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荷造り革命。

Dsc_002733 今日の話題は、一般の人にはあまり縁がないかもしれません。しかし、私のように、家具の個展をほうぼうでしたり、ドロボーや盗品売買をなりわいとする方には耳より情報です。

Dsc_002822 注目してほしいのは、白や黒のアミアミシートです。100円ショップで売っている滑り止めシートなんですが、これが実にすぐれモノです。

全く動きません。どんどん上に載せていけます。ガタガタしませんので製品が傷つくこともありません。

以前、テーブル6台、イス12脚を一遍に運んだ時は、固定もせずにOKでした。

056 使用前はこんな感じ。

一つ一つの梱包、開封は大変だし、包材は後々、場所をとります。毛布は滑って意外に頼りないです。走行中音がカタカタして気になったりします。

いや~、このシートのおかげで本当に楽になりました。300円の大判を20~30枚買っておくと贅沢にに使えます。

もちろん、木工にも便利です。クランプが必要なくなるか、今まで2本で固定していたのが1本で済みます。家庭でも小さなマットの滑り止めにいいですよ。


よくできた桑原の角鑿盤!

Dsc_0123_2 たまには、本業の木工ネタもせんとね。

只今、座椅子の製作をしています。在庫が尽きたもので。背もたれの穴をフリーで墨線に合わせて開けているところ。

Dsc_0129_2 桑原の角鑿は、リターンスプリングがついておらず、鑿先が どこにでも止まるので、見当をつけるのに便利です。

この材料押さえも、誰のために考案されたのかわからないけど、重宝します。

エアーの吹き出しパイプはゴムで出来ていて、材料に当たっても平気です。至れり尽くせりです。

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下は、座椅子用の座刳りのひな型を作っているところ。

一から始めるのではなく、以前、温泉宿用に作った椅子の型を改造します。これで、ひな型は4種類になりました。ひな形にはヒノキがやわらかくていいと思います。

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この時期になるといつもモモが作業場をウロウロしだします。こっちが涼しいのか。

ところで、近所で桑原の自動450の中古が出たそうです。¥30万。400までは出物がありますが、450以上は少ない。500以上になると1トン近くある巨大な機械になりますが450は比較的コンパクトです。ほしい方はご連絡ください。


日本語は難しい。

先日、両親とNHKのニュースを見ていたら、インフルエンザに関する中継で、コンビニの店先に「マスク完売!」との貼紙が出ていた。親爺がすぐに反応して「そりゃ、売り切れ!じゃろう」と言った。

私はすぐにはピンと来なかったけど、考えてみるに確かに、

「完売」は生産者や販売者の創意工夫、努力によって達成され、ハッピーな響きがある。

「売り切れ」は上のような場合もあるが、不可抗力により突発的に在庫が底をつくというイメージじゃないでしょうか。(この件に関してはネットで調べてもイマイチでした)

昨日の高知新聞では「フランス機 生存者 絶望か」という見出しがありましたが、生存者とは絶対的な表現で絶望はあり得ないのでは?「乗員乗客 絶望か」か「生存者なしか」というのが普通の日本語ではないでしょうか。本来、範たる新聞がこんなことですから日本語も終わりやな…………うちのはいいのよ、ブログだから。

年取ると難しくなるな、ほんで嫌われるんじゃろうね。


異業種交流 2

Dsc_0102_3高知市の”星ヶ丘アートヴィレッジ”で奈良の陶芸家の吉岡萬理さんの個展が始まりました。

Dsc_0107 会場はこんな感じ。作家在廊は3日までです。

Dsc_0109 木工にも挑戦していて、私の立場を危うくしそうです。左のオッサンは大分いい気分になっているようですが、本人はお酒は殆ど飲めません。(個人情報やけどな)

Dsc_011266 色絵ばかりでなく、シンプルな器もあります。私は鉄彩の皿を買ってきました。

早速、一杯やるのに奴豆腐を盛り付けてみました。どうもすり鉢状の皿は、平皿に比べると、応用範囲が狭く、煮物とかに限定されるようですね。そういえば平皿もあったな。

6月21日までです。


マブダチ。

週末は土曜から入野松原で波乗りをして、日曜の夕方には宇和島へ移動。秋の個展に向けて、お客様に接待されていました???有難うございました。

Dsc_0005 先週に続き、入野松原の波は良く、また気候も爽やかでした。この時期としては、めずらしいことです。

夕方、婆さん達が、長いこと浜で語らっていました。近所と言っても、さあ、いつも海を見ているのかどうか。

一人の婆さんは少し足が悪いらしく、一人がしっかりと支えて、道まで上がって来ました。二人とも仲良く月見草を握っています。挨拶すると、ニッコリしてくれました。

なんかジンと来るなあ。年取ると涙腺が弛むなあ。


田んぼに異変が!

Dsc_0008 朝起きると、田んぼが大変なことになっていた。どっ、どうしたんじゃ!!

Dsc_0007 ウヒョ~!しかも、こいつらムニャムニャ喋りやがるぞ。天変地異の前触れか!ウルトラQか?古いか?

Dsc_0003 実は、北川村で撮影しました。田んぼの一角です。

1、すぐ近くに“モネの庭”があり、試験栽培されている。

2、観葉植物として売るため。

3、単なる農家の酔狂。

4、ここだけハエが多い。

の、いずれかでないでしょうか。


夏の御馳走。

昨日、北川村で行われた「龍馬と東部(高知県)の志士たち」という講演を聞いた帰り、ホテル「なはり」の鮪懐石”夏”を御馳走になった。講演は、維新回天の本はだいぶ読んだので物足りなかったけど、まずまずか。

映像を見ても、腹の足しにならなくてすいません。でも、写真はよく撮れてる。

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前菜、魚介と野菜のジュレ。ジャン・ジュネなら知ってるけど。

Dsc_0011_2 お造りと煮物など。かぼちゃは堅めでうまかった。

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鮪とトマトの変わりソウメン。

Dsc_00153 Dsc_0018にぎりはいつも付きます。

お品書きにはなかったけど、”南”のやや濁り酒。Dsc_0016

長白鮪、ズッキーニ、茄子のパン粉焼き。Dsc_0024

デザートの三つ豆。

全部じゃないですが紹介しました。夏用のメニューですが、気候もまだ涼しく、冷製のものが多かったので、熱燗をガンガンやりながら頂きました。懐石って本来、飲みまくるもんですよね。

最後はコーヒーで〆て幸せ。でも今日はちょっと二日酔いです。


モノ造り、異業種交流。

名古屋からの帰り道、宇治の平等院に寄ってから、京都在住の鍛鉄作家の“高橋正治”さんを訪ねた。

彼が6,7年ほど前、高知大丸で個展をしてからの付き合いで、お互いに酒飲みであることと、製作に妙なこだわりがないところが、気の合う部分でしょうか・・・・・ね。

別荘地?の一角にあるアトリエ兼住居にお邪魔して、泊めてもらうことに。高橋さんは、夜の街とは違って、割合早く就眠され、奥さんが相手をしてくれました。すいませんでした。

Dsc_0108 製作の中心となるエアハンマー。足元のバーでコントロールします。基礎の部分には深さ2mくらいまでコンクリートが埋まっているそうです。

Dsc_0112 スルメを延ばすなんてわけないです。木の杭は、衝撃を吸収するためか。

ちなみに、杭打ち機には、緩衝材としてカシの丸太の輪切りを使います。

Dsc_0114 高橋さんはこのような小さなものから、店舗外装、インテリアまで幅広く手掛けています。

なかなか、お互い簡単には、飯は食えないよね。

翌日、すぐ近所のガラス作家”荒川尚也”さんを紹介してくれるというので待っていましたが、工房の新人の歓迎会で明け方まで飲んでいたらしく、出発の昼になってもお目覚めになりませんでした。私もこの方のコップは宴会用に揃えています。またの機会にお願いします。

やっぱり、男は旅に出んといかんね~。でも、泊める方は迷惑じゃろーな。


やっぱり田舎はいいわ。

土曜はめずらしく展示場にお客様がみえられたので、午後より入野松原に出発。しばらく留守にしていたのでモモも同伴だ。

Dsc_0067 波は上等でしたよ。これは日曜の朝。

Dsc_0145_2 ケーソンを作る型をタグボートが曳いています。ケーソンは中空で、海水を入れて沈めるのだそうです。

Dsc_0055_3 思ったよりメンバーが集まり夜の宴が始まりました。空気が乾いてハワイみたい。

Dsc_0032 イトヨリの香草焼き。このシチュエーションとお天気なら何でも美味しいです。

Dsc_0015  どうしても、肉を食いたい人がいますが、やっぱり高血圧の持ち主です。彼の健康を考えて全員でいただきました。

Dsc_00233 モモは「魚より牛肉が食いたい」と、成行きに全神経を集中しています。

Dsc_0152 最後は、エメラルド色に輝いていた、白浜ポイント。帰り道で撮影。ここは岩があるけど、たまにいい波が立ちます。

あ~!やっぱり田舎はいいわ。落ち着くわ。


平等院鳳凰堂

名古屋からの帰りに、宇治の平等院に寄りました。本尊阿弥陀如来座像と壁に掛っている飛天を見るためです。

Dsc_0085_2  鳳凰堂は10円硬貨でおなじみです。両翼は貴族が酒でも飲むのかと思っていましたが、階段もなく、廊下もなく独立した建物です。楽士が梯子をかけて登ったとも言われています。2階は天井が低く背が立ちません。

まあ、どちらにしてもこの世の建物とは思えません。

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正面の対岸から、御本尊の顔が拝めます。

Dsc_0061 建物のあちこちには、木工の参考になりそうな意匠が見られます。

Dsc_0091 これは、1万円札に印刷されている有難い鳳凰ですぞ。

資料館も充実していて、52体の飛天も大変面白かったです。(現在は雲中供養菩薩像と呼ばれる)

すぐそばを流れる宇治川は、ダムの直下にも関わらず堂々とした流れで、驚きました。陰陽師的には、鳳凰堂の成り立ちとかかわりがあるのでしょう。

次回訪れた時は、そのあたりもふまえて、周辺もゆっくり散策してみたいです。