木工道具・機械一覧

見えて来た。

終日雨。

階段バンダジ、大分出来た。レーザー切断の焦げ跡を削るのに往生するが、普通の製作でも目地払いは発生します。

このノミも活躍。確かヤクオフで買った古いもので形が美しい。

木口を目地払いするにはやっぱりスパイラルビット。UP/DOWN両方使えます。

指を突っ込んで蓋を外す穴。

丸だと簡単だが検討した結果、角が良いかと。

角鑿は断面が潰れるので、糸鋸を使った。そこそこ正確に切れるよう練習してから本番に臨んだ。レーザーを使うと焦げ跡を取るのに却って大変です。

最後の難関は引出しの製作です。


階段バンダジの接着

明日は町の検診です。いつも中性脂肪値がバカ高いので今夜は禁酒して臨む予定。まあ、ガンマも高いんですけど。バリウム飲んでの胃の検診はパスしてカメラを使う予定。

元々一枚板なので順番を間違えないように印をします。

こんなんで本当に上手く接着出来るのだろうか?当然普通のボンドでは途中で乾いてしまうので、12時間硬化のエポキシを使います。はみ出た接着剤の拭き取りはしません。漆を塗った時に却ってムラになりそうですから。

これは貫通ホゾの先端の出っ張りを逃す板。2.5㎜厚のべニア。薄いので一枚90秒ほどでレーザーで切り出せます。こういう時は便利なレーザー加工機。

作図も5分で出来ます。

ボディープレスで圧着。完全に垂直に押す機械ではないので支柱を入れた。

ミスなく出来た。やるな~。上部は引出しではなく蓋が付く。構造的にこうなった。

木箱梱包でギリギリEMSでアメリカに送れるサイズです。


牛歩

海にも行かず仕事をした。別段、もう引退してもよさそうなもんですけど、根が真面目なのか?

サンドイッチする前に色々なパーツを付けなければなりません。

櫛型治具はデータ通りに連動する仕組みですが、何故か僅かにズレる事あり。また、これだけ長いと収縮もあります。

特殊なビットもリーズナブルに手に入るようになりました。

何とかなりそうです。一々神経を使う作業です。ギリギリの材料で、全部対になっているので失敗が許されません。ほんで怠くて中々前に進みません。


レーザー加工

本日は湿度も少なく気持ちの良い暑さだった。

レーザーによるパーツの切り出しが終わった。

木目が横に走っているという常識破りの構造だが、理にはかなっている。

貴重な材料で余裕はない。べニアのミニチュアでテストした。多少のミスはあったが無事終了。

加工中。栃10㎜厚で10㎜/S。

側板の加工終了。

このように出来上がります。

今回、溝切もレーザーで済まそうとしていましたが、面加工の場合、ヘッドが0.2㎜ずつ移動して焼失させるのですが、そのため一枚に付き2時間ほどかかることが判明。

時間がかかるのは構いませんが、機械内部の煙を吸い取るため、外で大きな排煙モーターが回っています。常に風が吹いているような状態ですので、材料が反ったり縮んだりしては都合が悪いです。

レーザー加工は一から手でやるよりも時間がかかるかもしれません。でも量産したり、追加の注文があったら圧倒的です。今までの所、それはないと言えますけど・・・・・トホホ。


アングルドリル

本日は花冷えで少し寒かった。殆ど仕事はしなかった。

山桜は満開。ソメイヨシノは3分咲き。

木工を始めて40年弱。時々欲しいなと思っていたアングルドリルをこの歳になって購入。狭い所で重宝します。バッテリーレスで1万円ちょっと。

この部分に使用。ここは接着剤のみの接合で流石に心もとなかったから。

十分な性能でした。無段変速ですので木ネジも問題なく埋め込めます。

表側は埋木する。

オイル2度塗りで完成。上段には大抵のアンプ・CDプレイヤーが収納出来ます。

どなたかお買い求めください。


屈折テレビ台

夕方、川SUPトレーニング。1週間前はフルスーツだったが、手元の温度計で28℃、トランクスで十分だった。1週間で冬から夏に変わる。

ちょっと変わったテレビ台を製作中。テレビ台は散々作ったが、ローキャビネットであり、専用品という訳ではない。今回のはまあ、専用品かな。幅1600でテレビは55型を想定。

上図とは違うが、illustratorで細部までサイズを出している。

屈折部を接着。

ビスケットが入っているがこれでは強度が出ない。逆に合わせずらくなるので、0サイズのビスケットを使った方が良かった。位置決めだけでよい。

カッターをMaxまで出して溝を掘ります。ビスケットはレーザーで切り出した特大のもの。

珍しくボディープレスを左右から押した。

まずまず合格点。

傾斜板は逃げてゆくので工夫が必要です。

最初の傾斜板の位置を間違えて変になったがまあいいだろう。

板厚17㎜なので強度に不安があったが、組めばガチガチに仕上がった。


二つ。

本日は3度目の脱糞処理。もう慣れて手際が良い。

14年使ったD7000にあちこち問題が発生する。作業場で使い方が荒いからな。写真では分からないけど古いのはボロボロです。ヤクオフで新同品を買った。レンズ付きで3万円で入札していたら、翌朝4万で私が落札していた???どうやら一桁間違えていたらしい。危ない、危ない。新しいのはモニターの色も違います。

便利に使っているトリマーをもう一つ購入。バッテリー式を一度使うとコード付きには手が伸びません。繊細な作業にはやっぱりコードは邪魔です。重いのが難ですが慣れます。これでトリマーは6台となった。頻繁に刃物を替える手間が減りました。


アンモニア燻蒸

午後から冷たい雨。

李朝3段棚の内、2棹は栗。白に近いので漆が透けて来ると色はやや薄過ぎるきらいがある。そこでアンモニア燻蒸に挑戦してみた。左が燻蒸後。

台と接していた部分は矢張り薄い。

このような状態で・・・・

密閉。

次回使うことがあるだろうか?

写真では分かりにくいが、まあ効果はあったと思う。

他には墨汁で着色。鉄媒染というのもあるが、これは栗は特に反応が激しく真っ黒になってしまいます。

ユキちゃん、急に弱って来てそう先は長く無いかもしれません。


木地完成

本日は虫歯の治療。痛い痛い週間やな。

仮組が済んだら部材に印をつけます。

その後、最終研磨がありチョークは消えてしまうので打刻印を使います。安物は線が甘いです。これは本物。

接着して見えなくなる所に。

木口にも。

端面を丸く加工したら、接着準備。

ホゾの飛び出しを受けるための治具。レーザー加工機で簡単。本来こういう道具ですね。

ボディープレスで片方ずつ接着。

表に出たボンドは拭き取りません。

ホゾ先を除去、端面を整えて完成。本職みたいに上手く出来た。


組み上げた。

最強寒波どうなりますか?

やる気のなかった李朝3段棚も形になってくると俄然スピードUP!

櫛型治具でアリをチョイチョイいと削り出します。レーザーで荒取りしているからスムーズです。でもセッティングはシビア。

失敗した材料で篏合をテスト。完璧です。江戸指物師より上かも。加工機の精度は±0.1㎜。

焼け跡を取るのもillustratorでオフセットした治具を使う。

新規に作った治具。緑のテープは梱包べニアに付いていたもので意味はありません。

剣ホゾのメスを作る。

こんな感じ。後は鑿で調整。勿論、お客様には鑿一本で苦労して彫りましたと言います。

無事完成。でもこれから留と剣ホゾの調整が大変です。この二つがなかったら楽勝なんですけど。

*ところで現行品は最初のものより1割弱大きいです。やっぱりデカすぎる気がします。
人間国宝の黒田辰秋は背が高かったのですが、作品はどれも大きいです。やっぱり身長に関係するのでしょうか?それとも身長には関係なく、絶対的な大きさの感覚というものがあるのでしょうか?