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一段落。

昨夜は食事に呼ばれていた。そのことは、また後日。

高杯が一段落してホッとしたせいか、少し飲み過ぎたかな。今日はダラダラ過ごす。

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予定どうり、3台作りました。難儀じゃった。

ひとつも上手くならん・・・・と思っていましたが、出来たものを見るとわずかですが上達の跡が見られます。気持は常に上を目指しているので、製作中は気づかないんですね。

これが、栗とか柔らかい欅だったら楽勝だと思いますが。

早く、塗りあげて一杯やってみたい。

Dsc_00446 沖を低気圧が通ったので、午後の干潮を見計らって近場の甲殿に波乗りに出かける。しかし、波の本数が少なく我慢大会の様相だ。風も冷たいし諦める。

Dsc_00583 仁淀川河口。

広くて大好きな風景だが、全く必要ないコンクリートの護岸が進むんじゃないか心配だ。

幸いそこまで日本の経済は続かないと思う。いいことじゃ。

Dsc_0066 中央部分をUPにすると青さのりを干していました。

高知では、四万十川だけかと思っていましたが”灯台元暗し”じゃね。

これをてんぷらにすると海の香りがしてたまらんです。


目はいいと思っています。視力は悪いですし、老眼も入ってます。そうじゃなくて、モノを見る目です。

高校生の時から、美術方面を志していたので、拳闘家が腕を磨くように、私も見る目を磨いてきたのです。

聞くところによると、生後間もない赤ちゃんに3か月も目隠しをすると、一生弱視か、メクラで終わるそうです。脳に”見る”という領域が発生しなくなるようです。まさか、わざわざ実験をしたわけではないでしょうが。

そんな訳で、「明きメクラ」なんていう言葉があるように、本当に見る、見えるというのは修練を積むと、積まないとでは全然違ってくるのです。

目が良くなると、文化、芸術だけではなくて、テレビを見ていても出演者の体調なんかもわかります。死病にとりつかれている人もわかります。もう、相当前ですが、NHKの松平アナ(個人的には、わりと好きなんですが)が朝のニュースに出ていて、

私が「このおっさん、相当おかしい!」と言うと、
母親が「何言いゆう。世が世なら・・・・・・etc]と怒られました。

しかし、それから一ヶ月もしないうちに、タクシーの運転手を叩いて、降板になりました。松平アナは高知にもいたことがあって、酒は大分好きなようです。

相撲の大一番なんかも、表情でおよそ勝敗はわかります。大男が裸で張り合うわけですから、取り組みの前に勝負はついています。

競馬馬なんかも、馬券を買う前に見れば、的中させる自信はあります。でも、あいつら全馬、ピクピクしてやがるからな。それに、この能力は世界平和のために使うように言われているんです。

いや~、日本の先行きは不安ですな。世界もだけど。国会もお幼稚の喧嘩をずっと続けるのかな。


チョンボ2つ。

その1、 完成間近の高杯2台の軸の部分のホゾを2㎜も細く作ってしまった。当然スポスポでやり直しだ。旋盤加工の練習にはなるのと、今度同じものを作る時は使えるのが救いだ。

単純にノギスの読み違えだ。回転する材料に直接当てるのもデジタルノギスにするか。

Dsc_0017 その2、 バンドソーの刃を交換後、仮止め(ノコ刃を張らない状態)で、内部の掃除をしようと集塵機のスイッチを入れたつもりが、10cm横のバンドソーのスイッチを入れる。

ガリガリいう。幸い大事には至らなかったが、ガバー内部の金属をを少し削る。流石にステライト刃は影響がない。ラッキーだった。

これには伏線があって、2本ある予備の刃の一つを取り出したところ、ヤニや内側のカスがひどく、不審に思いながらも、薬品やスクレーパーで1時間もかけて掃除したのだった。

それが、どうしてもうまくつかない。こんなことは初めてだ。何のことはない、少し短いのである。鋸の研ぎ屋が間違えて、他人の刃を入れていたのだった。「自分の仕事もまともに出来んのかい!!!!!」高知県人の南方的特性とはいえ、情けなくなる。

他人の刃をせっせと掃除したのも腹が立つ。だいたい、乾燥材を挽く場合は、のこ身もホイールもきれいなもんです。

もう一本の替刃を無事はめたところに、丁度出入りの機械屋が来て、苦情を言ったり、世間話をして時間が空いたんです。

更に、バンドソーのカバーが直角に開いていたので、本来お互いに位置関係がわかりやすい、両スイッチが、平行に並んでしまったのです。

もう、私は若年性痴呆で木工は無理かもしれない。


曲線定規

当社は零細な木工房ですので、なるだけ面倒で材料がもったいない、曲線を使わないようにしています。

面倒というのは、デザインするのが面倒、加工が面倒ということです・・・・・お客様すみません。でも使っている材木がいいですから、あまり凝ったことをすると、台無しになってしまう可能性もあるのです。

三次元で、尚且つ凝ったデザインをまとめ上げるのは、並大抵の造形力では難しく、避けて通るのは個人の工房ではむしろ正道と言えるでしょう。実際、妙なデザインをして成功している例は少ないと思います。本当に成功したら、大手の家具メーカーからパテントの問い合わせがくるでしょうね。

とはいっても、どっかに曲線は入ってくるもんで、曲線定規があると便利です。

Dsc_0014 これは、会社で工業デザインをしていた時に重宝していたものです。

木工を始めるとき、思い出して購入しました。ちょっと高価でしたが買って良かったと思います。定規がいい加減ですとあと後、尾を引きますから。

短いものは使いません。

Dsc_0009 これは、”ヒヨコ定規”と言ったかどうか?先の”高杯”のデザインにも使いました。

”ステッドラーの雲形定規”は家具作りには殆ど役に立ちません。

Dsc_00115 このタイプは、今や100円ショップでも買えます。

パソコンを使える人なら、製図に定規なんて、チャンチャラおかしいでしょうね。


新年の原木市場

今日は、久々に仁井田の丸太の市場に出かけた。もう、材料は焼くほどあるし、金もないので、どちらかというと、忘れられないように顔見せです。

ホントに買うのであれば、何回も下見をして、作戦を練る必要があります。

Dsc_0036 木材をいかだや船で運んだ名残で、大きな市場は大抵、海沿いにある。

海はやっぱりいいな~。手前の大きな船は何を運ぶんだろう。パナマ船籍でバリ・ハイと書いてある。

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いざというときは、これに乗り込むんですな。グリコのオマケみたいですがちょっと欲しいような気もします。

Dsc_0046 不況の影響で活気も今二つ。

売れないから、いい木を山から切り出さないし。

Dsc_0051 これは、有名な柳瀬杉です。杉の丸太の売買もなかなか奥深いものがあります。

クラシック音楽は「バッハに始まり、バッハに終わる」なんて言いますが、建築材は「杉に始まり、杉に終わる」そうです。

”ドライログ”とは、旬のいい時に切り倒し、枝を付けたまま放置して乾燥させたものをいいます。昔は当たり前にやっていたことでしょうが。

当然、あと後、虫も入りにくく、いいことずくめです。

Dsc_0055 市場では昼に、お弁当が出ます。蕎麦かうどんも付きます。

昔は豪華な幕の内弁当でしたが、最近はちょっとショボイです。

もっと昔は、皿鉢料理に酒も付いたそうです。旦那衆の商売だったんですな。


悲願の高杯、出来。

今年は盛大に薪をくべているので、ついになくなり、昨夜は秘蔵の端材を燃やしていた。いいんです、いつかは処分しなくてはならないし、次から次へ出てくるもんですから。

Dsc_000233 悲願だった高杯の木地が出来ました。

やっぱり、かなり難しかったです。後は大分楽に出来るだろうけど。

いろいろな刃物やチャックを総動員しました。道具が仕事するというか、教えてくれるというか。

Dsc_00176 部材をつないだ境界線にはあえてラインを入れました。

台の方に良い杢が出ているのが問題です。一杯やるには少し背が高いか。

拭き漆で仕上げて、早く使ってみたいもんだ。安定性はとてもいいです。

やれやれ、ホッとした。

でも、カッコイイ高杯デザインしても、銭にもならん、女にももてんのはつらいな。


心身ともに疲れる、慣れない木工旋盤。

Dsc_00039 今日は高杯の天板を削っていました。

道具を工夫しながらですので、一日かかって一枚。しかも「失敗や」と思うような出来でしたが、そこはプロ、なんとか合格点にもってきました。でも、明日挽いたものより明らかに見劣りするようでしたら、ほかします。

50㎝の栗を挽いたことがあるけど全然楽勝だったのにな。

Dsc_000122 何年も前に買った、ドリルチャックを初めて使いました。

ドリルが動かず、材料が回転して削れていく光景は、気持ち悪いです。故障で止まったエスカレーターに乗った時、一瞬クラっとするのに似ています。

このドリルチャックは保管中、オフコーポのセールに出ていて、少なからずショックを受けました。ひょっとして、ボール盤ともテーパーは同じなんじゃろか?今頃気付いたけど。


気の抜けない、息抜き。

木工旋盤はエベレスト登山に似ている。

しばらく、やらないと忘れて下手になってる。それでも、だんだん調子が上がってくる。ベースキャンプから装備を荷揚げして、また戻るみたいな。

着実に上には向かっています。雪崩や凍傷にはならないけどな。骨折とか歯が折れたというのは聞きます。

Dsc_00033 高知の栃はすごく奇麗でち密で、薄く挽けるのですが、時間も倍かかります。

上から2番目の栗を挽くと、楽勝でした。上手になったような気がします。


グラインダーの改良。

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テレビ台出来ました。材料はホウです。通常のブックマッチングでは、ホウの場合おさまりが悪いので、白太を内側にしています。
チークオイルはホントにいつ乾くのかわかりませんね。
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先日のグラインダーの改造ですが、ツールレストとして厚さが10㎜ほどの鉄板を溶接しました。かなり使い勝手が良くなりました。また、刃物も良く砥げます。苦手なスクレーパーの切れ味が向上しました。
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全体像です。このままでは振動で歩く傾向にありますので、床に固定するか・・・・・・・。このグラインダーはマキタの安物で、低速タイプではないのですが、十分使えます。
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大江さん、サンドペーパをかけるときだけ集塵機を回すことにしました、これはかなり有効です。
本日は、ブログ作成中、新しい”インターネット エクスプローラー”が使用不能になり、Chromeで作成しました。文章も勝手が違うので省略しました。うまくいくかな。いい加減にしてほしいな。


高杯に挑戦する。

Dsc_00114 昨年、仏壇の制作で、仏具の高杯を試みて、何とか満足なものが出来たので、以前より念願だった大きな高杯に挑戦しようとしています。

天板の直径が38㎝なのでほとんど、膳とか卓に近いです。3ピース構造です。

こういう大きさでは材料も貴重なので、いつになく慎重に図面を引いて、段取りを考えます。

Dsc_00036 3台位、いっぺんに作りますが、その前に練習で丼でも挽くつもりです。

ストックしておいた端材が役に立ちます。練習といってもプロですから、立派に仕上げてお金にしなくてはなりません。エライ!‼ 

Dsc_00256 やや大作の場合は、外堀から埋めるように仕事を進めます。

斎田さんのブログに影響されたわけではないのですが、旋盤用の刃物を研ぐ、グラインダーに改造を加えています。

久々に電気溶接機を使いましたが、体が覚えていました。そのまま、バチバチやりましたがグラインダーも壊れませんでした。 

明日にでも、発表出来るかと思います。全然大したことないけど。