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モノマガジン

モノマガジンという雑誌、ありましたね。あれのパクリです。たまに、自慢のグッズ、便利道具なんかを紹介しようと思いたちました。

しかし、パクリの語源も知らないし、グッズの正確な意味も分かりません。いい加減なもんです。でもブログだから許される~。

Dsc_00070001_2 今回は、薪ストーブです。最初の頃にも一度紹介しました。

これは、木工家の特権で、焚くものはどっさりあります。

恥ずかしながら、一人身なので冬の寒さはこたえます。でもこれがあると、暖か~、で全然平気です。犬もいるし。だから一人なのかも。(いかんな~)

今回は、洗濯物も片付けずに侘しさを表現してみました。

先ほど、ハンターから日曜日に撃った鹿を食いに来んかと、お誘いがありました。ワイン持って行かなくちゃ~。鹿には、ワインとパンがあいます。昨日も屋台に行っていたのに。明日も飲み会なのに。肝臓を休ませないと・・・・・・・でも絶対飲む話は断れません。

「酒飲みは故あらば飲み、故なくも飲む」 セルバンテス


テーブル その2

Dsc_00040001テーブル6台の製作は段々いやになってきた。元々、量産する工房ではないのである。

例えば、テーブルの脚は、24本もあって、そう考えるだけで、しんどい。実際、飽きるので、うっかりミスも多い。

しかし、男一匹、引き受けた以上は、ヤラネバナラネバ。でも、約束の製作過程をブログで追っていくのは、あんまり面白くないので、程々にします。

Dsc_00110003_2 本日は、午後より、タモの盤を買いに池川町の仲林さんの製材所に行く。約1時間のドライブだ。池川町は桃源郷のようで大好きだ。

昔は、紙の原料となるコウゾで栄えたらしく、河沿いの、ごく小さな町なのに居酒屋が多い。前の河原にテントを張って、居酒屋巡りをしようという話がある。

Dsc_00190004 以前は、遊郭だった建物が残っていたが、今はどうだろう。お姉さんはいたりして。映画館も2つもあったそうだ。

目的のタモは、幅が狭いところで65cm位、やや目が粗く、アテているので大胆にもテーブルの脚材として小割にしてもらった。軽くなりました。腰も痛いし。

我々は、広いものはついつい、テーブルや座卓の天板として、製材することが多く、えてして、脚材が不足するのです。

Dsc_00070002 注目は、このキュートなフォークリフト。

電動で音もなく進みます。もう売ってないそうです。


座卓出来ました。

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ヒノキのテーブルを作りつつ、注文の座卓の拭き漆が終わり、組み立てました。

このタモの座卓は定番品でわりと人気があります。天板が洋テーブル用の薄めの板で出来ていて、しかも下側の角を取っているので、よけい薄く見えます。

各部の角を丸めていますが、なぜか緊張感は失われていません。(自画自賛!?)洋室にも合います。実際、今回は洋室で使われるようです。

Dsc_00150001 こんな感じで、漆を塗った後、囲いをして、脱水機にかけた湿った布で覆い、乾かします。

手前に見えるのは、ヒノキに漆を塗ったらの・・・テスト中の手板。

昨夜は、東京からはるばる従兄弟が来ていたので、温泉入って、飲みに行って、またちょっと二日酔い。

ところで杉本君、今年の波乗りの忘年会は、おまんくのすぐ近くやき、こんといかんで。ひとのブログ見て、笑いよったちいかんで。


ヒノキを削る

ほとんど、本業の木工に関する記事の少ない私のブログですが、今回出来るかどうかわかりませんが、テーブルの完成までを追ってみようと思います。

ヒノキを削ると、工房に始終ヒノキのいい香りがたちこめます。しかし、一番強烈なのは、昔、樟脳の原料になった楠(クスノキ)です。生クスノキは箪笥の中のあの香りより、はるかに甘く、クールミントガムを噛んでるような感じ。かなり酔います。檜もやっぱり、甘いですよ。

ヒノキは、食わず嫌いで、使ったことがなかったのですが、数年前に材料持込で依頼を受けてテーブルとベンチを作ると意外に良かったので、たまに使うようになった。Dsc_00010001

これは、テーブルトップの製作。4枚の板を剥ぎ合わせている。都合、2枚分。プロの方から見れば、「模様合わせが下手やな~」と思うかもしれませんが、これは裏です。

適度に柔らかくて、軽くて製作するにも楽だ。

人間国宝の黒田辰秋が「檜は魚で言うなら、鯛。木材の王様」と言っているように、加工が容易でやさしげな割には、確かに存在感もあります。

ただ、檜や杉を使っている木造住宅のなかでは「似たも~の同士なの~よ」ってな感じで面白くありませんし、どうやっても和風っぽくなってしまいます。

よって、檜の研究はもう少し後にしようと考えていたのでした。   

つづく


ヒノキを買う

店舗用にテーブル6、イス12の発注があった。この不景気にいい事と思うなかれ。予算がチョー厳しいのだ。

私は、注文を断ったことは、ほとんどないのだが、普通なら無理な相談だ。でも、ここの社長には、駆け出しの頃からから世話になっていてノーとは言えないのです。

そんなんで、私の秘蔵の乾燥材は使えないので、市場にヒノキを買いに行った。実は、針葉樹のヒノキについては詳しくなく、事情を説明して探してもらう。

無節のものは、高価な上に面白みがないので、節ありの短い半端モノを買った。

Dsc_00630002 どうせ、これだけでは足りないので、とりあえず、使ってみよう。

短尺の節ありヒノキって安いんですね。これでは林業は大変です。

しかし、いくら材料を安くあげても手間は同じなので、実はあまり意味がないのです。

量産するのはコストダウンにつながると思われがちですが、うちのような工房はそのような設備をしておらず、逆に能率が落ちることもあります。

デザインをシンプルにして・・・・・・なんとかやらねばならねば。

無理難題を引き受けると、意外に収穫も多いものです。仕事ですから前向きにならないと・・・・・・・・。でも、やっぱり体調悪いな~。


お知らせ

先日、お客様より電話があって、我が”開かずのショールーム”を見たいという。妙に言葉が違うと思って、聞くと埼玉県からだという。

どうやらホームーページをみたらしい。有難いやら、恐縮するやら、インターネットって凄い?!

後日、わざわざ埼玉県からおいでになったわけですが、高知の観光旅行も兼ねていらっしゃた。

こちらも、面識がなく、事前に、立ち入った事も聞けないので、打ち合わせ後、次の目的地へ車でお連れしたのと、昼飯にご案内しただけだった。しかも昼飯はおごってもらった・・・・情けない。

高知は、お客好きです。高知でお客と言えば、宴会という意味もあります。例えば2泊3日で来られるなら、1日は朝から夜の部までお任せ下さい。Dsc_00130008

そんなの、面倒だという方でも、おいしい店ぐらいは紹介させて下さい。こればっかりはネットではまだまだ。

あまり高級店は知りませんが(というか、ない。)
季節ごと、お好みに合わせて考えて見ます。

「家具を買うつもりは全くないけど、観光案内だけお願い出来る?」と言う方は・・・・・場合によってはやりましょう。これでも、一度だけですが海外旅行のコンダクターをやったことがあります。

友人の工芸作家達が高知で個展をするときは、夜は3次会までやります。これはもう、ただ自分が飲みたいだけなのですが。だから、全然気にしなくていいのが高知県人のいいところです。もちろん、お酒を飲まれない方にも、それなりに対応します。

「吉良修の木工」からのお知らせでした。


体調不良

実は、10月の後半はずっと体調不良だった。朝起きると胸がむかむかする。飲みすぎかと思ったが、そうでもない。多分、この夏、割合忙しくて、エアコンをかけながら良く働いた疲れが、今になって出てきたのだと思う。

やっと治ったと思っていたら、今度は先ほどのキャンプで風邪をひいた。熱もないがだるい。どうも疲れがたまっているらしい。

昨日から、ベットで寝て読書三昧である。秋雨の中、寝て随筆集なんか読んでいると、ちょっとした旅行気分になれる。木工家は、貧乏と鉋屑がついてまわるといわれるが、こういう贅沢はサラリーマンにはできないと思う。

自分に優しい、怠け者スタイルはサーファーの友人から教えてもらったものです・・・横尾忠則はインドで知ったとそうですが。あそこは暑いので真面目にやってられないのです。

Dsc_00150003 (写真と文章は関係ありません)

先日、よくシマアジを食べさせてくれた釣り名人が、ガンで亡くなったのを知った。50歳そこそこ。

ベットで寝て、本を読むのは、死に親しむ行為のような気がする。

木工は息の長い仕事で、一年でも大した量はこなせません。しかも材料や道具も要ります。仕事の段取りが上手な私は、50歳も近くなりますと自然と、止める時と言うか、死ぬことも段取りのうちに入ってきます。はっきり言えば、先が見えてくる。

例えば、樹種を問わなければ、倉庫に保管した材料でもう十分です。材料を買うよりも、するべきことがあるのかもしれません。

もっと、皆さんが死ぬることを普通に考えれば、NOVAやらなんやら、銭儲けに走ることもないと思うのですが。

う~。しかし明日からは・・・・なんとか仕事をはじめなければ。今月は遊び過ぎ。


秋の晩餐

Dsc_00120001 昨日の入野海岸。波は良くありません。

しかし、今回のキャンプは食べることが、波乗りより盛り上がりました。

気候も、丁度いいですね。

Dsc_00140002_2  まずは、通称チャンバラ貝。確かに刀を持っています。地元漁師サーファーからの差し入れ。普段の行いがいいから。「こりゃーあったかいのはまた格別」

Dsc_00200003 すき焼き風スープ?

翌日、みんな、お腹一杯なのにうどんを5玉も入れた人がいます。

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  ジビエ料理。鳩やツグミなど。いやツグミは獲られん。

 

Dsc_00420006 ちゃんと、お新香の用意があるのは、うれしい限り。

料理する人はこの辺が違うのですね。

Dsc_00440007 最後には、手作りケーキで〆。

右は、栗拾いからはじめております。

Dsc_00510008 けだるさの漂う、朝の風景。このキャンプで他に食べた料理・・・・・・ぜんざい(餅入り)、イノシシのソテー、鹿のレバー、アオリイカとキノコのバター焼き、釣った魚の蒸し物、等。

最後には、私、ちょっとお腹が痛くなりました。

Dsc_00570009 入野海岸のらっきょ畑を横目に帰路につきました。

すみません、食べ物の話ばかりで。


ビーチクリーン 10月28日(日)

Dsc_00470004 一夜明けての入野海岸。

昨日関東地方に雨をもたらした台風は、結構なうねりを残した。

「クローズ」と言って、波乗りの出来ない状態。

まあいいや、昨日十分に楽しんだし、今日はサーファーによる海岸の掃除の日なのだ。

Dsc_00540005 掃除の日には、必ずいい波が立つというジンクスがあって、スーパーブレイクを横目にせっせと塵拾いすることが多い。

今朝は掃除に集中出来た。しかし、逆に海がこんな状態なので、人が集まらないのではと心配したが、少数ではあったが内容の濃い掃除であった。

丁度、掃除が終わる頃、波も落ち着いてきて、ボチボチ、挑戦するものも増えていった。

私はこれ以上やると仕事に差し支えるので、よしとした。

Dsc_00570006 一月ぶりにレストラン三木で焼肉タレ焼き、ご飯大盛を食べて家路についた。

家で、坂東真砂子を読んだあと、一眠りして、夜になると、屋台にくりだし、帰り道に友人の家に寄ってまた飲んで・・・・・・・こんな生活をして、金がないのはしょうがないか。


月光浴 10月27日(土)

Dsc_00460003 先週に引き続き、黒潮町入野海岸。

波は胸程度で、絶好のブレイク。老体に鞭打って、日没近くまで、3時間半も波乗りをする。

しかし、今年の暑さの疲れか体調は良くない。波がハードになれば、ちょっとの差が明暗を分ける。若者との体力の差を痛感する。

ボロボロの体で、サンシャイン大方に買出しに行く。5時以降は惣菜が半額になります。

ところで、この月見てください。宵の口、東の空にドデカイのが上がって、2時間後くらいの写真です。

明るいですね。こんな日は、ナイトサーフィンが可能です。太平洋側の高知の場合、波の表(走行面)が陰になるので、ちょっとやりにくいです。

私も、経験があります。別に決まりではないのですが、ナイトサーフィンはフリチンでやるのが気持ちいいです。昼間は普通出来ませんので。

Dsc_00420002 この夜の、焼き物。シイタケ、シシトウ、鳥のスキミ。シンプルにまとめてみました。

七輪はわざわざ能登の珠洲まで行って買ったもの。炎の引きが全く違います。

備長炭は、火付きが遅いので、お店以外には使いにくいです。火がイコッタ頃には、みんなベロベロになってしまいます。私も今回、炭が上等すぎて失敗しました。屑炭で十分です。

もう、七輪と、土鍋の活躍する季節になってきましたね。

お酒をチビチビやりながら、魚を焼いたり、鍋をつつく・・・・・この季節のキャンプが一番好きです。