木工道具・機械一覧

ハタガネの研究

蒸せるのでとうとうエアコンのスイッチを入れました。

夕方、増水した仁淀川でSUPをしていたら、アユ釣りのジジイが腰までつかって竿を振っていた。危ないよ・・・・って人のことは言えませんけど。

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無造作に落札したハタガネですが1/3は今一の品質のものが混ざっていた。

右はブランド名が分からなく、仕上げも粗い。何より部材が薄い。その分、顎が長いけど余計なお世話です。

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薄いのは材料をケチったというより、穴を穿つのが大変だったからと想像します。ドリルで数カ所下穴を開けた跡あり。今なら水圧やレーザーで開けるのでしょうけど。

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固定ねじはギリギリで使い込むと締め切らなくなってしまいます。

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ちゃんとセンターに開けろよな。まあ、普通に使える。

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右は私が昔から使っている山崎製ですが、競馬印の方が品質は上のような気がします。

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むっちゃ可愛い競馬印。調べたら今は「マルト長谷川製作所」というらしいです。

初めて知ったのですが、小さい真鍮ハタガネは別としてクランプ類の移動ねじは角ネジが使われています。ググってみたらピッチ(角度)が大きく移動量が多いから。3角ネジはピッチが緩いので緩みにくく固定用だそうです。ネットに何でも出ているな。長崎の出島まで勉強に行かなくても良かったな。

このような小さなハタガネは、組手を締め込むとかじゃなくて、仮止めして釘打ちしたりするのに利用してのではないでしょうか。

 


ハタガネの大は小を兼ねない。

昨日は背中の筋を違えたせいで食事も美味くなく、酒も飲みたくなかった・・・・でも結局飲むんですけど。本日は大分まし。

四国地方、極めて爽やかな朝夕でしたが、明日からとうとう梅雨入りのようです。

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ハタガネ40本オークションでゲット。こういう原始的な道具はオークションでもすごく安くはないな。数要るし、困るな。

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スピードカッターで全部切断します。

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つまりこういう事。パドルのブレードの接着に使います。

細いハタガネなら一杯あるんですがパワーが足りないし、反ってしまいます。かと言ってこのように長いハタガネですと持て余します。接着は時間勝負なので大変にウザイです。精度も悪くなるし、捻じれるかもしれない。

40本あれば5枚作っている間に最初の接着剤が乾くと思います。

しかし、売れるかどうかも分からないパドルの製作に道具を完全に揃えなければ気が済まないのは悪い癖です。でもプロだから。

SUPで離島やアドベンチャーツーリングをする場合、剥ぎ面が切れたら命に関わるからここは大事です。まあ、そういう時は3分割の予備のカーボンパドルを持って行きますけど。

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切断面のバリを取って・・・

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固定用の凹みを掘る。

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古いハタガネはこのように固定ねじがすり減っている場合がありました。これはギリギリ。先端の丸みもなくなっていました。丸みはベルトサンダーで付けました。

限度を超えていたら、

1、6角ボルトで代用する。 2、市販の羽ネジを使う。 3、ボルトにプレートを溶接する。など対処できます。

顎の摩耗もあるみたいなのであんまり使い古したハタガネは避けた方がいいでしょう。


少しずつ、

早朝の気温は16℃であった。薄いフリースを着て散歩した。

タンカー襲撃事件の真相は分からないけれど、アメリカの自作自演でベトナム戦争に突入したトンキン湾事件を思い出しますね。

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ここからは毎度のことながら地味~な、面白くもないお話です。栃のSUP用パームグリップ。

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桐にしたら16g軽量化出来ました。たった?と言うなかれ、努力の積み重ねなんです。

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桐に無造作に穴を開けていたらユルユルになった。ドリルの刃をよく研いで、ゆっくり3回位に分けて切削が必要です。柔らかいので切りカスでも内部を傷付けてしまいます。

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このフェザーボードも・・・・

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簡単に微調整出来るように作り直しました。

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レールでスライドするようになっています。

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特殊な用途に使うバイス。シャフトを挟んでも傷が付きません。

でもウッドパドル、どうやって売ったらいいんでしょう?

 


アイロン曲げとフェザーボード

蒸せます。エアコンを入れました。

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SUPパドルのシャフトは材料の段階で2mあります。結構ギリギリで木取ってありますので、少々の曲がりでも厚さが足りなくなってしまします。そこでアイロン曲げで修正します。

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熱源は多い方が仕事が早いと思います。

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2,3分の加熱でOKです。バイスに挟んでしばらく保持すると固まります。戻りが想定されますので気持ち多めに曲げます。

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修正後。

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左が修正前。便利なものですね。

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シャフトを丸く加工するための治具にフェザーボードを付けました。暇だから出来るとも言う。

本来、反発防止の治具ですが今回は密着させるため。調整はスペーサーを噛ませます。

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いい感じです。これで刃先に手を近付けなくてよい。

SUPパドルの量産体制が整いつつあります・・・・・が注文はあるかな?

それでも、モニターを含め、現在4本受注しております。


バンドソーの刃

最近、年のせいか、不景気で注文がないせいか、世の中がおかしくなっているせいか?集中出来ず仕事の能率が上がりません。

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挽き回し(曲線用)のバンドソーの刃のストックがなくなりました。いつも機械屋に注文するのですが、溶接部に段やズレがあったりして頭に来ます。1ダースとっても使い切ることが出来るかな。

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コンターマシンには溶接機が付いているので巻きで買って安く済まそうと以前から考えていたのですが、木工用のバンドソーのコイルはネットで調べても行き当たりませんでした。

それで試しに、鉄鋼用の14山で輪を作ってインカ710で切ってみたら普通にズンズン切れます。なんじゃ~そうだったのか。

ちなみに木工用は厚さが0.5ミリですが、鉄鋼用は0.64です。安定感があって特に不都合はないようです。

早速、モノタロウで6ミリ幅で木工用では標準的な6山を注文して使ってみたら、切れる~!30mのコイルで私のバンドソーだと11本取れます。約一本千円。普通4千円するがな。随分節約になるな。ちなみに一番安い軟鉄・アルミ用です。

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14山(1インチあたり)、かなりスベスベ。

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6山、思うに私の作業では8山か10山が良いような気がします。

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ブレードをカットするレバーも付いています。溶接機は単体でヤクオフにもたまに出ます。

この機能を利用して糸鋸みたいに「中抜き」という芸当が可能なのですが太鼓を作るわけではないので出番はない。

コンターマシンと木工機は構造上大差ありません。テンションが高いので鉄鋼用の方が頑丈。しかし、スピードは随分遅い。速いと刃がすぐ焼けてしまいます。

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スイッチが一杯あって機械好きには嬉しいが、妙に分かりにくい。下のつまみは厚い鉄板を挽くときの自動送りですが一生使うことはないでしょう。

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お昼に壮大な雲が見られました。何で直交しているのか?


マキタ充電式トリマー

増税の緩和策としてカード決済なら2%還元されるとか・・・こんなことやっている小賢しいアホウな政治家共に税金から多額のお給料だ出ていると思うと嫌になりますね。まあ、新たな天下り先の確保にもつながるのでしょう。

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ここからはいつものようにスケールがグッと小さくなります。

最近、機械屋の売り上げに貢献していないので充電式トリマーを買った。トリマーはコードが邪魔になることが多いし、先に買った充電式オービタルサンダーが使い良いから。

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しかし、かなり重いのですね。失敗だった?片手で自在に操るのは難しいかも。ただ、刃を付けて加工してみたら緊張のせいかそれほど重さは感じなかった。サンダーも最初は重かったが慣れた。

現在100V機はマキタ2台、リョービ2台あるがトリマーは何台あっても困りません。リョービは壊れそうでピンポイントでしか使いません。

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軸径は右の細軸60ミリに対して65ミリ。シャフトもかなり太く8ミリチャックが使える。アクリル部品も厚い。

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スピードが調節できるが使うことはないだろう。

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ライトは強力です。赤いボタンはシャフトロックだがちょっと使った限りでは妙に信用できない。スパナ2本でも出来ます。

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このサンダー、コンセントに差し込む必要がないから結構使います。無負荷時でも周速が安定している。家具の角を落とす時など繊細な仕事にグッド。ただ、長時間使うので電池はスペアが必要です。

現在使っている他の18V充電式はハンマードリルドライバ、ハンディー掃除機、ワークライトですがどれも便利です。バッテリーの互換性を考えると18Vに統一すると良いでしょう。


A4書類棚

今日は色々たまっていたので仕方なく仕事をした。

実は「土曜の晩は入野松原でキャンプをするから、家に帰らず直接来い!」と塾長に言われていたが、体調がすぐれなかった。

たまには本業の木工の話。

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天板のアリ組は直角にレーザーで切り出してから、

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レーザーで雌型のデータをそのまま利用して作ったテンプレートを使い、トリマーで軽くさらって完成。多分、人間国宝より完璧。

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と言いつつ、手作業も多い。棚板は厚さ6ミリ。ホゾ幅は3ミリ。ミクロの決死圏やな。

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ホゾはかなり緩めに作っていますが、こんだけ多いと組み立ては難儀ですね。

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困難を考慮して12時間硬化の接着剤を使います。投光器は温度を上げるため。

このボディープレスは10ミリ厚のアリ組でさえ完全に押せません。一度外してハタガネで締め直します。まあ、強力過ぎてぶっ壊れるよりいいかも。

いずれにしてもこの機械がなかったら箱物の組み立ては一人では困難。そして何度も言うようですが美人の助手が2人いたらその方が良い。

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いつも通り、上品に完成。

棚板の隙間は45ミリしかないのでオイルを塗るにも手が入りません。布を棒に巻き付けて塗る。手間はかかっても書類入れじゃ~大枚請求できないのが残念な所です。でも、このお得意様は面白い仕事を発注してくれます。

小さいので普通の宅急便で本日発送した。


倣い加工機アドバンス2

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新作の倣い加工機稼働しています。

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ウッドパドル・加工前。

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あっという間に・・・でもないけど完璧に加工可能。

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バキュームマウントもマキタの掃除機、ボリューム2で十分固定されます。

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加工する物によってべニアの上蓋のみ取り換えればよいです。

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矢張りノッチはあった方が良い。鉄を加工するのが面倒なので今回は桜で製作。色分けしないと次のステップが分からなくなります。

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初代のグリップは直線でしたが・・・・・・

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握りやすいハの字にした。これだけでも結構面倒くさい。暇だから出来るともいう。

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バランスをとるために無垢の丸棒を付けました。加工物によってスライドさせて圧を調整できます。また振動を抑える働きもある・・・・・・かどうかは不明。

アームの剛性もまあまあ。UPするためにはフレームも補強する必要があるだろう。

ハッキリ言ってパドルの注文もそうないだろうし、その都度手作業でやった方が金も時間も節約出来るのですが、分かり切った作業を鉋やベルトサンダーでズーズーやるのは気が滅入るのです。まあ、他にも使えるしな。

出来てみれば単純な機械ですが可動部分のある機械を委縮した脳で考えるのは大変なのですよ。まあ、行き当たりばったりなんですけど。

・・・・・・で、台風どうかな?


完成間近

夕方、雨の中1時間のパドボートレーニング。プールと違って行き帰りの時間を節約出来ます。まだ裸で大丈夫。

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倣い加工機アドバンス2大分出来ました。やや重いのが難。

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モノタロウで買った30×1500のシャフト。発注から2週間かかる。しかし、1万円は安いと思う。

明日から珍しく大阪出張です。実は大阪は殆ど行ったことがない。日帰りも出来ますが、食い倒れの街を堪能するために一泊します。

帰ったらすぐにアートキャンプがありますので、教材を本日車に積みました。アートキャンプの授業自体は大した苦労はないのですが、内容を考え、材料の用意、リハーサルと中々大変なんどすえ~。

ずっと暇だったのに急に忙しくなった。


失敗作

トランプの滅茶苦茶が際立ってきました。どうなるんでしょうかね~。

ここへきてアベちゃんの支持率UPとか。ホントかよ?なんか、戦前の雰囲気に似て来ましたよ。まあ、生まれてないけど。歴史は繰り返すと言いますが、もう兵器が違うからヤバいな。

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倣い加工機・アドバンス完成しました・・・・が、重大な欠陥があることが判明。元々、海外のメーカーのパクリだから完璧と思っていましたが、コの字型アームに根本的な欠点が!今まではアームが長かったから顕著でなかった。でも、妙におかしいとは思っていた。椅子の座刳り等では殆ど現れません。

Z軸を追加すれば解決しますが、軽く動かすには滑車とバランスウェート・・・・と大掛かりになってしまいます。

単純に縦型、から横型に変更するのが簡単そうです。

もともと知恵が足りない上に、痴呆間近なので勘弁してほしいです。でも、こういう頭の体操は痴呆を遅らせます。でも卒中で死ぬかも。