木工道具・機械一覧

バンドソーのトラブル その1

本日は木工家専用です。

今日はシェーズロング・本番のヒノキ材を半割りにして、曲げ木まで済ますつもりでした。

しかし、バンドソーの鋸刃が思いの外調子が悪く、無節、幅450、長さ3メートルの材をオシャカにしてしまいました。しかも、予備はない。

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問題の鋸刃。リョービ製。

目立て屋が鋸刃を取り違えたせいで数年前2セット買いました。最初から鳴くし、軌道が安定しません。

道具屋に「なんじゃこりゃ~!メーカーに文句言って来い!」と言うと、またこのボケ、難しいこと言ってる、という不満げな顔で帰って行きました。

数日して、「いやー、吉良さんの言う通りで酷く不評のようです。」

鋸刃に黒いラインが入っていますね。これはメンテナンス不要にするための焼きです。だから、どうも神経質な動きをします。目立て屋も腰の調整が出来ずに困っているそうです。

「目立てをやり直したから、使ってみてくれ。」と置いて行きました。新品なのにな。目立てを一回すればステレイトは相当減る。まあ、大分ましになりました。

切れ止んだ時、縫う(軌道がずれる)のも急激なようです。以後気を付けよう。でも、本日は数万円の損失。疲れました。

木材団地の目立て屋はつもチィーチィー音をたてて仕事をしていましたが、最近は静まり返っていることも多いです。柱も袋に入って工場から届くからな。俺らの商売どうなるんじゃろな。


穴人生

高梨沙羅選手凄いですね。全盛期の舟木みたいですね。零戦みたい。明日はどうなるでしょうか。

本日は久々に真面目な木工家専用で、一般の方は理解出来ません。

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ドリルの刃もなんだかんだと沢山要ります。これは、まだ一部。

でも、最近は100円ショップで売ってたりします。

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ボチボチそろってきたハイス製。穴はツルツルです。貫通させる場合でも裏側にテープを貼っとけばメクレは殆どありません。手前は3/4インチ。

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ホームセンターで見つけたもの。手持ちで押し込んでも結構いけます。刃先にネジを切っているタイプより使い良いです。もっと早く登場して欲しかったです。

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鉄鋼ドリルも必要です。錐(キリ)がありません・・・・・あっ、いい感じ。

ところで、座板への脚の穴開けは25㎜位が一般的と思います。

最近私は貫がある場合、22とか23mmを使うことが多いです。しかし、海外の資料を見るとウィンザーチェアーは3/4インチ(19㎜)が多いようです。ベンチで5/8(16㎜弱)なんてのもあってどうなんじゃろね?まあ、衝撃が加わらなければ大丈夫でしょうが。

現在、3/4インチを試しているところです。


桑原の軸傾斜横切り盤 その後

平凡な毎日で楽しい話題がありません。

安部は上機嫌ですが、時計の針は止まることなく時を刻んでおります。

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全く誰のためにもならない、昨年導入した桑原の横切り盤のインプレッションです。

忙しい時に無理して入れた機械ですがやっぱり良かった。

1、直角がピシピシ出るので、箱物を組み立てた時、ズレが出ないし直角の修正をしなくても良い。定規を使っての挽き割でも平行が完璧。

2、振れがないのか?材が跳ねることが殆どない。ただ、切断面が綺麗過ぎて基準面が判らなくなります。

3、固定テーブルが広いのはやっぱり便利。その分工房は狭くなりました。

4、桑原の機械は全部ブレーキを踏むと電源も切れるのですが安全で便利です。ことに横切りはスイッチが変な所に付いていますから。ただ、ブレーキパッドの交換に往生したので、なるだけブレーキはかけないようにしています。

5、昇降盤がないので左の定規も有難いです。(逃げ角のせい?で材は焼ける。)

6、カッコいいので気持ちがいい。

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オークションで軸径16ミリのスパイラルビットもゲットしました。やっぱりビットは剛性が大事です。役に立ってくれるでしょう。

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ハイエースのタイヤは3万キロで外側がボーズになり、今回噂の激安タイヤを通販で買いました。ブリヂストン一本で4本買えます。一応丸いです。

これについては後ほどリポートします。生きていればな。


マスキング

この3日間は良く働いたな。やれば出来るじゃないか。

仕事があればちゃんと働くんです!ないから困っているんです!

安部も麻生も働かなくていい身分だから暇つぶしに政治家やってるんですね。下々のことが分かるわけないよな。しかもバカときてるからから始末に負えないですね。お腹が痛くなって辞めた人が、国防戦なんてチャンチャラ可笑しいと夕刊にも書かれていましたね。

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小箪笥は塗装の段階に入っています。

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大体、内部は塗装しないようです。自己流だから理由は知りません。

棚の上部はオープンで使うことも考慮に入れて塗装しました。まあ、マスキングが面倒だったせいもあるけど。

しかし、このマスキングも場数を踏めば上手になるんですよ。デパートで働けるかも。

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アリ組も完璧。

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念願だった刃先が15度傾いた鋸刃を導入しました。これは便利じゃ。実は長野のOさんのブログで知りました。有難うございます。うちの機械屋は人はいいのですが、技術的なアドバイスは皆無です。

後はスクローラー糸鋸で切り落とせば完成です。手鑿より正確で簡単!切断面もツルツルだしな。ただ、鋸刃が消耗してくると軌道が安定しなくなります。

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夕方から“エビ”の試作をしました。


ダブテイルマシン

モモちゃんの白内障の目薬を冷蔵庫から取り出して、入れようとしたらワサビのチューブでした。俺もボケが進行しているな。

本日は木工家の中でも、アリ組をする人にしか理解出来ない専門的なブログです。

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小箪笥の製作も佳境に入りました。

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15年ほど前に買ってから滅多に使わないダブテイルマシンを出して来ました。

引き出しの製作に使います。たまに使わないと忘れてしまいます。

この機械は、習熟するのに3年はかかります。引き出しを沢山作る人にしかお薦めできません。また、厚板は無理だと思います。私は小箱の男木を作る時に使うくらいです。その時は取説にない特殊な使い方をします。

工芸的な製作では、アリを細くしたいところですが、ビットの形状から女木の加工が出来ません。

固定ハンドルの調整にも一々ポイントがあり簡単ではありません。

今回も、思い出すのと、微調整に丸一日かかってしまいました。

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しかし、一度セットが完了したら、加工は1時間ほどで済んでしまいます。量産する場合は威力を発揮するのですが。

ただし、きちんと板がセットされているか絶えず注意が必要です。現物合わせの方が気楽でいいです。

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ルーターの送り方向を工夫すれば欠けもバリも出ません。

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必ず仮組してチェックします。底板の溝の位置をチョークで記入します。

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今回予算が限られているので、底板はべニアの予定でしたが、それは出来んかった。

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ダブテイルが正面に来るようデザインしましたが、やっぱり側面が良かったかな?

明日は下の引き戸を作ります。

実は真面目に働いていることが良く分かりますね。


製図歴30年

昨夜はA社長の新築祝いに呼ばれていました。

今夜は近所のお得意様で牡蠣パーティーです。御馳走になって注文ももらえて有難いのですが、連チャンはきついな。どうしようかな。

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小箪笥の図面です。お客様に見せるラフ案で線を2重にしたりして立体感を出しています。

細かい寸法は気にしません。ただ、板厚は正確なプロポーションで記入します。

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こんなのを3枚くらい描いて打ち合わせをします。

ラフ図面はイラストレーターよりドラフターで手描きする方が早いかもしれません。

ただ、イラストや漫画と同じで、年季が入ってないと生きた線は出ません。まあ、このへんが造形歴35年の重みでしょうか?

材料がもったいないのと、作るのが大変になるので、なるべく小さく提案しますが、大体お客様は大きく作りたがる傾向があります。

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出来上がったフローリングでくつろぐモモ。


エンドミル

今日は久々に真面目な木工家専用です。

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前回、モノタロウで2枚刃のエンドミルを買ったら調子がいいので、今回4枚刃を3本購入しました。

何と言っても、左上の木工用のスパイラルビットと比べるとショートタイプなので剛性が格段に違い、安心して使えます。

それに倣い加工をする場合は別として、普段の穴・溝掘りで使うのは先端の10~15mmではないでしょうか。結局、先端だけ摩耗してしまいます。

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兼房の3枚刃ラフィングビット(右)とモノタロウ・ラフィングスタンダードエンドミル(左)¥2200。

値段は10倍近く違うがそれほどの差はないようです。(まあ、違うと言えば違う。)

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便利に使ってきた2枚刃の品番を載せておきます。

最近、切れ止んできたけど、モノタロウで研磨も出来るようですね。摩耗することについては高価な木工用とさほど違わないように思います。

6ミリ軸も凄く便利です。¥1200だしな。

エンドミルは使えます。値段もいろいろありますが、それなりのようですね。

どちらにしろ、危険な刃物ですので自己責任でお願いします。なにか注意点があればコメントをお願いします。

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それから、リョービとマキタのトリマー。リョービは2台ありますがすぐ壊れます。ベアリングの修理は高いしな。

マキタの電子トリマーを買ってから、リョービに手が伸びません。疲れが全然違います。

この機械はもう1台買う予定です。電子タイプの方が回転も低く良いと思います。


ファイン社のジグソー 2

本日は一般の方は理解出来ません。

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デスクのアリ組を刻んでいました。

「どうだー!」って感じですが、こんなのバカでも出来ます。年期はいりますが。

なるだけ手抜きして、楽にやるのがプロとして頭の使いどころです。

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メスの加工にファイン社のジグソーを試してみました。

スライドテーブルの丸のこ盤を使うのは危険を伴うし、バンドソーも使いにくいです。手鋸を使う技術も体力もない。

結果は垂直度は十分ですが、木がめくれてきて墨線がよく見えません。デスクのアリ組はスパッと決まってないとカッコ悪いので使えませんでした。

もっと適当でOKのアリ組には出番があると思います。静かで振動が少ないのは気に入っています。

赤くてスタイリッシュなジグソーですが本来板金用かもしれません。


ファイン社電子ジグソー

暑さに大分慣れてきたような気“も”する。

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円卓を2台作っているので、思い切ってファイン社の電子ジグソーを買いました。本当に正確に切断出来るなら、アリほぞを切りだす時にも使えます。

円削りは鉄工所で治具を作ってもらって、ルーターマシンで仕上げることも出来ますが、どうも恐ろしくて二の足を踏んでしまいます。そんなに沢山仕事もないし。あんまり正確だと見た目がガチガチになるし。

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左は木工を始める前から使っているBOSCHの電子ジグソー。一般の人には分かりませんが、オービタル機構(鋸をしゃくる)が付いていて素早い切断が可能です。

ファイン社は回転数は可変ですが、オービタルなし、プレートも固定式です。その分正確な直角切断をうたっています。

試し切りをすると・・・・・ウーン、なかなかのもんじゃ。切断面もキレイ。

比較のためBOSCHもやってみるか・・・・・・オービタルをOFFにしてと・・・・・・

「ゲッ!!!BOSCHの方が完璧じゃん!!!」「なんちゅー事!」

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曲線切りはBOSCHと同じく、全く直角が出ないことが判明。刃を替えれば改善するでしょうが。(私の場合、円卓で直角が出なくてもいいけどね、適当だから)

ファイン社の広告では、バランス良く、低振動であるために、運転したまま放置しても動かないというのが売りなんですが、両者実験すると・・・・・・大差ありませんでした。誇大広告やな・・・・・確かに、振動、騒音共に少ないのですが。BOSCHは30年使っているから比べるのは気の毒です。

結論、BOSCHやマキタの電子ジグソーを持っている方は全く必要ありません。

静かなのは気に入ったので、もう少し使い込んでまたリポートします。


空調システムのチューンナップ

今日も、夕方は仁淀川クルーズしました。暑くて仕事になりません。

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そういう訳で、工房の2階に扇風機を取り付けました。壁掛け式なら場所を取りません。

首振りまでリモコンで操作出来るので得点は高いです。任意の位置で止まります。馬力はないけどエアコン併用なので十分です。

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1階は上から冷気が降りて来るので28℃くらいです。それでも暑いので工場扇を置いていました。しかし、3本足は凄く邪魔です。

(エアコンは労働者にとって、さほど快適ではなく外気との温度差があるほど体力を消耗します。)

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このように取り付けました。スッキリ!これならシーズンが終わって片付ける時も楽ですね。

これで、明日からまた頑張るぞ!・・・・・・・・っていう気は殆どありません。

適当にやってないと死にます。