燃料プールの冷却は再開したようですが、余りに危うく、果てしない作業ですね。
私は金はないので、せいぜいスキルアップして移民船に乗せてもらえるようにしよう。
ベンディング・ジョイントでシェーズロング(寝椅子)の試作をしています。
新しいものを作るのはしんどいけど、形になって来るのは嬉しいです。
売れそうにないものに挑戦するのは、空しいけど、手をこまねいていては飯が食えません。
寝心地はハッキリ言ってイマイチです。
実は、このひと月、シェルチェアーのダイニングバージョンの試作をしていました。
“シェルチェアー”はウェグナー他大御所も使っている名前ですがまあいいだろう。
取りあえず、最初の4脚が完成しました。
抜群の座り心地と軽量が売りです。
しかし、作り手の立場からはもっと画期的なことが多いです。
1、製作に大して手間がかからない。小工房向きで量産が比較的容易。
2、材料が少なくて済む上に無駄が殆ど出ない。
ただし、木工旋盤が上手くなくてはいけません。横切り盤も要ります。
座板と背もたれは連続していると考えられるので、後脚の穴をうんと後ろに開けられます。
これにより、四方転びを同じ角度に出来、製作が簡単になり強度的にも安定する。
欠点は、少々不細工なこと。
ヤコブセンの“セブンチェアー”のように座と背がなだらかな曲線で繋がっていませんから、華麗な造形は難しいです。
しかし、小学生の女の子から
「あなたが思っている程ヒドクはない。」とのお言葉を頂きました。
*木口を継ぐのはジグザグチェアーの例もありますが、曲面で継ぐと強度も出ます。他で見たこともないし、椅子はこのスタイルをメインにしようと考えていますので、特許を取ろうと準備していました。しかし、青色ダイオードじゃあるまいし、中小の工場がまねても係争するだけ無駄と思いました。
明日も明後日も宴会なので、仕方なく更新します。
テーブル昨日完成しました。
これはその天板を剥ぎ合わせたところ。材はシベリア・タモの柾目。シラタは全部外しています。
10年ほど前、4立米仕入れて昨年も追加したのですが、とうとう底をつきました。この間にデフレにもかかわらず価格は倍になりました。しかも質は落ちた。
10立米買っといたら良かったんですが後の祭りですね。
多くの木工家が色の濃い外材を使っていますが、どうなんじゃろ?その感性理解出来ません。日本はやっぱり白木の文化じゃないですか。でも、漆塗って黒くなるのは全然OKなんですよ。勝手なものですね。
使い易くて、ついつい手に取ってしまうタモですが、倉庫の在庫を積極的に消費せねば。
また、杉、檜の活用も考えねばならない時代となりました。使ってみると結構いいしな。
今日も寒かった。週末には波乗り出来るかな?
スーパー・ライトスタッフ完成しています。今、座っております。
重量1850グラム。前作より350グラム削りました。しかも背もたれは大きくなっている。でも、スーパーレッジェーラには150グラムとどかなんだ。
脚も秤で計って、比重の重いものを後脚に使っています。
更なる軽量化は可能ですが、意味がありません。プロにとっては売れるかどうかの方が大事です。まあ、ウィンザーチェアーとしては最軽量でしょう。
意外に丈夫!
体重60キロの私が上に立っても大丈夫。前脚を上げるような座り方でも壊れません。
座と背もたれはたわむので快適。柔構造なので床が狂っていても4脚が接地します。
一部改善して、定番化の予定です。重量は同等か少し重くなる予定です。
他に作った3脚は今は公開出来ません。
*後ろに控えているのは、重量を軽くする秘密のマシンではなくて、ただの加湿機です。
ライトスタッフも、ごく稀に売れるので、現在5脚を製作中です。
うち2脚は極限まで軽くしたスーパーライトです。
先ほどシェルが出来ました。板厚10㎜。実験だから壊れてもいいのです。材も特別なものでなく、普通のタモ。
割合丈夫そうですが小錦は無理。
ホゾ穴は流石に10㎜厚では厳しいので、補強しました。
軽い椅子を作っても誰も褒めてくれるわけではありませんが、こんな商売、たまには遊びがないとやってられません。
フローリングの張り替えに備えて大掃除を実施中です。
写真や古い手紙やスケッチブック等どしどし廃棄しております。手紙なんか読み返していたら日が暮れますので問答無用です。
25年分の澱(おり)は相当な量です。今の人はパソコンがあるからずっと身軽でしょうね。
懐かしいものが出て来ました。
まだ、木工を始める前にデザインしたマッサージチェア。某クライアントからの発注です。もう、時効やろ。詳細なレンダリングもありますが、それはちょっとマズかろう。
中央のなんかメッキのスチールフレームでイタリアンテイスト。カッコいいのにな。売れると思ったのですが結局モノにならず。
ピニンファリナー社のビデオを見ても、最初のレンダリングは未だに手描きのようです。ここはコンピューターに譲れないところでしょう。