木工一覧

ウジウジ進む。

先ほど、ブログを書き終える直前、写真をUPする操作で、記事が飛んでしまった。久々じゃ。ショックじゃ。もっと、ちゃんとしたシステムにして欲しいな。

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本日は、海にも行かず、ウジウジと椅子作りをしていました。体調はやっぱり、イマイチです。

定番の椅子の製作は、面白くない割には、0,1~0,2ミリの精度が要求されるので、気が重く、なかなか前に進みません。

でも失敗して、材料も無駄になるよりは、慎重に進めた方がいいです。単に、やる気がないだけですが。

このタイプは、最後に作ってから、3年になるので、勘所を忘れています。でも、資料と治具があるので、大分助かります。

椅子専門だったら楽勝でしょうが・・・・・・じゃあ、20脚位、作り置きしたらいいように思いますが、それじゃー、退屈で、疲れて死んでしまいます。

また、それが、掃けるのは10年はかかりましょうから、その時は完全に作り方を忘れているでしょう。まあ、もう足腰立たんようになっているかもしれませんけど。

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ここからは、木工家専用です。私は後脚を木取るとき、板を剥ぎ合わせて、隙間なく取ります。

すると、いくら杢目を合わせても、つなぎ目が出てしまいます。時々、お客様から指摘されるのですが、理由を説明して、「いやだったら、倍は払ってもらわんと」と、高飛車に出れば、大体納得していただけます。剥ぎ合わさなかったら、凄く材料が無駄になって、全然エコじゃなくなりますからね。


営業力

どうも、日が暮れても酒が飲みたくならないのは、やっぱり体が本調子じゃありません。と言って、飲まないわけじゃ~ないんですが。

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数年前、木工の大先輩、九州の西岡さんを訪ね、馬刺しやら蕎麦やら、沢山御馳走になりました。お返しに、高知の海産物を送りました。その時頂いた、礼状です。

上手いよね~。営業が。筆で書かれていて、裏には落款まで押してあるんです。きっと、この方法で、大分お客様をたらしこんだのだと思います。

結局、木工家なんて営業力がなくては生きていけません。気配りとも言う。

でも、昔ベストセラーになった「気配りのすすめ」は、ちらっと読んだけど、気持ち悪いよね~。あれは、ゴマすりです。著者の人相も大嫌いじゃ!

話が脱線しましたけど、こう見えても、私も営業は得意なんですよ。

一千万円以上、家具を買っていただいたお客様には、丸大ハムのお歳暮を欠かしません。もちろん、ウソに決まってます。

ビンボーな木工家は、身の丈でいいのだ。ビンボーは時には便利ですね。

なんか、疲れているので、このへんで終わります。


しんどいよ。

なんだか、だるくて、やる気がないのが続いていて、連休はめずらしく家でゴロゴロしていました。ブログも気が乗りません。

波は良かったみたいで、ちゃんと、そういうことは報告してくる三池炭鉱O氏です。

今年の夏は、仕事はセーブしたけれど、波乗りはやり過ぎたんで、その疲れが出ているんだと思います。しかし、体力は増強されていて、1時間で3000m泳げるようになりました。でも、重いものを持つには役に立ちません。水中で便利なだけです。

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それでも、今日は、納期もあるので、いやいやながら仕事をしました。座刳り加工機をセットして・・・・・・

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座板を6枚荒刳りしました。座刳りは、心身ともに充実してないと出来ないのですが、この機械があれば、いやいやながらでも、自動的に出来てしまうのが、有難いことです。

酒も、どうも、すすまないのですが、今日はゲン直しに「駅前酒場」にでも行ってみようかな。

「やまぶき」がお休みしているのも、元気が出ない原因の一つかもしれません。


重い物は持ちたくありませんが、

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先日、3分割した山桜はこのようになりました。現在、剥ぎ合わせも完了しています。大手術は成功でした。

右下が、菌が入って、焼けているのが気になりますが、拭き漆で仕上げると、色が濃くなりますが、大勢に影響はないと思います。

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これは、脚の材料です。ケヤキのようですが、樹種はケンポウナシだと思います。艶があって綺麗な木です。全体に縮杢が出ています。

このような柱は地獄市で仕入れます。シラタや節があって、建築材に使えないので安いんですが、いつ出番があるか分からない材をストックしておくのも大変です。

最近は、地獄市すら開かれなくなりましたが、どうなるんかな?

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天気がいいので、開けていたら、モモが日向ぼっこをはじめました。日光消毒しているのだと思います。

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ほんまに、君には癒されるな。

俺も一緒に道に寝て、顔をペロペロしてあげると、モモは凄く厭な顔をします。


実は、ちゃんと働いています。

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ダイニングテーブルDX完成しています。天板厚は4㎝。脚の部材は一辺が10㎝もあります。写真で見るより、実物はずっとゴツイです。

デザインは実にシンプルです。面倒ですから。お客さんには「飽きがこなくていいんですよ~」と言えばいいんです。「後は、お客様が仕上げるんですよ~」とか。

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唯一、凝って?いるのは、山桜のクサビかな。パーマンのバッジみたいですね。

このテーブルは全て木組みで、金物は使っていません。100年は十分に使えます。実際はそんな先まで、責任持てません。

ところで、この大きさになると、分解しても天板は一人で運べず、年老いた親爺に頼むのは酷で、隣に住んでいる、勤め人の弟にペコペコ頭を下げて、手伝ってもらわなければならないところが情けないところです。


石の上にも4年。

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昔からのお得意様から、突然、電話がかかってきて、階段箪笥が欲しいとのこと、「ヤッター!」

この商品は、4年前に2棹作りました。個展のDMにも使った自信作で、評判は良かったものの、ウチの他の品と同じく、売れてなかったのです。ありがたや、有難や。

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なんとか、ギリギリ収まりました。どうやら、単なる収納棚になりそうですが、それもいいかも。 多分、後々、上手に使っていただけると思います。

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フトコロも暖かくなったんで?午後から、入野松原に出掛けました。波は肩くらいで、ハードなブレイクでした。

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台風が、ゆっくり沖を通過したので、まだ波が残っています。暗くなるまで波乗りをしました。

ほんで、夜は「8の字」で、お食事。スマガツオ、美味しかったな。疲労が激しく、酒を入れないと、とても眠れません。それから、車中泊。もう、毛布1枚では寒いです。

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夜明けとともに、また1時間波乗りをしました。

朝の8時に「ニコニコ市」で北山鮮魚店のお刺身を買って、10時には帰宅したんですが、筋肉痛と疲れで全然動けず、読書をして過ごしました。

ブログもやっと書きました。

こんな生活してていいんだろうか?でも、遊んでる方が商品は売れるような気がする。


やっと、涼風の吹く

本日の夕べ、高知県地方は、2ヶ月ぶりでしょうか?エアコンのいらない、気象条件となっています。となると、やっぱり過ぎ行く夏がなつかし・・・・・くもないか?人間はないものねだりですね。

ところで、日曜日は波乗りに出かけるため、準備万端整えて4時に起床するも、「アレッ!」って感じで、腰が痛くて、出発を見合わせました。

随分、重い物を運んだからな。これから、重量物の製作が続くので不安です。

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ここからは、急に“木工家専用”です。厚さ40ミリのテーブルトップの矧ぎ合わせです。剥ぎ合わせは、何度やっても、気の抜けない作業です。

のんびりしていると、ボンドが乾くので、腰が痛いなんて言ってられません。誰も助けてくれないしな。

久々にやると、忘れていることも多く、年とってボケてきたら、製作品目を絞らないとダメなような気がします・・・・・・・・それで飯が食えればな。

ところで、最近、剥ぎ合わせに組み立て機は使いません。どうも、粘度の高いPIボンドではパワー不足のような気がしますし、全体に均等な圧がかからないようです。小さなものならOKです。所詮、組み立て機は組み立て用です。

それから、ドミノカッターは目違いが出ないらしいですけど、ビスケットカッターでも刃を薄くするか、厚めのビスケットを使えば、目違いはゼロになります。


目星がついた

今日は、めずらしく良く働きました。数十か所の難解なホゾを組むのに、助っ人の金工家のFくんを呼んでいたので、昼寝もしませんでした。

昼寝しなくても、働けるもんだな。おかげで完成まであと一息です。

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新作は、結構な大作となりました。デザインコンペに出品するので、残念ながら、全体像はまだお見せできません。

波乗りばっかり、やってるわけじゃ~ないってことが、お分かり頂けると思います。

しかも、この暑いのに、一つ間違えると、一切終わりの造形物を良く作ったと思います・・・・・・暇だからな。


人工乾燥

昨日は、人工乾燥に出していた山桜のテーブルトップが仕上がったというので、引き取り行きました。

林業が盛んなせいか、高知県の人工乾燥技術は高く、技術提供のため、米国にも招かれる位です。だから、内部割れとか、問題の起きたことはありません。

よく「人工乾燥にかけたら、割れるやろー」と言われますが、天然乾燥でも割れる材は割れます。むしろ、人工乾燥は割れを抑えられると思います。

ところで、友人のブログで“高温乾燥”のことが、取り上げられていたので、乾燥場の技術者に聞いてみました。ちなみに、私の材は中温乾燥です。

高温乾燥とは、最近開発された、住宅用のプレカット材に施される、むしろ特殊な乾燥法だそうです。表面に割れが発生せず、非常に見てくれが良いそうです。芯持ち材でも、背割を入れなくても割れないそうで……凄いですね。ただ、製材後、すぐに窯に入れる必要があるそうです。

材の内部は、カラカラの状態で、窯を開けると、焦げ臭いそうです。よって、処置後の柱を引き割って、板にして使うようなことは出来ません。強度は、別に問題はないそうです。

ただ、「そんなんで、30年、50年後は大丈夫かしら?」と聞くと「住宅メーカーは、そんな先のことは考えてないでしょー」とのことでした。

なんで、ほんとに高耐久の住宅を作らないんでしょうかね。不景気とは言いますが、すぐ壊れる家を建てるために、コマネズミのように働いて、経済が良くなってもしょうがないと思います。

世界同時不況と言われていますが、なんとか飯が食えればいいです。温暖化も緩くなりますし。ここらが、潮時で、本当の地球のあり方を考え直さなければならないでしょうが、無理でしょうね~。特にアメリカはな。

人工乾燥の話題から、妙な結末になりました。


木製イスのスタッキング

お盆なのに、なんか堅苦しい題材を取り上げることになりました。なにも、今でなくとも・・・・・。

木の椅子の公募展なんかで、スタッキングが出来ることを“売り”にした椅子を時々見かける。はたして、木製イスにスタッキングは必要なのか?

スタッキングじゃないけど、中・高等学校の時、入学式や卒業式の準備に、折り畳みイスを体育館に並べるの、しんどかったな。結構、重たかったしな。

ほんでよ、スタッキングするには、やっぱり軽くて、リーズナブルなお値段の椅子じゃないとダメなんじゃない?重くて高価な木の椅子を、ソーって積み上げることを考えるだけで、腰が痛くなりそう。

家庭での利便性を考えると、スタッキング性より軽いことの方が重要だと思います。

カリモクなんかには、スタッキングチェアーのラインナップがあるけど、売れてるのかな?収納のスペースも必要だから、相当懐の温かい企業じゃないと買わないだろうな。でも、収納した後の空間は、何に使うんじゃろうね。やっぱり体育館なのか?

まあ、最も問題なのが、木製スタッキングチェアーにカッコいいものがないということでしょう。私が社長なら、イタリア製のプラスチックのスタッキングチェアーを選びます。

ブログですから、こんな中途半端な終わり方でもいいのだ。