今日は波がありそうでしたけど、仕事をしていました。能率は上がらず。
木工旋盤でスツールの脚24本を挽く。
久々の轆轤仕事は出だしが遅いです。2日かかりました。
裏側には鉋屑がこれだけ溜まります。
この山桜は案の定、癖が強く、逆目が出やすい。
3本挽いたらチゼルを研ぎ直します。
左が微妙に調整した最終型。
右の試作はややストンとした印象なので、ホゾ穴を中心部に寄せて転び角を1度増やしています。
ここまで来れば後一息。でも拭き漆にするからもうちょっとです。
本日は雨。寒さが和らいだ。
ところで、先日の同窓会では体力の衰えを嘆く人もおりました。「平らな道でつまずく。」とか。そんなの俺は5年も前からだ。歩行方法が悪いのか?すり足はそれなりに合理的な歩き方と思うがな。
それだけではない。最近はボケも進行しているのではないかと思う。この前は風呂に入ろうとしたら洗濯機だった。我ながら驚いたが確かに綺麗になるのは同じだ。
錆付けの済んだ天板。トノ粉を水で練って、同量の漆を混ぜ合わせる。
錆作りに、はなぜかプラスティックのヘラが最適です。
砥石や水ペーパで研ぎ出します。根気の要る作業です。
導管を埋めて完全な平面を出すには、この作業を3回は繰り返さなくてはなりません。
最初の捨て漆を殆ど剥ぎ取るので大量の漆も必要です。
宮中に納めるわけではないので1回で良しとします。面倒だからな。
その後、4回拭き漆をした状態です。
錆を入れると幽玄な表情になります。好みによると思います。
導管のきつい木でなかったので特に必要ではありませんでした。
今回は気まぐれでやってみただけです。
先日、倉庫の桜材の引取りを仲介してくれた方から、「外に置いてあった4m材も使えそうだから、持ってってくれ。」と連絡がありました。
シートをかけて風雨にさらされた材で、前回、銘木商のOさんと2人で相談したのですが、どう見ても腐ってるし重そうなので残してきたものです。面倒ですがいやとは言えませんでした。
今日、市場でケヤキと楓を買った足で現場に行ってみて見ますと、「やっぱり腐ってるやんけ。」
まあ、薪ストーブ使ってるお客様に刻んで分けてあげるかな。
車に積み込みやすいように、無造作に傷みの激しい両側50cmを切断。断面を見ると辺材に虫が入って、割れもあるものの全く腐っていない。あれれ。どうやら洋材のようです。
手伝ってもらって、4mと2m、、2枚ずつの盤を何とか積み込んで帰りました。
鉋をかけてみたらラワン材をきめ細かくしたような感じ。
ネットで調べるとマホガニーのようです。私は洋材は好かんのですが、これなら癖もなく使えそうです。棚の2,3個は十分出来る。
こういうことも、たまにはあります。
しかし、助っ人がいないと車から降ろせません。
明日、早朝海に出かけたいが、この寒さでは自信がない。
多分、行かないような気がする・・・・・・という弱気では絶対行かないと現時点では思います。
先日、大量に引き取ってきた桜材はシラタに虫が入っております。
ウェハースみたいで美味しそうですが食べられません。
もう成虫になって出かけられたのか判断するために輪切りにしてみました。
ご在宅なら“生”を挽くので分かります。
どうやら、いないような気がする。
ご在宅の場合は、保管していると木屑が落ちてくるので分かりますが、判別方法としては万全とは言えない。
とは言うものの、重い山桜を車に積んで、乾燥場に持って行き、熱で殺してもらって、また倉庫に入れるとなると、大変な労働です。一人では出来ないし。
殺虫剤を注入する方法もありますが、殆ど効果はありません。
木工は悩みが多いです。