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紋次朗ではない。

Dsc_0044_2 秋もだんだんと深まって来ました・・・・・と書きたいところですが、庭の撮影をしている間に、蚊に一杯刺されました。仕事中はいまだに、半パン、Tシャツですし。どうなっとんじゃい!

昨日、旋盤加工中、若いカップルがショールームを見せて欲しいとやって来ました。仕事中ですし、

「何かお探しですか?」と聞くと

「特にない」とのこと。

「予約をしてからお出でて下さい」とお断りしました。

お客様じゃなくても、私は若者の訪問に対して冷淡ではないんですが、この兄さんは、ずっと”楊枝”をくわえたまましゃべっていたんです。まあ、俺の顔には威厳も含蓄もないけど。

Dsc_00371_2 木枯らし紋次朗であれば、同じヤクザ家業、渡世の義理がありますから、ないがしろには出来ません。しかし、本物の紋次朗なら、事前にその筋からつなぎがあるはずです。無宿渡世の掟は案外厳しいもんなんですよ。

時々、こんな若者が来ます。カップルが多いです。子供もいたりして。親が悪いんでしょうが、こんな調子じゃあ、いい職には就けないと思うし、自営業も無理でしょう。山奥で自給自足するしかないぞ!

ちょっと、意見してやろうかと思いましたが、旋盤加工は非常にデリケートで危険な作業です。平常心が大事です。俺も他人のことより、わが身が可愛い年になったか・・・・・・・。


ネットと印刷媒体。

Dsc_00151 今日は、雑誌に広告を掲載するための版下を作っていた。

知り合いのデザイナーのFちゃんに「まあ、俺はもうイラストレータを使えるけんど、まあバイトに来て~。一人でチンタラやるのも寂しいし~。」と偉そうに言ったんですが、パスを上手に使っての背景の切り抜きや、秒殺のレイアウトの技を見ると「ヒィ~!!御見それしました。やっぱり、餅は餅屋じゃ~!」と反省したのでした。もっとも、ラフは出来ていたので2時間そこそこで完成しました。右の案でいきます。

今回、自費で全国紙に掲載するのですが、来るべき恐慌に備えて、まだ息のあるうちに営業を強化しているのです。酒ばっかり飲んでるわけじゃないんですよ。私はペコペコ出来ない性格なので、他人をあてにするよりこういうやり方が向いています。それと、あまりにも貧乏が長かったため、金を残す習慣がありません。

木工家が自費で広告を出すなんて聞いたことがないので、効果のほどはわかりませんが、面白い試みだと思います。出版社には申し訳ないし、矛盾しているようですが、一番の目的は、ホームページにアクセスしてもらうことです。ネット社会の発達によって、評論家やマスコミとは関係なく、素の個人が、自立したお客様に評価される世の中が来つつあるような気がします。


椅子の脚を組む。

Dsc_000111 やっと座板が完成しました。ここからは大分楽です。一枚失敗したので2枚追加して、計7脚の完成を目指します。

背もたれのスピンドルは座面の大型化に伴い、一本多くしましたが、どうなることやら。普通なら一脚試作するところですが、今回はぶっつけ本番です。

Dsc_0011_2 これは、脚のほぞ先のみ絶対乾燥させる装置です。中に投光機が入っています。

最近は使わないことも多いのですが、脚を加工して、すぐ組む時は必要です。 平気で0.3~0.5ミリも痩せてスポスポになります。この脚には、貫きを入れる穴を開けるのでほぞ先のみの乾燥となります。絶乾後は割れやすいので先に木殺しを済ませておきます。

貫の付いた脚の場合、ほぞは少し緩めです。でないと組み込めません。手で簡単に入り、逆さにしても落ちないくらいがベストです。

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試しに一脚組んでみました。完璧でした。

椅子の製作もも、だんだん冶具も増えて、上手く、速くなっていきますが、体力は下降線をたどり、頭はぼけてくるので、これからどうなるんじゃろ~?心配です。

やっぱり、製作する品物の種類を絞るべきでしょうか。


土佐高登山部OB会 in“酒宴 やまだ”

Dsc_00088 本日は、内輪ネタのくだらないブログです。

昨夜、高知県在住の同じ年代の土佐高登山部OBが集まりました。メンバーの奥さんがやっている日高村の“酒宴 やまだ”が会場です。汽車で行きましたが、夜の日高村は、隣町の我”いの町”より数段寂れた印象です。

Dsc_0010 古くからやっている宴会場ですが、店は新築されて、いい感じです。地元密着型で予約制です。

Dsc_00141 これは珍しい、アユのフライ。仁淀川の恵みが豊かだから、こんな掟破りの食べ方があるんですね。でも、ちゃんと鮎の味がします。塩焼きも出ましたけど。

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これも川の恵み、生きた ツガ二をミキサーで砕いたツガ二汁。美味しかったです。御代りが出ましたが、二杯目はソーメンを入れて欲しかったです。

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三脚を据えて私も入った写真は全然面白くなくて、セルフタイマーの扱いに四苦八苦している時の方が愉快です。デジカメはバシャバシャ撮れるので、こんなカットが楽しめます。

久々に、波乗り仲間とは、また違った会話を楽しみました。しかし、話がついついサプリメントとか、健康にいってしまうのは情けないです。地方は経済的にひっ迫していますが、ゆとりもあると思います。


木工の集塵。

Dsc_0007 本日は面白くもない、木工家専用のブログです。

以前にも書いたと思いますが、失敗したところを、キズが取れるまで削ってゆくと、全体のバランスが悪くなり、ドツボにはまります。無視して進めると、最後には殆ど気にならなくなります。

どうしても目立つ場合は、丸刀でさらって、そこに別でさらった木片を張り付けるといいです・・・・・俺はそんな面倒なことしたことないですけど。お客さんに「これが手作りの味なんです!」と言う方が楽です。別に不誠実じゃなくて、ホゾの精度とか、他に手間をかけるべき重要なポイントがありますから。また、あんまりチマチマやっていと品物も委縮した印象になってしまいます。勢いも大事です。(ものは言い様ですね)

Dsc_0015 今回、逆目がきつく、鉋を使わずに、ディスクグラインダーに積層ペーパーをつけて最初の削りをしました。こっちの方が楽みたい。

ただし、粉塵がすごいので、集塵機を回しました。とてもいいようです。ダンボールなどで覆いをすると、もっと効果が上がると思います。穴の沢山開いた、集塵テーブルを作ればいいんでしょうが、そこまでは中々・・・・・いや、リフターテーブルだと高さが変えられるし、簡単に出来そう・・・・今度やってみるか。

栗の板目は、冬目と春目の堅さが違いすぎて、ペーパをかけるだけでボコボコになってしまい厄介です。座刳りには樹種を問わず素直な、目の込んだ柾板が一番です。


大失敗。

Dsc_0020 昨日のことです。連休の疲労はあるものの、気分的にはスッキリと仕事をしていました。

手前は座刳りマシンによる加工の終わった座板です。失敗は上の四枚のうちの一番手前です。表裏が逆になっています。側面に角度が付いていますのでリバーシブルではないのです。

この失敗を見つけた時は頭が真っ白になりましたが、幸い6枚中1枚でした。私の場合、たいていの失敗は埋木したりしてリカバーしますが、これはちょっと、どうしようもないです。

手間的にはさほどでもありませんが、栗の厚板なんか売ってるところは近くにはありません。幸い、在庫はまだ沢山ありました。

元々、集中力を欠く状態で仕事をしていましたが、さらにボケる事態に陥ったのは、サーファーのMちゃんが、先日私が撮影したライディングをCDに焼いてくれ~!と訪ねて来たことです。電話をもらった時、悪い予感はしました。Mちゃんは凄く薄着なんです。案の定、ノースリーブにミニスカートで現れ、帰りに車に乗る時はパンツ丸見えでした。見るな~!!

Dsc_00061 のぼせました。まあ、ちょっと失敗したけれど、長期的には「元気」になったかも!?

人生にはいろんなことがありますね。


素晴らしき入野松原。

連休は体調もすぐれず、どうしようかと思っていましたが、仲間から「波はあるから、早く来い」と連絡がありました。じゃ~行くか。こんな時、友達は有難いですね。

Dsc_0004 初日の夜・・・。O君は以前、三池炭鉱に勤めていて、何度も落盤事故に遭い、今は暗くなったらヘッドランプがないと落ち着かないそうです。もう、目が虚ろです。

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あんまり教えたくないけど、今日は入野松原の穴場を紹介します。この、海岸沿いの小道は、10年ほど前から自動車を締め出したので、お散歩には最適です。

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東よりの砂浜は訪れる人も少なく火星みたいです。いい雰囲気ですが、指定され場所以外、キャンプは禁止です。15年ほど前までは誰もいなくて、何やっても良かったんですが。

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小道より海を望む。これらの松は、松くい虫の被害を受けた後、比較的最近植えられたものです。

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最終日、午後より波は大きくなりました。写真ではわかりませんが、いきなり底がなくなり、壁を走って、叩きつけられるダンパーでした。怪我が治ったばかりなので早めに退散しました。無理は禁物です。

いのチームのサーフィンサイボーグMも河口で肩の靭帯をのばして、故障中です。年齢にあった波乗りをしなくてはならないようです。

今日は疲れが残るものの元気で、体調の悪さは、先週怪我で運動が出来なかったせいのようです。


気分を変えて。

Dsc_0031_2 どうも調子が悪いので、気分転換に、昨夜は、キャンピングカーで行く居酒屋 ”やまぶき” に出かけました。おいしかった。 朝はスッキリ。

でも昨夜は雨で、木立の下に駐車したんで、いろいろなものが落ちて来る音で、トトロ気分でした。車体がデカイと結露することもなく家で寝るのと変わらないです。いっそのこと、敷布団を持ち込もうと考えましたが、世帯臭くなりますし・・・・・場所も取るし・・・・・ホームレスみたいだし、やめました。

今日は、椅子の座刳りです。今度のシェーカースタイルのダイニングチェアーはストイックなタイプではなく、やや、リラックスできるようにするため、座をやや大きくして、座刳りの形状を変えます。その型作りから始めます。

しかし、一から始めるのではなく、別のダイニングチェアーの型を流用することにしました。

Dsc_0046 座刳りマシン。何度やってもこの機械をセットするのは大変です。

前回まで、グラインダーに直接取り付けていた集塵ホースを、切り離しました。微妙な力加減を重視するためですが、集塵口を時々移動する必要があり、一長一短です。

箱物はそうでもないんですが、椅子、特にウィンザー系は微妙なものがあり、乗ってくるまで時間がかかります。まとめて作り置きすると、さらに時間が空くので、忘れてしまいそうだし、厄介です。一般的に、箱物と脚物を作る職人は分かれているそうです。


犬の実験。

なんか、疲れます。やっぱり夏場の暑さのせいでしょうか。それとも、数日前から使いだした、遠近両用眼鏡のせいでしょうか。それとも、それとも、休肝日を設けたせいなのか~!?

ところで、うちの犬・モモちゃんはひいき目ではありますが、とてもお利口で、骨なんかは両手?を上手に使って食べるし、スライスチーズの包み紙なんかも片足で押さえておいて舐めています。

簡単な計算なら、電卓を器用に押してやってくれます。政治家より頭いいかも!

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・・・・・・・・・・・・・まさか、信じた奴はいないと思うけど。

先日、肉をコップで伏せて、どこまでお利口か実験しました。鼻でガンガン押して、肉の航跡をベロベロ舐めて行きました。

「ヒィー!床がベトベトやし、オメーも腹壊すぞー!!」で、すぐ肉をあげてしまいました。モモの方が一枚上手だったのか・・・・・・・・。


続、木工旋盤。

Dsc_0006 昨日の続きです。こんな感じで仕事をしています。ペーパーをかけるときに粉じんが出ますので、ずっと防塵マスクをして作業します。

よく、集塵ダクトを付けてる写真を見ますが、音と振動は重要な情報源ですので集塵機を回す気にはなりません。

写真の山桜の35㎝のスピンドルなら難なく削れますが、60㎝になるといくら手を添えてもうまくいきません。柾目のタモなら大丈夫ですが。

Dsc_0014 左の3本は”レコード”のセットもので、カナダで買ったイギリス製。バイトは、イギリスで買えば一番安いんでしょうな。右端のでっかいガウジはオフコーポで買った格安品。脚の粗挽きに活躍します。しかし、なんとなく見劣りはしますので、お金のある人はブランド品がいいでしょう。

今回、脚とスピンドル、荒と仕上げ削りで、回転数をこまめに調整しましたが、確かに適正回転数があるようです。回転が合うと、ガウジでも連続したカンナくずがニョロニョロ出ます。となると、やっぱりインバーターは便利ということですね。

しかし、もう歳だから、あれもこれも作るんじゃなくて、ジャンルを絞り込んだ方が楽かな~。調子が出るまで時間がかかり過ぎます。