漆は室に入れなくても、梅雨ですので急速に乾きます。
慎重に組み立ての段取りを検討します。
プレス機がなくては一人では出来ません。
まだ慣れないものの、極めて便利な機械です。
なんとかここまで。
板厚は薄いのですが流石に重いです。それで傷付いたり、多少の問題点はありますが、まずは成功。
裏板、引き出し、扉、金具と先は長いけど観念してやるしかない。これが注文仕事だったら大分違うのですが。
月曜日、製材を終え、海回りで自宅に帰りました。
ついでに河口をチェック。
シラタ・白太には虫食いがありました。
そのまま、乾燥場に持ち込んで殺してもらおうかと考えましたが、使い道は決まっているのでシラタを外すことにしました。
「シラタが引く」といって、銘木屋はサッサとシラタを外してしまいます。芯材と辺材では収縮率が違い、反る原因になるようです。
このようにしてブックマッチングの木取りをします。
一枚の盤からテーブルトップ一枚分と+α取れました。木味が素直な所は九州産のような気がします。
このケヤキはナチュラルにオイル仕上げの方がいいかも。
端っこも、このままでは持ち上げるのが精一杯ですので分解します。
噛みこんでいた石は結構デカかった。
こんなにコンパクトになりました。
鋸代は3ミリです。2枚で8回通していますから、鋸屑になった分だけで24ミリです。ムラ取りを含めると4センチは失われました。
シラタを除けば、残った材は2/3程。それでも今回は大変効率が良い方です。
この後、倉庫に入れて様子を見ます。使えるのはまだ先。テーブルが売れるのはずっと先。
それまで、持ちこたえられるかはお客様次第です。因果な商売ですね。
昨日は午後から4月に仕入れたケヤキの盤2枚を製材した。
4月に電話したら、すぐにはかかれないので、とりあえず持って来て下さいとのこと。
仕入れたその足で運びこんだら
「場所がないので、一度持って帰ってくれ。」
「勘弁して下さいよ。こんなの動かしていたら腰が砕けます!」
一枚100キロくらいあるがな。なんとかホークリフトで降ろして、保管してもらう。
やっと呼び出しが。製材は、ながせ(長雨)の前は忙しいようです。
奥の台車に材を固定し、レール上を台車が走る仕組みです。
昔からの製材所は貯木場が裏手にあります。
本当は水に漬けこんどいた方が、早く乾くし、材も暴れないので良いのですが、現在はそんな悠長なことは言ってられません。
鋸刃を研いだものに交換します。
最初の基準面を決めるのは慎重です。
今回は、「賃挽き」でも時間制です。時間“なんぼ”で挽くとなると、とたんに動作が緩慢になると感じるのは気のせいだろうか?
ただ、高級材の場合、慎重に事を進めてくれた方が、こちらも気が楽です。
このレバーで微妙な調整をして切り進めます。小指は必ず立ちますね。
ンッ!台車が止まった。いやな予感。
石を噛んでいました。石を挽くと刃先が鈍るのでもう切り進めません。
恐ろしいので、根元の方はボシ切ってもらいました。
この製材では研磨賃は請求されませんが、バンドソーの交換には時間がかかり、料金は高く付きます。
1枚を3枚におろしてもらい、計6枚と根元の部分に分解しました。
1時間の作業でした。
傷も殆どない良材で、反りも僅か。まずはメデタシ、目出度し。
梅雨です。梅雨明けは8月になると言うが本当だろうか?
「スロレンジ」の大枠がやっと組上がりました。
組むのも解体するのも面倒です。
上部を軽快に見せるため、側板が途中から薄くなっています。木工では普通こんなことしません。
機械を色々工夫したけど、結局最後はキワ鉋と平鉋で仕上げることに・・・・・トホホ。
ここまで来て失敗したら、元も子もないので慎重にもなります。
後、目違いを払って面取りし、扉も作って、引き出しは11杯。漆を塗って、金具も作って、いつになったら完成するのか?
でも、一つ勉強になりました。
手作り木工で、あんまり複雑なものを試みても採算が合いません。簡単で見栄えのするものを、ドーンと作って、高値で売り抜ける。これに尽きると思います。
本日は蒸し暑く、作業していたらエアコンを入れたくなりました。
腰痛で中断していた、デスク第二弾の木地が完成しました。
アリ組の接着はプレス機を使ってみたらウソのように簡単でした。しかし、縦にすると片持ち構造になり工夫しても直角が出ず、外してから固めました。
なんてことのない吊り引き出しですが、机ばっかり作っているわけではないので大変です。
元より“毛抜き合わせ”ほど精密ではないのですが、クリアランスは微妙です。木工の場合、切り過ぎては取り返しがつかないので慎重に進めていくと、ますます億劫になり能率が落ちてしまします。
製作品目を絞った方が効率は格段に上がります。
ところで、このデスク行き先は決まってないのですが、何方か買って下さい。幅1200・奥行き620です。
本日も片付けでした。
10年以上前に仕入れたケヤキのコブが出て来ました。U製材で見つけたものです。長さは60センチ位です。
刳り抜いて脚を付け、一品モノの花器にしようと考えました。その時の会話。
U製材:「クッソー!俺の老後の楽しみにとっておいたのにな。」
(製材の邪魔になるから切り飛ばしておいたのに、買っていくバカがいるとは。)
K工房:「っま、何に化けるか分からないけど、安くして。」
(凄く高く売れそうだ、しめしめ。)
確か、5千円~1万円だったと思います。
でも、久々に見てみると、シラタに虫が入っていました。
怪しげな、蓋が付いています。
半分に割りました。結構、使えたかも。
気味の悪い蓋の部分も特に問題なし。でも、これだけ深い窪みを、ウッドガーバーで削っていたら、跳ねた時は大変危険です。
今回は製材の勝ちでしたが、儲かったことも無論あります。