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御本尊を納める。

昨日、無事御本尊を納めることが出来ました。施主様にはお代のほかに、ご祝儀やお酒まで頂きました。しかもその辺の酒ではなく、御当地、司牡丹の「自由は土佐の山間より」超辛口でした。気配りが嬉しいですね。

今回、商売としては厳しいものでしたが、勉強させてもらってご祝儀まで頂いて、幸せなことです。そのかわり、私もプロとして恥ずかしくないレベルの仕事はしたんです。

Gohonnzonn3tai 栃の拭き漆と桂の木地は良く合いました。仏壇と御本尊の作者が同じというのは稀有な例と思います。

ブログなので簡単に仏像の制作で感じたこと・・・・・

1、仏像は何らかの呪術的目的でつくられたのではないかという気がしました。プロテスタントとカソリックが血みどろの戦いをしているように、宗派間の対立とかあったんじゃないでしょうか。

2、ちょっと、矛盾しますが彫っていると、慈悲の心とか、なんとか感じますね。先週テレビでマザー・テレサをやっていましたが、今までになく共感しました。単に年取って涙もろくなっただけかも。

で、いまだにハマっていて、小説読むのは置いといて、仏像関係を勉強しています。土門拳の「古寺巡礼」は写真もさることながら、文章にも力があり読みごたえがあります。

でも、仕事は家具作りの方が楽みたいです。


サーフィン誌NALUに私の・・・・・・

サーフィン誌NALUに私のライディングが載った・・・・・・・わけではなくて・・・・・・・・私の作ったベンチが微妙に写っています。

今月号は、入野松原の特集があったからです。Naru

左中央の写真がそれです

今年は頑張ってサーフィンしたのに、この日は行ってないんだな。クッソー!!まあ、人生はそんなもんじゃ。

右上のサーファーは妙なもんかぶってますが、Ryu君お気に入りのシャンプーハットです。

Dsc_0035 昨日から、一ヶ月振りに出かけていました。本日の朝焼け。

寒いけど、6時から30分くらいが良かったみたい。年寄りは逃してしまう。

Dsc_0059 9時頃はこんな感じ。ちょっとダンパー気味でした。

しばらく、お休みしていると流石に冬はキツイ。

でも、やった方が心身ともにいいような気がする。


台所の油汚れに~。

凄いな、このところ毎日更新してるぜ、ちゃんと仕事してるのかな?

本日は、年末の大掃除に役立つ話です。台所のレンジ周りの油汚れのお掃除は、誰でも頭を悩ます問題です。いきなり洗剤でふき取るのは大変です。

Photo そこで、スクレーパーの出番です。これで、あらかた油をこそげ取っておけば後は楽です。酉年の置物の羽を薄く剥ぐ(へぐ)ために自作した刃物ですが、現在は台所で使っています。

ホームセンターで買う場合は、刃の薄い弾力がある方が使いやすいと思います。オルファーカッターから出ているのでは。怪我をしないように使って下さい。

ところで、中国のニューリッチは、台所にも凝るそうですが、「料理が上手い」と言われるよりも「台所がキレイ、カッコいい」と言われる方がステイタスらしく、絶対に中華鍋をガンゴラ、ガンゴラやるようなことはないそうです。まあ、食べに行った方が旨いわな。


また「やまぶき」の暖簾をくぐる。

Photo 昨夜は、”寅さん行商連合”の販促会で、また「やまぶき」に行ってました。

近くの公営ギャラリーで年二回、催事をする骨董屋さんと古布で洋服を作る方との恒例の飲み会です。お客さんを上手にだます方法を教えあいます。

どこも、景気は悪いけど、今年の高知は特別らしいです。

Photo_2 最初に出てきた茶碗蒸し。ここのは、量がたっぷりで具沢山。慌てて撮影の前に一口食べてしまう。

Photo_3 カツオ道はマグロなんかと比べて、大変奥が深いです。

最近、この時期は三陸沖のトロガツオも出回っていますが、私はヤッパリ、地物のあっさりしたのが好きです。青臭い初物よりは大分味は落ちます。

Photo_4 これが、御主人。本邦初公開。

こんな山の中ですが、聞けば安達 祐美がロケで飲みに来たことがあるそうです。あんまり寂しいところなので泣いていたそうです。ウソやろ。

すぐ近くには観月ありさも来ていたんですよ。松崎しげると。残念じゃ~何が?

Photo_5 ツガ二汁は絶品でした。

なますも出て、最後にアイスクリンを御馳走になりました。

下戸が一人いたとはいえ、3人で9000円は無理してんじゃないの、大将!

また行きます。


最後の仕上げ。

Photo 仏像の製作、本日でやっと終わりました。長かったな。あんた、ほんまによう頑張ったねえ。でも、アホやねえと自分に言いたい。これはねえ、技術とか才能じゃのうて、気持だけでここまでもって来たんですよ。

先日、テレビでダイエットを成功させるため、自分の体をブログで公表し続けた男性の話をやってましたが、私も似たようなものでした。

ブログと施主様がいなければ出来ませんでした。ちょっと、いきなりハードルが高過ぎたわ。

それでも、多少不満はあるものの、上出来じゃ。銀のブレスレットの幅は、2mm弱です。何に使うか知らないけれど、ビーズショップにあった、軸径0,5㎜のピンを加工して止めました。

Photo_2 冠を作るの図。6面と思っていたら、5面でした。

まず、紙で作って、図柄を考えます。銀板は0,3ミリしかないので流石に、ヘグナーの糸鋸でもバタつきます。秘伝の方法を開発しました。言えん。

銀ロウで溶接は簡単でした。プロパンバーナーを使用。このバーナは火口が極小で大失敗だと思っていましたが、ここで活躍。やっぱ道具が仕事するぜ。

制作も佳境に入ると、左上のタクシーの運転手さんの手袋をしての作業になります。

後は納品。きれいに仏壇に収まればいいがな。


年末耐久レース。

日曜日、家の前の道路に6台ものバケット車が首を伸ばして電線の張り替え工事をしていた。壮観で、見ていると、四電工のTさんがいて「今晩六平ちゃんに飲みに行こう」との御誘いを受ける。プールの日なのに、体に悪いことを優先させる。

昨夜は、飲みすぎたのでゆっくりするつもりが、元上司のHさんから「駅前酒場に行くぜよ!」と電話がある。セーブしたが、意外に調子が良く、家でも飲み直したので、今日はしんどかった。

明日も、”寅さん行商連合”の恒例の作戦会議が「山吹」であるし、金曜日は、波乗りの忘年会。土曜日は、土佐高登山部OBの忘年会とのお知らせが入ったが、命を粗末に出来ないので、今回はキャンセルした。金もねーぞー!!

年の瀬は「いよいよ、みんなあ、人の仕事の邪魔するちや!」といいつつ、明日も行く。

しかし、せめて通帳残高をプラスにして新年を迎えたいな。


彫刻の仕事。

御本尊の製作、大分出来ました。あと、銀で大日如来様の装飾をして完成です。よくもまあ、こんな仕事を引き受けたもんだ。しかし、背に腹は代えられないもので。

Gohonnzonn お大師様の椅子は、4,5㎜のほぞで、組んでいます。ここだけ、家具の仕事じゃ!!

Tou 今回使った刀はこの位。小さなものが多いし、もっと小さな刀があと数本要ることがわかりました。

電動彫刻刀は木口面を切る時重宝します。オートマックは、フレキシブルシャフトが重くて意味ないじゃん。天井から吊らないと。専業でガンガンいく人にはいいと思いますが。流石にパワーはリョウビのオモチャとは違います。

Gurainnda 荒取りに、奥まった場所に使った工具。一番下のトリーマーと言うか、商品名ミニグラインダーが活躍しました。

大変な思いをしましたが、良い経験でした。スキルUP出来たと思います。

早く、普通の木工がしたいです。

でも、年取ったらこんな仕事も頭に入れておかなければ。


黒田辰秋のオタク。

私は、黒田辰秋のオタクです。追っかけ?日本の木工界では巨人ですし、外国とはレベル的に比較になりません。仕事の下にあるものが深いんですね。日本は木の文化の国じゃしね。

2000年に愛知県豊田市で開かれた展覧会にも行きましたし、飾棚のある、京都の「鍵善」でお菓子を買ったりしています。

Honn 出版されている本は、大体持っているのではないでしょうか。

一番下は、サイン入りの限定豪華本。川端康成や武者小路実篤等の凄いメンバーが文章を寄せています。ただし、肝心の写真が「絶対、俺が撮る!!」と言っていた土門拳が倒れてしまったので、ショボイです。豊田市美術館が図録を出したので、資料的な価値は低くなりました。

一番上の本は、珍しい1977年に熊谷守一と「二人展」をやった時の図録です。

棗は、商売が良かったころに手に入れました。久々に取り出してみると、やっぱ落ち着くわ~。ウ~ン、損のない買い物じゃった。この棗については、また後ほど。

その割には、重厚な辰秋の作りが、私の製品に反映されていないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まあ、時代も違うし、性格が軽薄だし。それはそれです。

しかし、黒田辰秋は私にとって一番習うことの多い、工芸作家です。


ハイエースのエアヒーター(FF暖房)

今日は、両親の年賀状をパソコンで作っていたので、ついでにブログも更新しよう。

エアヒータは車の燃料を燃やすストーブで、エンジンをかけなくていいし、燃料消費もごくわずかで、車中泊の心強い味方だ。車の中は、明け方湿気で冷え込むので、南国高知といえども10月から5月までお世話になる。

「あんた~、その金で何泊ビジネスホテルに泊まれるの?」と言ったおばさんがいましたが、そういう問題じゃないし・・・・・少しは考えましたが。ニュージャパンヨットで購入。

Honntai これが本体。左の太いパイプから車内の空気を取り込んで、暖めた空気を右のパイプで車内に循環させる。

小さいパイプは、バーナーを燃やす吸気と排気だ。この作業は車外で行われ、車内はクリーンです。

取り付けブラケットは既製品ですが、不細工だったので、自分で加工しました。

金属の排気パイプが取り付け部分で急に曲がっているのがチューナーとしては残念なところですが、高温になるので近くのパイプやコードに影響を与えないため仕方ありません。まあ、レーサーのエンジン組むわけじゃないですから。

Haikisairennsa 赤い矢印が排気サイレンサー。排気は車外に出ます。青い矢印は、オプションで付けた吸気サイレンサー。ちょっと静かになります。

Kyuukihaiki 車内はこんな感じ。最初はタービンが回り始めるので、ジェット機と同じ音がしてうるさいですが、徐々に静かになります。でも、吸排気口の近くは矢張りうるさい。私は音に異常に神経質です。効率は落ちるでしょうが、パイプを長くすれば静かになると思います。

まあ、エンジンかけるのとは比べ物になりませんが。上にあるのがスイッチです。なかなかお利口で吸排気口が塞がったりすると、自動で停止します。

Batteryタービンや燃料ポンプを作動させるのに電気を使います。 2,3泊程度なら問題ないでしょうが、長いとサブバッテリーが必要です。あれば、パソコンや読書灯が使えて便利です。

この車は、とても重量バランスが悪いので、重いものは後ろに設置。衝突の際はドエライ凶器になるので、床の鉄板にケースごとボルトで固定しています。

床に穴を開けたり、燃料タンクからパイプを引いたり、DIY上級コースです。それと、自動車整備関係に友人がいないと厳しいです。私は丁寧に仕上げて4日かかりました。自分で取り付けるのはお勧めできませんし、やってもらった方が、結局安上がりでしょうな。

20年乗るつもりなら、設置しても元は取れます。

*大型トラックや本格キャンピングカーのように設置場所と睡眠をとる場所が離れていれば問題はないでしょうが、吸排気口の近くで寝るのは少しうるさいです。離れれば問題ないです。静かにするにはパイプを長くするとか工夫がいると思います。


山中の居酒屋「やまぶき」

このところ、海にも行かず仕事をしていたし、一段落したこともあって「やまぶき」に出かけた。断熱したハイエースの耐寒テストでもあったのだが、残念ながらとても暖かい夜だった。

Saba 新鮮な清水サバが、なんでこんな山の中で食べられるか不思議だ。

元々、客の少ない山吹だが、最近は、さらに少ないそうだ。でも、亭主は気にしている様子は全くない。

なんとも、落ち着くところだ。

Oden

濁り酒とおでんで〆ることに。お腹も丁度いい按配です。

店を出て50メートル、一車線の道路が、すれ違い用に広がっているところに止めた車に戻る。通行する車はほぼ皆無。まだ、10時半だが、寝ることにする。

夜半、あまりの雨音に目が覚める。時計を見ると、まだ3時。屋根に、断熱防音加工をしたのに静かじゃないじゃん!稲光もしてきた。

耳を澄ますと、絶対普通じゃない音がする。何か引きずっている音だったり、獣の歩く音・・・・・。昔の旅人は、そりゃー妖怪も見るわな。ここは、境界線から山の領分に入ってしまっている。でも車中泊は、とても快適。

あんまり、雨音がうるさいので、まだ真っ暗い5時に家路についたら、凄い土砂降りでした。帰ると、雷の鳴る夜は、私の股の間でしか寝られない、犬・モモちゃんが「どこいっとったんや!」と飛び出してきた。

でも、面白かったな。また行こう。