、着替えやプライスカードやら、細々した準備が要ります。ただ、キャンピングカーなんで、お風呂セットなんかは常設なので有難いです。

今回、車に設置してあるサーフボードをどうしようかと考えました。渥美半島はいいポイントがあるはずです。しかし、少しでも荷物を乗せるために降ろしました。

中日は、奈良京都で寺や博物館を見て勉強するつもりです・・・・エライ!

ところが、サーフィンなら金もかからず健康的なんですが、(湘南「梓」での個展の時は、波乗りするのに駐車場代がかかって、たまげました) お寺を5つも巡れば、拝観料だけでも相当なものですし、駐車代もうんと高いと思います。飲み代も高いしな。

困りました。でも、もうボードは載りません。

期間中、ブログは更新出来るかどうか、まだ、わかりません。


今日も波乗り。

腰痛のため、土日は仕事をしていたので、本日は朝4時起きで入野松原に出発した。最近は5時半には十分明るい。

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6時前の海はこんな感じ。矢張り、一番乗りはMちゃん。気温は8度。この後、3人で貸し切りでした。昨日はもっとでかくて良かったそうだが、腰痛持ちにはこの位がいいかも。

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9時半には海から上がりました。サロンパスを貼ったまま、波乗りをしていたことに気が付きました。

何本乗ったかわからないほど、沢山乗りました。久々にパワーコードなしで気持ち良かったです。州は、ずっといいみたいですよ、ASAちゃん。

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遠くにコングMのパドルボードが見えます。やっぱり海はいいよな。しかし、空いてるな。ゴールデンウィークもこんなだったらいいのにな。15年前までは、はいつでもこんなだったのにな。

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ところで、名古屋の「トータク」で、17日から25日まで個展をします。お近くの方は、是非おいで下さい。土日は確実にいます。平日は未定です。


ニョロニョロ、その後・・・・。

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これは、10日前の写真です。

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先日のニョロニョロ、このように変化しました。すぐ背が伸びるんですね。今度、定点観測するのも面白いな。デジカメは本当に便利です。

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こちらは、別のタイプです。本当にユリの仲間なのか?

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アケボノツツジもすっかり終了しました。派手なやつだな。

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獰猛な犬・モモちゃんがターゲットを探しています。犠牲になったトカゲは数知れず。

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例のやつも、ちゃんと毎年同じ場所で、花?を咲かせます。

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春の庭は、あちこちで急激に変化しています。

今日は、安直ブログでした。


カエルとカツオ

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昨夜はキャンピングカーで行く、森の居酒屋「やまぶき」に出かけた。キュートなカエルがお出迎えだ。一杯やりたいのかな?

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ストロボたいて、UPにするとちょっとグロテスクに見えますが、渓流の歌姫”カジカガエル”です。半透明で清げな質感です。実物は大変可愛らしいです。

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カツオを注文すると、大将は「どうじゃろ?」と言いながら、さばいてくれました。カツオは3枚におろすまで、中身はプロといえどもわかりません。

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絶品!包丁の感触で大体分かるそうです。カツオは、こんなにちょっと濁ったのがいいんです。ゲジだったらここは、お客さんには出しません。

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いつも美味しいものを食べさせてくれるからプレゼントした、自作の卓上まな板に、盛り付けてくれました。

オマケは左から自家製ワサビ漬け、タケノコの先っぽを木の芽と和えたもの、フキ。相変わらず量は多く、常連さんに手伝ってもらいました。

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その次に頼んだ煮物。魚のだしで、小骨も一切取ってません。見た目は悪いけど、フレッシュで胃にもやさしいです。ここは、ホントに毎日でも来たいな。

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夜中、ハイエース・スーパーロングの屋根は一応、防音断熱加工しているのですが、雨音がうるさく、よっぽど帰ろうかと思いました。

朝の渓流はこんな状態でした。昨夜のカジカガエルは避難していたのか?上流で昨年土砂崩れがあったので、少し濁っています。

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仁淀川本流は笹濁りです。

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ラブホのように下品な簡保の宿も、ヨーロッパの古城のように見える朝でした。

昔、ドーバー海峡をフェリーでフランスに渡ったときみたいだな。今は海中トンネルがあるらしい。

都会の人は胃も心も癒されたでしょうか。


激レアな仕事

先週、ちょっと腰が痛いな~と思いつつ、2日も続けて激しく波乗りをしたので、この3日ほど腰痛に苦しんでいました。ほんまに“年寄りの冷や水”やね。気を付けんとな。

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ところで、珍しい仕事の依頼を受けました。古くからのお客様でマグロ関係の仕事をされている方からの発注です。

実は、この模型をホテルに展示中に誰かに倒されたとのこと。その、修理をします。それから、保護用のアクリルケースの発注し、底部分は木で製作します。

鉄道模型のZゲージのジオラマも作ったことがありますから、この位の修理ならなんとかなりそうです。

ところで、この模型、マグロ船の船長が自分の乗っている船の図面を元に、漁場への長い航海の途中に作ったそうなんです。もちろんキットじゃないしね。全部オリジナルです。

中央のドーム状のカバーの付いたレーダーなんか、マグロ船には鉄鋼旋盤とかも備えた工作室が付いているから、旋盤で作ったんでしょうか?

マグロ船の漁労長は私も紹介してもらったことがありますが、陶芸が趣味だったり、インテリっぽい人が多いようです。まあ、船体が45度も傾くような漁場で働くわけですから、冷徹な頭脳がなければ生きて帰れません。

しかし、マグロを取り巻く環境とか、商売は年々厳しさを増していて、ウナギの稚魚と同じく、少し獲るのを休んだ方がいいかもしれません。

まあ、一番いかんのは巨大巻き網船で、商社が一番悪いのですが。入野松原の漁師も「直接的にも間接的にも、商社に搾取されているようなもの」と言っていました。


森の人

森の居酒屋「やまぶき」の常連は殆どが限界集落に住んでいる。最初の頃は、確かに野人のようにも感じたが、実際は気配りのできる、神経の細やかな人ばかりです。

なぜなら、別に職業を持ちながら、半分、自給自足の生活をして、仕事の合間に、田んぼや畑、山の間伐、味噌作り等もしているわけですから、かなり頭が良くて段取りのいい人でないと務まりません。コンビニがあるわけではないのですから。(移動スーパーは来るけど)

また“アルプスの少女ハイジ”のお爺さんのように、頑固で人付き合いが悪いということもありません。実際の森の生活は共同作業も多く協調性がないとやっていけないのです。私は、よく小径木を切り出しに山のてっぺんに通ったものですが、思慮深く、やさしい人ばかりでした。

しかし、もう10年もすれば山の中腹から上は、誰もいなくなると思います。