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ドタキャン考

ドタキャンという言葉は知っていたが、現実のものとして感じたのは、仕事上、有力なお客様である有閑マダム達と付き合い始めてからだ。それは、上流階級の暮らしを垣間見たような甘味な感覚でした。

貧しい山村に生まれ育った私にとって、他人との約束を破ることは「村八分」にされかねないことであって、八分の厳しさと悲惨さを目の当たりにした者にとって、絶対に避けたいことなのです。ただ、そもそも村の暮らしはシンプルでドタキャンする理由もなく、例えば、僅かな楽しみでもあり、配偶者と出会うチャンスでもある盆踊りをドタキャンする若者もいないのです。

つまり、ドタキャンは生活にゆとりが出てきて、様様な楽しみが増え、人間関係も複雑になった故のことでしょう。

実は私自身も、高校生の時、ドタキャンどころか大事な約束を連絡なしに(当時は携帯電話はなかったし)すっぽかしたことがあり、今でも心が痛みます。以来、大事な約束を反故にしたことはないように思います。

しかし、ドタキャンするなら、初めから約束しなければいいのであって、あまりにひどい人は気弱か、計画を立てる能力がないといえましょう。

  当ブログには若干のフィクションが含まれます。


糸鋸木工

どういう訳か、当工房は年も押し詰まってから忙しくなっています。

Dsc_0022 現在、ノコギリ仕上げの棚を製作しています。

この棚のホゾ加工に糸鋸を多用しています。特に穴30ケツ、アリ組10枚を糸鋸で開けました。

棚板の厚さがまちまちなので、全て現物合わせです。わりあい気持ち良く作業できます。

Dsc_0012 このような場合、当然一回では回りませんが、刃を45度に捩じることによって2回で切り抜く事が出来ます。普通に人には意味がわからないと思いますが。いや、糸鋸を相当使う人にしかわかりません。

糸鋸作業は、危険が少なく(指一本切り落とすには、根性がいると思います)、裏側の破損がないというメリットがあります。少量生産には向いています。

Dsc_0027 これは、ホゾ先のルーター加工を失敗した部分ですが、このようにリカバリー出来ました。

木工機械の中では騒音も粉塵も少なくいい感じです。でも、冬はノコ屑を吹き飛ばす、ホースからの風が年寄りには妙に冷たく、手袋が要ります。

Dsc_00476 昨夜の子羊会は、2家族もドタキャンがあって、家庭的な雰囲気でした。持ち寄りなので問題ありません。

私は仕事に疲れてグッタリしていましたが、飲み食いは普通以上しました。


白、しろ、シロ。

土曜日だったかな「やまぶき」に行ってきた。そしたら、近所の酒造会社から買ってきた、熱処理してないドブロクあるという・・・・・・・というか飲めと!

Dsc_0045 なんか、半分個体です。しかし、そりゃーすごく旨かった。度数も大分高いと思う。

これは最後の一杯の写真で、主人も大分飲んでいたので粗相したのだ。

Dsc_0009 まあちょっと、清水サバの写真も。相変わらず角が立っています。

Dsc_0040 結局、Tさんと主人と3人で1升開けた。

かなり脳天にきます。3合以上飲んだ人は翌日きつかったそうです。

Dsc_0032 これは、その数日前の早朝に撮った、酒造会社。仕込みの真っ最中なんじゃろうか。

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いつものようにハイエースで泊った翌朝は雪だった。

苦労して取り付けたエアヒーターのおかげで冬場のキャンプはは本当に快適です。


薔薇の似合う家具

昨日も今夜も飲み会で少しつらいな。セーブするべ。

Dsc_0005 本日、下駄箱の納品をすましてきました。

いい感じじゃないでしょうか。

薔薇の似合う家具を作ったのは初めてのことです。

ただ、後々、扉の裏面に和紙でも張ってキャビネットとして利用できるよう、取外し式にした脚がダサいです。

さりげなく、切り株なんかに載せるようにした方がオシャレだな。今後の課題じゃ。

兎に角、これでなんとか年が越せそうだ。

ただ、この大作のために、完全に腰痛モードに入ってしまった。桂の木は比較的軟らかいんで、裏返したり、運んだりするとき慎重にすると、てきめん腰に来るんです。

なんだか「木工商売」来年はもっと厳しそうです。


オーナメント

暇つぶしという訳じゃないけど、糸鋸でクリスマスのオーナメントを作ってみた。

Dsc_0003 そして、今年1千万円以上家具を買って頂いたお客様達に送りました。

こんなヘタクソなの逆効果という説もあるが、気は心です。

来年はもっと上手になって、これで大儲けしたいです。

*波乗り伊野チームのクリスマス会は24日7時頃からです。よろしくお願いします。酒は余分に持ってきて下さい。


ハワイより

今日は波乗りをする人以外、理解できないマニアックなブログです。Dsc_001166

ハワイよりクリスマスプレゼントが届いた・・・・・・と言っても金髪の愛人からではなくて、自分で注文した品物であるのが残念なところだ。

日本でサーフボードを買うと、代理店制度のため非常に高価なのです。元来、私はボードにこだわるたちではなく、ハワイに行ってまとめ買いしたり、量販店が間違えて仕入れて、売れなくなて、激安になったものを買ったりしていました。

それでも、結構いいボードにあたっていたんですが、昨年愛用のラスティー9.2ハイパフォーマンスボードが折れてから運が尽きたのです。

急いでネットで買った、インドの山奥か、中国のヤオトンの工場で作っている激安ボードはやっぱりイマイチでしたし、安かったので買った”ラスケー”は一応ブランドボードなのに更にひどく、すぐに売ってしまった。ラスケー・・・・買わん方がいいよ。

そこで、ネットでアルメリックを扱っているハワイの業者に頼んだのでした。

日本人の業者なのに、特にオーダーしたわけではないのに、2か月もかかったり、クリアーのはずがブルーだったり、スカッシュテールがラウンドだったり、かなりアメリカナイズされているみたい。アバウトです。

でも、すごくいいボードが送られてきました。美しいジョ!ハイパホーマンスタイプで、じっかり厚みもあります。Dsc_001266

ロッカーはかなり強烈です。多分、マシンシェイプだろうけど、流石大メーカーのボードは高品質ですね。

サーフボードは手作りの部分が多く、いかに社員教育しても、海を見たこともない人が作るのと、ハワイの波乗りジャンキーが作るのでは全く仕上がりは違ってくるんでしょうね。

妙に好きでなかったアルメリック、いっぺんで気に入りました。

早く乗ってみたいが、この天気で波もなく、年内に試乗できるかな。

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これは、今年NHKで放映された“足摺沖の怪物”で使用されたJちゃんのガン。大波で巻き上げられないようテールの削げた特殊なデザインになっています。

パワーコードも太さが小指ほどもあります。


とんちゃん閉店!

Dsc_000633 土佐の酒飲みの殿堂”とんちゃん”が今年一杯で閉店することになり、ちょっと先輩のノンベーと3人で出掛けた。

5時に行くも、満席で座れず、”赤のれん”で3時間も飲んでからリベンジじゃ。

高知新聞夕刊のトップにカラーで出たから反響も大きいのだ。

Dsc_002833 初代は100歳を越えてまだお元気というが、最近は店にはおいでにならない。

感無量でちょっとしんみりしている2代目。本当は鼻を拭いているだけです。

右上に見えるロープ。滑車で階下と料理をやり取りします。

Dsc_0050 ここからの眺めも見納めかな。

Dsc_007797 これは代表的メニューのジンギスカン。マトンです。基本的にアルコールを体内に注入するための店なので、量はちょっとです。

Dsc_0033 たまたま、お面とか見えますが、内装はよくある民芸調じゃないです。どうでみいいんです。

Dsc_0035 昔は、この天窓から十五夜の月を肴に飲んでいたそう。

Dsc_0059 これも名物”なんきょく”クジラの肉の冷凍です。はっきり言ってあんまり美味しくありません。Dsc_00689

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土佐の元気な酒飲みオヤジ達。2軒目でもグイグイいきます。

Dsc_0054 これはそば粉をといた”どろがゆ”です。仕上げに頂きます。

6635 こういうオジサンさんは10分は放しません。

Dsc_0099 おっ!波乗りジョニーもおいでだ。でも、この握手はすぐ終わる。

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この景色が見えなくなると思うと、ちょっとセンチになるな。

今日は、とにかく写真をUPしました。


新李朝、下駄箱出来た

Dsc_0038 出来ました。久々の大作?でしたので少し疲れました。

こういう製品を作るときは植木屋さんじゃないけれど、一気に作るんじゃなく、休み休み様子を見ながら作ります。

ちょとセクシーやね。

Dsc_0041 内部はシンプルなヒノキの棚板がくぎ打ちで付いています。

中央が垂れてくるのを裏板で防ぐ構造です。

もう少しワックス分の多いオイルを使った方が艶が出てメリハリがついたかもしれません。

Dsc_0051 十字は一か所くらい傾いていたりして遊びがあっても良かったかな。

でも、まあ成功していると思います。

Dsc_0048 アリ組も美しいです。

桂はやさしい感じで、艶を上げると、ちょっと“お水”っぽくなって、私の好みかもしれません。

今回で、この材料もわずかになり、もう小さなものしか作れません。


子根付きホゾの伝説

本日のブログは木工上級コースのお話しです。一般の方にはわからないし、また解説もしていませんので、全く理解できません。悪しからず。

Dsc_0002 下駄箱は実は今日完成したんですが、話は少しバックします。

これは扉の框組みなんですが、ホゾ幅が短く、普通なら子根を入れたいところではないでしょうか。

残念ながら、私の木工は自己流なので常識を知りません。

Dsc_00026 しかし、余程幅が広いダイニングテーブルのような組手ならともかく、ちょっとの子根が効くような気はしません。実際やってみてそう思います。それよりもホゾを正確に作ることが重要ではないでしょうか。

もし、このような小さな框に子根を掘る場合は、ホゾ穴の流れで角鑿盤で突くのはいけません。正確でないし、ズボズボです。底を整えるにも手間がかかります。年中手道具を使ってる人は楽勝かもしれませんが。

ルーターマシンでホゾ幅よりわずかに狭く、溝を突いてやると決まります。楽だし正確です。でも、そこまでしなくてもいいような気がします。


菩提樹の種

先月の宇和島で伊達家ゆかりの庭園”天赦園”で菩提樹の種を拾ってきました。

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レオナルド・ダビンチがヘリコプターのスケッチを描く、遥か前より菩提樹はこの方法で種を飛ばしていたんでしょうね。

対処療法的な進化じゃないよな。植物のどこに脳があるのか?まったくもって不思議です。