これは。木工家専用記事です。
アリ組の仮組にテーブルリフターが重宝することは以前にも書きましたが、本番で当木をする時にも使います。
まず、適当な柱に当木を載せて縁の高さに上昇させます。
それから、反対側は当木を手に持って、クランプすればいいのです。一人でも楽々ですね。
勿論、これは、本番の写真ではありません。この状態で、締めつけると、脚は相当内側に傾いてしまいます。
寒いのにも大分慣れて、やっと仕事をする気になっている、今日この頃です。ブログもはかどりません。
漆の乾きは遅く、乾くのに4日はかかるようです。しかし、それを気長に待つのが、漆塗りのポイントです・・・・・・・これが案外難しい。
漆風呂には、時々湿を与えなければならないので、このような軽量のフレームを作って、扉を外してから、ゴッソリ引き出せるようにしています。
久々にやったら、そのことすら忘れていました。俺の脳は大丈夫かな?
扉は、タモで丈夫に作ったんですが、頻繁に取り外すんで、軽量な杉で作るべきでした。
現在、簡易風呂でも、別の製品の拭き漆をしているんですが、濡れシーツが半日でカラカラになるほど、空気が乾燥しています。
“懐”にも恵みの雨は降りそうにありません。
ここにだけは 「ドカ雪、カモーン!」と言いたいです。
本日も、一般の方には、実に下らない、木工家専用です。
工房で。一番活躍しているのは、意外に、このベルトサンダーじゃないでしょうか。木工を始める前から持っていたものです。金工に使っていました。リョービ製です。
実は、横型の大型サンダーの導入を検討していましたが、出番が少ない割には場所を取るので諦めました。まあ、これで十分です。
今回、本体にボルトで固定するテーブルを外して、脱着式のテーブルにしてみました。剛性も高くなり、広くて使いやすいです。
外すと、椅子の笠木等の加工に便利です。ベルトを水平にも出来ると思うんですが、やったことはありません。要は慣れの問題ですね。
もう、20年も使っていますから、ベルトサンダーの達人です。自慢にならんし。
しかも、改造に踏み切るまで、20年もかかるとは、馬鹿やし。
ベルトサンダーは使用頻度が高いので、うるさかった日立の簡易集塵機から、マキタの掃除機に代えました。連動式でフィルターは粉塵専用です。
ほんで、日立製は糸鋸盤にお下がりしました。糸鋸は以外に切りくずが出ます。しかし、やっぱり、うるさいので様子をみてみます。
ヘグナーの説明書通りのやり方では、大して効果がないので、洗濯機用のゴムを取り付けました。集塵は大事ですが、不細工になるのも厭だな。見た目も大事よ!
集塵に気を使って、作業性が悪くなるんじゃ、本末転倒だしな。
この冬一番の冷え込みのようです。高知県でも山間部は雪が舞っているそうです。
本日は、つまらない木工家専用です。
出入りの業者が、ムラコシの集塵機の中古を探してきてくれたので、ここ2,3日、配管を工夫していました。
通称、UFOと呼ばれている、1馬力品です。集塵機は、やっぱりムラコシがいいようです。この機械は、静かなんですが、階下の3馬力品に比べると、当然力は劣ります。
欲張って、バンドソーと横切り、ボール盤の集塵を試みました。各自にシャッターを取り付けましたが、配管が複雑になると、空気漏れがなくても、力は大分落ちるようです。
また、今は袋が新品だからいいのですが、2年もすれば、網目が詰まって 交換する必要があると思います。
ペティーワークは構造上の欠陥があるので無理ですが、ほぼ完璧に集塵します。何より、空気中に放出される、微細な粉塵が激減すると思います。
もっと、はやく導入するべきでした。これで、火事の危険がある、角鑿盤の集塵は別として、殆どの機械に集塵装置が付きました。
しかし、一番厄介な、サンディング時の集塵は解決しておりません。
室内で作業する木工家は、毎日のことですから、粉塵対策には気を使った方がいいと思います。私など、許容量を超えているらしく、鼻に相当障害があります。
アマチュアの方は、家族と同じ屋根の下の場合を除けば、そんなに神経質にならなくてもいいと思います。
やっと、先週あたりから、体調も良くなってきました。が、仕事をバリバリやる気になるかと言うと、そうでもないです。
しかし~!中国にもロシアにもなめられて・・・・・・・政治家は俺みたいな、責任のない呑気な自営業と違うんですけど。いくら、私が怠けていると言っても、政治家の3倍は働いていると思います。
彼らも、忙しいんでしょうけど、それは愚忙と言って、何やっていいか分からんのでしょうね。バカだから。本当に困ったことです。
山桜のテーブルトップは相当な重さがあって、一人では持てません。
やって出来ないことはないのですが、降ろす時に、どこかが当たると、自重で傷が付いてしまう恐れがあります。腰も痛くなるし。
オイル仕上げなら、ごまかしも効きますが、今回は拭き漆なので、慎重に進めます。
“馬”に移す時、昇降可能なリフターテーブルなら、スムーズです。
この作業台は本当に便利です。プロの木工家なら、絶対に元が取れます。
ただ、中央に見えるフットスイッチは、どうも使い勝手が悪く、なんとかならんもんかな。「もう、チョビット下!」とか音声に反応するのがいいです。
今日は、つまらない木工家専用です。
木工旋盤での加工の仕上がりは、刃物の“研ぎ”で決まります。研ぎはグラインダーで決まるそうです。
どなたかのブログで、グラインダーによって、随分違ってくると書かれていたような気がします。
そこで、塗装もオリジナルの淀川のSG255Tをオークションでゲットしました。集塵モーターも付いていて、レバーを引いてフィルターのゴミを、底のバケットに落とします。重量は120キロ。値段はたったの¥28000でした。人気ないのね。送料が1万円以上かかったけど。
本日、早速使ってみました。左のマキタの直径150の製品とは、相当、差がありました。マキタは、はじくけど、淀川は吸付く感じか・・・・ちょっとオーバーですが。
スキューを研いで、使ってみましたが、淀川の方が速くて、楽に研げます。切れ味も数段上でした。まあ、感覚の世界ですが。砥石の厚みもマキタ13ミリに対して、25ミリですから大分研ぎ易いです。
集塵ファンの音がちょっとうるさいですが、軸は無音で回ります。振動もなし。
ハイス刃物を研ぐには、スロースピードのタイプがいいと言われますが、私は特に必要とは思いません。仕事も遅くなるわけですから。ヘタな奴は、どっちにしても“なます”しな。
このSG255Tは周速度が1450m/分と遅めで、丁度いい感じです。
いい買い物じゃった。こんなことなら、10年前に買っとくべきだった。
こいつなら、鑿や鉋の修正にも重宝しそうじゃ。
マッハGOGOGOで、主人公が運転していて、窮地に立たされたことがあった。その時、助手席の従兄かなんかが、「君は自分の車のことを、なんにも知らないんだな~」と言いながら、隅っこのボタンを押すと、ヘリコプターみたいに空を飛んだような記憶がある。
これと似たようなことがあった。実は今日は木工家専用です。
最終型の桑原の自動鉋の昇降は、電動です。右下の緑のボタンを押すと上昇します。その外側の筒を、左に倒すと、一押しで0,1ミリずつ上昇します。
しかし、薄い材は、7ミリが限度で、それ以上は定番が上昇しません。これまでは、捨て板を使って、薄くしていました。
名古屋で、「後は手回しハンドルでセットするんだ」と聞きましたが、ウチのはハンドルがないぞ~!
今、また薄板を作る必要があり、なんとかならないもんかと、調べてみました。
あった、ありました。なんかの“はずみ車”と思っていましたが、これが手動ハンドルでした。ちゃんとデジタルカウンターと連動しています。
取説にも書いてないぞ~。こんな、奥まったところにあるのは、あくまで特殊な場合を想定していて、普段の作業の邪魔にならないように配慮されたものでしょう。
おかげで、作業能率はぐんと上がりました。
どころで、マッハGOGOGOはアメリカのアニメにも影響を与えていています。
日本人のデザインした、フェラーリ “エンツォ” はどうもマッハ号がモデルになっているような気もします。
水木先生だけじゃなく、この時代のアニメって凄いよね。
アホの森元首相の長男が、酒気帯び運転でコンビニに突っ込んだそうだけど、酒気帯びくらいで、そこまでするか~?
そんなことはどうでもいいけど、近年の日本の首相、ホントに情けない面々ですね~。
ちゃんと仕事もしています。政治家と違って、一般市民は真面目に働かないと飯が食えないんです。でも、今日は木工家専用です。
前にも書いたけど、ベンチの座板の穴あけに、台湾製ラジアルボール盤を使いました。オモチャの機械ですが、手持ちドリルよりは正確な仕事をします。
いや、今回、手持ちでいこうとしたんですが、試しにあけてみると、最初はどうしてもブレるので、0,3ミリほど太くなってしまいます。おそらく奥は大丈夫なので、円錐形に広がっているのでしょう。これは、いかん。
どうしても、ボール盤が使えないときは、予め木でスリーブを作っておくと完璧です。
今日は、この後、脚の先を切って揃えて、塗装もして完成しました。
手持ち加工する前に、端材で試すとは、我ながらアッパレというか、自分でもビックリ!このことを忘れずにいきたいですね。
今年は、暑いには暑いのですが、蚊が殆どいません。また、蝉もあまり鳴きません。昆虫の裏年なのか?天変地異の前兆なのか?
実は、仕事も真面目にやっています。昼休みは2時間とっていますけど。夏は無理は禁物です。工房のエアコンはもう1ヶ月以上、昼夜を分かたず入れっぱなしです。こうすると電気代も以外にかからず、体にもやさしいです。
“お使い物”にするとかで、T型チェアー10脚を頼まれていました。本日、木地まで完成!気が付いたら11脚になっていました。
この、鉛筆削りのような道具で、ホゾ先を削り出します。このように曲がった小径木は旋盤にかからないのです。この道具は、アメリカ人の友達の友達が開発、販売しています。
ただ、曲がっているので、NASAのロケット発射技術を応用した、アンチ・レべライジング・スケールを使って、転びの角度を逆算します。
当然、脚の穴開け角度が全部違ってきますので、手間と言えば手間です。それと、若干のセンスが必要です。
それでも、バランスが悪い場合は 「なにせ、自然のものなので。」と言い訳すればOK牧場です。
先日、オークションで購入した遠州の直立ボール盤、なかなか具合が良いです。
これまで使っていた日立のボール盤はスイング360で、これは500。スイングとはその半分の値がフトコロ寸法となります。どうしてかは、調べていません。機械の高さは160㎝位です。
フトコロ180㎜でも、まず不都合はないのですが、ウィンザーチェアーの座面を加工したりするとき、やや窮屈です。500ですと、山戸製作所のフライステーブルがスッキリと装着できます。
まだ、よくわからない部分もありますが、自動送り装置が付いています。まず使うこともないと思っていましたが、直径25㎜程度の穴を開けるには、力が要らなくて便利でした。本日50穴ほど開けましたが、全部自動送りを使いました。
ワークに当たって力が加わると、クラッチがつながって自動に入ります。おそらく、木工10㎜程度の錐では入らないと思います。
ウィンザー系の椅子を作ることが多いので、これから活躍することでしょう。