まだまだ、膝は完全ではないが、お天気に誘われて海に向かった。
あ~!やっぱり海はいいわ。
傷みはありますが、大丈夫のようです。
この二人は、わかってやっているからいいようなものの、この場合、仮にロングが先に立ったとしても遠慮しといたほうがいいと思います。
パドルボートは私もやってみましたが、なかなか難しいです。
明日は、夜の部をUPします。
急に寒くなってきて、なんだか秋がないような、いやな感じだ。
銘木解体も佳境に入る。今日は、腐りの入っていた両端をさばいた。なんとか一人で持てる重さです。
昔、やたら外国製の機械をほめそやす人がいたけど、挽き割は国産バンドソーの独壇場だ。高速、正確でスムーズに仕事が進む。
写真の材の濃い部分が“焼け”で、菌が入ってスカスカになっています。
今年は、高価な薪が出来ました。現金燃してるようなもんですね。
これで、茶箱やらなんやら、細工物を作るんですが、そう売れるもんじゃないしな。でも作っといても場所を取らないのがせめてもの救いです。
例えば、この材なら刳り物の箱が出来ます。写真で見てもわかるように、杢が出るのは表面から5㎝位の深さまでです。
3日かかって、解体は終わりました。この作業は頭も使うので疲れます。
虫を殺すための乾燥釜の手配も済んで一段落です。
なんか全然大したことなかったな。伊勢湾台風と比べるなよな。
一昨日の山桜を車から降ろして、皮を除いたり、使い方の算段をしていました。
工房で見ると流石に大きいです。
虫くいがあり、しかも、まだ生きている・・・ちゅうか、成虫になって飛び出していない。
早めに樹皮を取り除かなかったのも原因の一つです。
そのうち清げなカミキリ虫が出現するのですが、作り手にとっては厄介です。
人工乾燥で殺すしかないと思う。せっかく、自然乾燥で仕上がっているのに仕方がないだろうな。
丸々テーブルトップとして使えるのは、4枚のうち2枚かな。この買い物は失敗じゃった。でもいいんです。ギャンブルみたいなもんで、大穴を当てたこともあり ますから。
”ミミズ杢“ ”血管浮き出た杢”・・・・じゃあ高く売れないので“ヒマラヤの気高き峰々杢”とでもしましょうか。
普段なら発表しませんが、今日は50歳の誕生日です。信長じゃないけど50年は生きた。
お客さんがケーキを持って来てくれた。60歳ならなんとも思わないでしょうが、50歳は複雑やな。
酒飲みですが、最後に甘いもので仕上げるのは好きです。
昨日までは”栗の渋皮煮”でしたが今日はケーキじゃ。最近、食いもんには困らんな。
先日、手押しと自動鉋の刃を交換していて、ケースの製作を思い立ちました。
刃研ぎは、出入りの業者に頼みます。そこが県外の専門業者に外注するのです。
研ぎは問題ないですが、錆だらけになって返ってきたりして困るんです。高知県の業者が締りがないからこんなことになるんです。そんなとこ、さっさと止めればいいのに、きっと料金が安いとかいうんでしょうね。
ちょっとでも、大事に扱ってもらえるようにケースを作りました。結構大仕事になって一日かかりました。
作るのが10年遅かったな。
手押し鉋は消耗が激しいので2セット作りました。
本体には最上のケヤキを使いました。たまたま、手元にあったんで。
ルーターマシンによる、深い彫り込みは、余程慣れてないと恐ろしいです。細長いしな。大きなものだと、もっと楽でしょう。
もう、あんまりやりたくありません。手前のスパイラルビットを使いましたが、UPカットの場合、材料をよく押さえつけてないと浮いてきます。あれこれ考えての作業は危険なのでDOWNカットを使いました。切りくずは取りにくいけど安全です。次回の深堀には16ミリ軸のラフィングビットを使いたいです。
刃物の交換の終わった自動鉋で削ったホウの映像です。 刃が新品だと、ホウでもピカピカに仕上がります。カエデなんかですと眩しくて目を開けていられません・・・というのはウソです。
強風が吹きだしました。立て掛けた材木を縛ってきました。まだ遠いのにパワフルです。
7,8年前に買った山桜(全長4m×幅85㎝×厚さ17㎝)を家具用に腑分けしたのです。
この盤は私が買った中では一番高価で、どうも、価格に見合った使い道が見当たらず、他県の市場に投機目的で転がしていたんです。
残念ながら、不景気でますます価値は下がりました。いや、価値は別に下がってないけど、価格がね。
このクラスになると、ワクワクもしますが、憂鬱でもあります。
どんなに上手くいっても、100%成功はあり得ませんから。でも、今まで待った意味はあったかもしれません。期が熟したというか、それなりに経験を積んできたし。
実際は、今回、さほど選択肢はなく”焼け”の入った両端1mを切り離し、良質な2m材を取りました。両端からはテーブルなどの脚を取ります。
幅60㎝程度の盤はざらにありますが、山桜の85㎝はちょっと珍しいと思います。
でも老木で多少傷みは免れません。
縮杢が出ています。
意外に軽かった。あまり知られていませんが、ホントの銘木はケヤキなんかでも比較的軽いんです。これなら後々大狂いはしません。それに、この材は20年以上寝かされていたそうですから。
実は薄板を何枚も取ろうかと考えてもいたんですが、勇気がありませんでした。
まずまずの板が取れて、私も久々に製材の楽しさと興奮を味わいました。でも、買った時の値段で買い戻してくれるならそっちの方がいいかもな~。
どなたか、ダイニングテーブル注文しませんかね。この材なら、すぐ使えると思います。
鵜島啓二先生は輪島の”漆塗り作家”では、角偉三郎先生と双璧をなします。しかし、玄人好みの作風で一般の方は知らないかもしれません。
5,6年前になるか、『輪島屋 善仁』の山下さんの紹介で、高知の漆器コレクターのオバサマ達と一緒に、鵜島先生を訪ねた。輪島屋は自社の製品だけでなく、鵜島先生他、地元の作家、職人の製品も売り歩いているんです。
鵜島先生は気さくな方で、こちらの質問に答えながらも、手は止まりません。ちょうど布着せをやられていました。山下さんが言うには、普通の熟練した職人の3倍仕事が速いそうです。
背筋がピッと伸びて座業で仕事をする様は、古武士のようでした。若い頃は、あまり姿勢がいいために「あいつ、なんでふんぞり返ってるんや?」と言われたそうです。
帰りしなに、箪笥の上の箱をまさぐって、一番大きい箆を全部くれました。アスナロだと思います。
「もう、大きなものは塗らないから」とのことでしたが、
「割れば小さくなりますが、いいんですか?」
「そりゃ、勿体ないだろう」とのことでした。流石、わかってらっしゃる。
分厚い箆で、全く曲がりません。どうだかな~?と思っていると「まず、使ってみなさい。」でした。いや~、はじめは面喰いますが拭き漆にはとてもいいんです。ちょっと熟練はいりますが、目から鱗でした。
次回は、じっくり教えてもらう約束をしたんですが、結局これが形見分けのようになってしまいました。2年ほど後に亡くなられたのです。ガンだったと思います。あまり検診もしていなかったようです。角先生も前後して亡くなられました。
う~ん、でも、この箆は鵜島先生の代わりに、よく教えてくれたわ。
螺旋飾棚なんかは全部の面が捻じれているので、どうしても弾力のある薄い箆が必要です。
短いものは、棚を塗るのに使います。
なんでも、手広くやっているときりがないですね。
どうやら梅雨入りしたみたいで、エアコンが復活しています。
ところで、8月からやっている、ホームページ強化作戦にさっそく効果が現れました・・・かな?
このデスクは定番商品なんですが、今までは、汚い作業場で撮影した小さな写真しか載せてませんでした。
在庫がありましたので、撮影し直し、これでもかと画像をUPしました。
その甲斐あってか、売れました。もっとも、このお客様はわざわざ首都圏から、おいでたことのある上得意様で、現物を見たことがあるし、写真の椅子もお持ちなんです。
梱包がだんだん上手になっています。
以前は、新品の段ボールを無尽蔵に使っていましたが、大分エコになりました。
まあ、私みたいに使いまわしているプチプチに”ユカリ”とか”まこ”なんて名前を付けている程ではないでしょうが。
この、撮影用の空間は、黒猫の梱包スペースでもあるわけです。
そんなわけで、遠方の方も遠慮なく注文してください。早くしないと、つぶれると思います。
連休中、久々の海外旅行でベネズエラからギアナ高地を目指した。テーブルマウンテンとも呼ばれ、コナン・ドイルが『失われた世界』の着想を得たといわれている。
テーブルマウンテンへの上陸は厳しく規制されていて、役人やパイロットへの賄賂はなまなかのものではなかった。
独自に発達した植物が面白いです。モニュメントみたいですね。ヘンリー・ムーア。
ここは、お花畑のようでした。でも、ちょっと変な匂いがします。
「油断すると、カッポリやられる」とガイドが言っていました。
夜になると、こいつらは歌うので、キャンプではちっとも眠れませんでした。
3000m級のテーブルマウンテンの後ろにまだ山があるぞ。
『夢の森』って日本語で書いてるやんけー!しかもタイヤも捨ててるしー。
実は“しもなの郷”の橋の袂のちっちゃいギアナ高地でした。
その気になれば、近所でも結構大冒険を楽しめます。チャンチャン。
なんか最近、真面目にブログやり過ぎ。本業に響くわ。