木工道具・機械一覧

トグルクランプ

現在、ささやかながらホームページを改良しています。それをやってくれている業者が「独自ドメインを取れ」とうるさいです。なんとなく必要性は感じますが、経費は年間¥4万!どんだけ酒が飲めることか。毎月「やまぶきに」1回行けます。どうなんじゃろうね?

Dsc_0002 今日は木工の中でも更に特殊な道具です。

ルーターマシンで倣い加工する時、材料を固定するクランプです。

オークションで1個¥500だったので買いました。でも送料が800円、振り込み手数料が315円でした。

現在売られているものに比べると、タッパがあるので機械と干渉しないか心配です。

でも、動きはスムーズでモノ作りの原点を見る思いです。汚れ具合もちょうどいい感じです。あまり倣い加工はしないので、死ぬまでに出番はあるかな。いや使ってみよう。

欲しい人は、ヤフーで”ルーター”で探すとまだあると思います。


地球2周半

今日のブログは木工家専用で、なおかつ記憶力の良い人のみ理解できます。

今年の4月のことですが、ビックマーク木工旋盤のVM120チャックをオーストラリアから取り寄せたとき、インサート(アタッチメント)のネジ切りが不十分で、本体の主軸に最後まで入らなかったことを書きました。

それを、ビックマーク本社に送って再度タップを切ってもらったのですが、届いたそれは良好だったチャックとの勘合のネジを削ったものだったのです。分かりやすいイラストを付けたんですがね。ちらっと、写真を添付しようかなと思ったんですが、後の祭りです。

しかも、添えられた手紙は、よくある外人特有の悪筆で読めません。でも何とか暗号解読しました。タイプしろよ!

今度は、説明付きの写真を添付して送りました。OKでした。ちょっと緩すぎるような気もしますが。Dsc_00336

外国とのやり取りは、文字はタイプ打ち、絵ではなく写真、というふうに明瞭な資料を用意しましょう。

頭の構造が、はなから違う場合もあるでしょうから。最近は日本人同士でもありえます。

送料\1800×2いりましたが、よしとしましょう。勉強になりました。

Dsc_0035 昨日、ベンチの背もたれのスピンドルを挽いていました。

当工房、最長の45㎝のツールレストでもとどきません。

黄色いテープは一番ふくらんだポイントを示します。

Dsc_002766 これだけ長いと、当然振動しますので、手を添えての加工が必要です。

材料が癖のない楠(クスノキ)でしたので、比較的簡単でした。

山桜に比べると強度は劣りますので、2割がた太く仕上げました。


円 4つ。

Dsc_0008 現在、ナチュラルベンディングの終了した栗の板を使って、一人膳を作っています。

最初に電気反り台鉋で形を整えるのですが、10枚もあり、非力な私には重労働なので、ゴムで天井から吊っています。

このシステムはは当工房では「釣りっ子」「バランストルダー」とか呼ばれています。ちなみに河原のリフターテブルの正式名称は「太郎ちゃん」です・・・・・意味がわからん。

Dsc_00236 横から300Wのハロゲン照明を当てて、凹凸や逆目を確認しながら、反り台鉋で仕上げていきます。

暑苦しいので、LED照明をネットで調べてみましたが、まだバカ高いし、出力も低いですね。

Dsc_00253 底もすきとって仕上がった天板。厚い所で5分(15㎜)くらいですか。

適当ですが、このいい加減さが腕の見せ所でもあります。

Dsc_0016 全然関係ないけど、昨夜は「やまぶき」に行ってました。

このホルモンは、いつでも手に入るわけではなく、良いものを直接北海道から送ってもらうそうです。絶品です。前回は塩でやってもらったので、今回はタレです。

料理はやっぱり腕もあるけど、素材が命ですね。材料選びが腕かもしれん。木工は、ちょっと違って、良くない素材も使い道があったりします。


電動彫刻刀

ブログネタがどんどんたまるので放出しなければなりません。高知は朝からやや蒸し暑いです。

Dsc_001122 座椅子の座面の凹ました所に彫刻刀で模様を彫っていきます。通常、普通の彫刻刀で行いますが、汗が出るので、この一枚はオートマックの電動彫刻刀を使ってみました。

割合いけます。この機械は欲しくもないのに、出入の機械屋が中古を「1万円でいいや。ええい、持ってけドロボー!」と置いて行ったものです。迷惑な話です。

持つところは小さいけれど、シャフトというか、ホースの部分が重いので天井から吊り下げています。モーターと一体になったタイプが木工家にはいいと思います。

単純な作業には向いていますが、流石に仏像を彫るのにはには使えません。せいぜい、木彫りの熊の実演販売がいいとこです。

これから、海に出かけます。本格的に暑くなる前に遊んでおかなければなりません。真夏の砂浜でバーベキューやってるシロートをときどき見かけますが、馬鹿です。あんなことをしていると死んでしまいます。若者はいいけど。


よくできた桑原の角鑿盤!

Dsc_0123_2 たまには、本業の木工ネタもせんとね。

只今、座椅子の製作をしています。在庫が尽きたもので。背もたれの穴をフリーで墨線に合わせて開けているところ。

Dsc_0129_2 桑原の角鑿は、リターンスプリングがついておらず、鑿先が どこにでも止まるので、見当をつけるのに便利です。

この材料押さえも、誰のために考案されたのかわからないけど、重宝します。

エアーの吹き出しパイプはゴムで出来ていて、材料に当たっても平気です。至れり尽くせりです。

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下は、座椅子用の座刳りのひな型を作っているところ。

一から始めるのではなく、以前、温泉宿用に作った椅子の型を改造します。これで、ひな型は4種類になりました。ひな形にはヒノキがやわらかくていいと思います。

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この時期になるといつもモモが作業場をウロウロしだします。こっちが涼しいのか。

ところで、近所で桑原の自動450の中古が出たそうです。¥30万。400までは出物がありますが、450以上は少ない。500以上になると1トン近くある巨大な機械になりますが450は比較的コンパクトです。ほしい方はご連絡ください。


それでも入らない。

Dsc_0028 先日間違えて注文したチャックのインサート、再度注文した分が送られてきました。

送料込みで3000円強。安いもんじゃ。1週間で来るしな。

でも、やっぱり入りませんでした。きついんです。隙間が9ミリほどできます。反対側のリヤターニングには、なんとか入りました。オーストラリア製じゃからな。日本の桑原のようにはいかんの。

しかし、主軸の勘合はゆるいと強度に影響するわけで、それなりに気を使ってのことでしょう。よくあることのようです。

販売店は、そっちの工作所でタップを切ってもらえとのこと。以前ツールレストを作ってもらった工場へいくと、なんとかインチネジはあったが、ピッチが違う。それに、このサイズになると手でタップを切るような簡単な問題じゃないそうだ。

面倒なので、本日ビックマーク社へ送りました。EMSで1800円。何とかしてくれるやろ。向こうが悪いんやからな。復路はむこうが払うやろ。

いろいろ、トラぶってますが、これは海外通販が問題なのではなくて、海外製品が問題なのであって、日本製品でも起こりうることですし、大したことではないです。タフになっていいわ。

ただ、海外通販は、このようなトラブルを見越して、時間はみておかなければなりません。ちなみにEMSは4,5日で届くそうです。


初海外通販!!

昨日、モモと山に登ったせいか、今日は妙に風邪気味で仕事を休みました。

Dsc_000366 昨日、初めての海外通販で注文した品が届きました。木工旋盤の部品です。

もともとオーストラリアの木工旋盤なんでオーストラリアの販売店に頼みました。意外に簡単でしたが、ツールレストがなくて、結局一月近くかかりました。他の方のブログをみるとそのくらい待たされるのは普通みたいですね。

全部Vicmarcの製品で、本日のレートで合計¥32000、送料¥7500、関税¥900でした。国内で買う場合の半額です。こりゃ~、この手のものは恐れずに海外通販ですね。

ちなみに、この前、急いでたんでオフコーポでミニウッドガーバーを¥18000も出して買ったんですが、実はカービング用品で有名なArbortechはオーストラリアの会社で、やはり半額で買えます。重量物でなかったら送料もしれています・・・・と思います。

Dsc_0003 今回購入したVM120(左)とVM100の大きさの違い。かなりでかいです。

レバーやネジに至るまで大きさが異なります。二回りでかい。

最初の写真の左下にあるのが、チャックを国によって仕様の違う主軸に取り付けるインサートです。この部品もチャックの大きさに応じて大きく作られていて、主軸に合わないと、そのチャックは使えません。

昨日の齏田さんのブログを見ていたので、悪い予感を感じつつもチェック。ありゃ~?妙に・・・・合わないような・・・・・・。旋盤の日本語の取説にはM30×3.5と明記されてるので、その仕様で注文したのですが、現在使っているVM100のインサートには1と1/4×8の刻印が。こりゃいかんわ。長谷川さん、どうよ。 (すみません、関係者にしかわかりません)

インサートは¥1800くらいですので、航空運賃を考えると送り返すのも、新たに注文するのも、とどっちもどっちです。 まあ、想定内のトラブルですね。

*海外通販には大した英語力はいらないと思いますが、パソコンでローマ字入力に慣れたものが、英語を入力しようとすると、ゴッチャになって気が狂いそうになります。スペルは手が覚えているんですね。以前、友人あてた手紙は手書きしたものを、画像で送りました。もう、俺の頭は英語はイカン。

以前、アメリカ人の木工家クリフトンと京都を訪ねたとき、俺のことをどう思っているのか、英語でペラペラ話しかけてきて、半分も理解できないは、神社仏閣は見ないかんはで、脳がぶっ壊れるところだった。2日ほど後遺症が残りました。


集塵テーブル兼バキュームマウント

現在、小さな盆を作っていて、それを迅速にサンディングするのに、何かいい方法がないか考えていた。材料を押さえる方の右手が腱鞘炎で痛いのだ。Dsc_0015

そいで、作ってみました。集塵テーブル兼バキュームマウント。

オフコーポの集塵フードがアリ組で付いています。カッコイイわ~。(マネすんなよ)2馬力の集塵機につないでいます。

台はリフターテーブルなんで、最適の高さにセットできます。

Dsc_003322 中はこんな感じ。歪まないように柱を立てました。宮殿みたい。

穴は丁寧に上下から開けました。3年に一度、出番があるラジアルボール盤が活躍しました。

Dsc_0018 このように、穴を塞いで、スベリ止めのシートを使えば動きません。回転サンダーで、小物やパーツをガンガン高速で仕上げていくのに活躍しそうです。

今日出来たばっかりなんで、使い勝手はわかりません。

現在のところ、欠点は電気代がかかるのと、風切り音が少しうるさい・・・・でしょうか。

まあ、一日で出来ますし、立ててしまえば場所もとりません。数をこなすプロには使い道があるかもしれません。ちなみに穴のピッチは40ミリ、直径は15ミリです。碁盤の目じゃなく、45度に傾けて配置するとオシャレです。


曲線定規

当社は零細な木工房ですので、なるだけ面倒で材料がもったいない、曲線を使わないようにしています。

面倒というのは、デザインするのが面倒、加工が面倒ということです・・・・・お客様すみません。でも使っている材木がいいですから、あまり凝ったことをすると、台無しになってしまう可能性もあるのです。

三次元で、尚且つ凝ったデザインをまとめ上げるのは、並大抵の造形力では難しく、避けて通るのは個人の工房ではむしろ正道と言えるでしょう。実際、妙なデザインをして成功している例は少ないと思います。本当に成功したら、大手の家具メーカーからパテントの問い合わせがくるでしょうね。

とはいっても、どっかに曲線は入ってくるもんで、曲線定規があると便利です。

Dsc_0014 これは、会社で工業デザインをしていた時に重宝していたものです。

木工を始めるとき、思い出して購入しました。ちょっと高価でしたが買って良かったと思います。定規がいい加減ですとあと後、尾を引きますから。

短いものは使いません。

Dsc_0009 これは、”ヒヨコ定規”と言ったかどうか?先の”高杯”のデザインにも使いました。

”ステッドラーの雲形定規”は家具作りには殆ど役に立ちません。

Dsc_00115 このタイプは、今や100円ショップでも買えます。

パソコンを使える人なら、製図に定規なんて、チャンチャラおかしいでしょうね。


意外に問題のある海外電動工具。

Dsc_0023_2本日は木工家専用です。

また、テレビ台を作っていた。今回は、予算も限られているが、背に腹は代えられない。全部ビスケットジョインターで組む。

最近は、厚み方向にはデワルト、垂直に切り込むにはマキタを使っている。これが意外に便利なんです。

Dsc_00112

デワルトは見てのとおり、電源コードの品質は悪いです。相当頑張って戻したんですが。

デワルトのモーターが、どうも非力なんでラベルを見たら、なんだ~!120V用でした。そりゃそうじゃった、忘れていました。

先日”円高でデワルトもお薦め”と書きましたが、こりゃーいけません。100Vで使うと、非力なだけではなく、グラインダーとか、ルーターのように連続使用する機械は、確実にモーターは焼けますし、最悪火災になります。

Dsc_0004 でも、ウチには便利なものがあるんです。

この機械は合法的なものかどうかわかりませんが、動力を100Vに落とす変圧器です。右側が、長い延長コードとか使った場合のために、115Vになっています。

カナダから買ってきたデルタのルーター・シェィパーが115Vで困っていた時に旨い具合に機械屋が持ってきました。

元々、電気代を浮かすための変圧器だと思いますが、一生使って元が取れるかどうか?

いずれにしろ、海外の120V仕様の機械は昇圧して使わないと危険だと思います。