木工一覧

型紙作り

今日は、片肘付きウィンザーチェアーの座面の形状を考えて、一日が終わってしまった。

実は、朝方のまどろみの時間に、もう2週間も前から、考え続けている。

Dsc_0005j

いざ、図面にすると気に入らず、結局、型紙を三度もやり直す羽目に。

しかし、この作業をササッと仕上げられる人は、モノ作りには向いていません。七転八倒するのが普通なのです。

ほいで~、いざ実物を刻んでみると、全然ダメだったりして・・・・・。難義なもんですな~!

しかも、量産する訳じゃない。なるべくシンプルに選択肢を狭くしたいものです。

でも、ちょっといいアイディアが浮かんだりすると、嬉しいもんです。

*イラストレーター使ったほうがいいのかな~?でも、パソコンじゃ~思いつかない造形もあるからな~。


スピンドルを挽く

一昨日の晩、オークションの茶道具入札の最終日だったが、「やまぶき」出掛けてしまい、朝チェックしたら、殆どの品物が高値更新、他人に落札されていた。しかも、俺の入札額のちょっと上。

やっぱり、オークションも真面目にやらないと・・・でも、そんなことをしていると、本業がおろそかになってしまうので、これでいいのかも。オークションは面倒だし、材木の競りと同じで体力を消耗します。

Dsc_0017j

例によって、椅子の背もたれのスピンドルを挽いていました。山桜の60センチはビヨンビヨン振動するので、うまく挽けず、いつも鉋で修正していましたが、今回は上出来です。上達したのか、材が素直だったのか?

しかし、危険な刃物を使うので、非常に疲れます。また、これだけ長いと、数分で仕上げるのは無理です。

Dsc_0012k

半分挽いて、この位の屑が出ます。殆どオガ屑にする作業が木工と言えるでしょう。

Dsc_0014k

スピンドルの作業にも、変速は有効です。2000回転と3000回転を使います。

しかし、先のベンチと同じ太さに挽いたのですが、どうも、片肘の椅子には太過ぎて、形状を工夫するか、細くするか、どちらにしても、もう一度挽き直さなければならないことが分かりました。

難儀なことですが、本体のデザインが大体決まったので、気分的には楽です。また、一からやり直すわけではないので、そんなに手間はとらないと思います。

今回は、予算もデザインもおまかせだから、のびのび仕事が出来ます。まあ、いつもそうですけど。いいお客さんばかりで有難いです。きっと、普段の行いが良いからでしょう。


ベンチ出来ました。

Dsc_0004j 

なんだか、妙に気に入りません。実用のものなのか、オブジェなのか、ちょっと中途半端な気がします。

座面も彫り込みがなくフラットなんですが、ベンチはごく、シンプルにいこうと考えていましたから。

Dsc_0009k

バックが、やや弓なりに反っているのも、あまり効果をあげているとは思えません。可もなく不可もなくというところでしょうか。こんなこともあります。何事も勉強です。

片肘付きの椅子2脚は、わりと凝ったデザインにするつもりです。それが出来たら、センターテーブルの形状を考える予定です。

一人でやっていると、重いものはつらいです。


ベンチの仮組

最近、ネットのお客様が増えたので、(たまたまだったのかな?) まだ息のあるうちに、大枚はたいて、本格的なSEO対策をすることにしました。どうなることやら・・・とりあえず1年の契約です。

Dsc_00236

背もたれの仮組をしてみました。片側からはめてゆくのですが、これだけあると、こっちをはめると、あっちが飛び出す、てな具合に、なかなか難しいです。

まあ、大きなミスもないようで、一安心です。

スッキリ見せるために、スピンドルの形状や太さ、間隔は何度もテストされています。ちなみに、先端部の直径は10㎜です。


酒飲んでるばかりじゃ、ありません。

今日はカメラマンの友達が、壊れた椅子を持ってきたので、金属製の脚の部分の溶接をしてあげました。

代わりに、写真の修整の仕方を習いました。しかし、私の写真術も、最近は、まあまあの領域にあるそうです。

Dsc_0020l

現在、幅1間のベンチを製作中です。材は栗、スピンドルは山桜です。今回は、座板を剥ぎ合わす前に、必要な穴を全部あけてしまいました。こうすると、ボール盤で正確な加工が出来るんですが、一長一短ですね。ちょっと、失敗しました。

背もたれがややラウンドしています。面倒でした。

この注文は、低いウィンザー型のリビングセットで、片肘付きの椅子×2、センターテーブル、ベンチの豪華4点セットです。今年の大作になりそうです。ボチボチUPしてゆきます。

でも、腰が痛いので重いのは憂鬱です。


法隆寺の木工品

昨夜「やまぶき」で冷たい飲み物を飲んだせいか、夜中にお腹が痛くなった。そのまま4時起きで海に向うも、どうも体調がすぐれないので、すぐ引き返した。どうやらちょっと風邪気味のようだ。しかし、波乗りをしていれば、そのまま治っていたような。

今手がけている家具が割に大仕事なので、プレッシャーを感じているのかもしれない。

Dsc_0228

本日は、ちょっとレベルの違う、法隆寺の木工品です。宝物館で係員がおしゃべりに夢中なので盗撮してきました。手付き鉢です。まだまだ朱色が見事です。サイドのラインは微妙にうねっております。

Dsc_0227

これは、なんというんでしたっけ?曲面の部分のつながりは完璧とはいえないけれど、そこがまたしびれる所です。上手に作ることが、決して最上ではないことの見本です。

Dsc_0230

”しあじしき”といいます。漢字は忘れました。私も以前にレプリカを作ったことがあります。

これらの木工品の特徴は、線の密度が濃いというか、10倍ぐらいの手間をかけて作っているのではないかということ。

それから、どれも非常にキュートです。大きさも板厚も程良いです。何百年もお坊さん(僧?)の無聊を慰めてきたことでしょう。

なかなか今の時代では製作出来ないかもしれませんね。

今日は体調不良のためこの辺で失礼します。やっぱり酒も飲みたいしな。


李朝3段飾棚

木工もしております。現在は壮大なスケールの製作に取り掛かっています。

Dsc_0015h_2 

ご注文の3段の李朝飾棚出来ました。オリジナルより1段減って、幅も少し狭くなり、奥行きは逆に深くなるという、変則的なオーダーでした。

こういう場合、板厚の決定が難しいです。うんと薄くしても面白いのですが、無難に25ミリ→21ミリにしました。大きさの比率より、より薄くすることがポイントです。

仕上げは、素の状態を大事にしたいので、オイルを1回塗り、水研ぎし、乾燥後スチールウールで磨いています。

材料のホウは現在緑がかっていますが、だんだんと茶に変わってゆきます。

棚に飾るものをもうちょっと、工夫すべきです・・・・なかなか、そこまで手が回りません。茶碗蒸しがあるのは、ご愛嬌です。


ゴルゴ13

この3日間、ずっと半ズボンにTシャツです。このまま暑くなったら、もう脱ぐものがありません。

夕方、ルーターマシンで切削作業中、工房の扉が開いたままでした。後ろから、犬・モモちゃんが 「(散歩から)帰ったぞ!」 と私のふくらはぎをペロリとやりました。

ビックリして大声を上げると、叱られると思ったのか、すたこら逃げて行きました。

Dsc_0054

木工家が、機械を使っているときは絶対に、舐めるのはもちろん、声をかけてもいけません。(まあ、そんな“機会”もないでしょが) 驚いて、機械を弾いたりすると、指全部もってかれることもあるんです。うちの両親なんかは何度教えても同じことをするんですが。

ゴルゴ13だったら、依頼主でさえ、後ろに立っただけでブッ飛ばされるんですよ。

機械の運転音が聞こえたら、仕事がひと段落するまで、お待ちください。私なんか根が続かないので、すぐすみます。


アクリルケース出来た。

最近、日が長くなりました。どうも仕事の段取りが分からなくなるというか、さっさと厭な仕事をやめて、飲み始める時間が遅くなりがちです。

Dsc_0024

マグロ船の模型のアクリルケース、出来上がりました。堂々たるもんですね。

しばらく、裸で展示していたらしく、甲板の埃はエアガンでは取れず、綿棒を濡らしてお掃除しました。

Dsc_0023

真鍮プレートを取り付けました。ちょっとした細工で高級感が出るし、施主様から“お代”も貰い易いというわけです。しかし、昔からのお客様なんで日当しか請求できないのが辛いところです。こんな物の相場なんて知らないしな。

実は、船体に対してのケースの大きさは相当悩みました。小さいと窮屈だし、大きいと間延びします。まずまずの出来でした。Dsc_0001

錨を巻き上げる装置です。機関室の旋盤で作ったのでしょうか?いい感じです。

Dsc_0011

操舵室も作り込まれているのですが、残念なことに、窓が小さくて良く見えません。

Dsc_0015

サーチライトもキュートです。直径は2㎝弱。明りが点きます。

Dsc_0016

マグロを仕分けするコンベアーでしょうか?

ミニチュアはただ図面に忠実に作ればよいというものではありません。これを作った船長は、絵心のある人ですね。省略の仕方が実に巧い。仕事も速いと思います。

本職のマグロ漁も上手なことでしょう。ただ近年、マグロが減少して本当に大変だそうです。燃料代を節約するために、何年も日本に帰れないそうです。


激レアな仕事

先週、ちょっと腰が痛いな~と思いつつ、2日も続けて激しく波乗りをしたので、この3日ほど腰痛に苦しんでいました。ほんまに“年寄りの冷や水”やね。気を付けんとな。

Dsc_0038p

ところで、珍しい仕事の依頼を受けました。古くからのお客様でマグロ関係の仕事をされている方からの発注です。

実は、この模型をホテルに展示中に誰かに倒されたとのこと。その、修理をします。それから、保護用のアクリルケースの発注し、底部分は木で製作します。

鉄道模型のZゲージのジオラマも作ったことがありますから、この位の修理ならなんとかなりそうです。

ところで、この模型、マグロ船の船長が自分の乗っている船の図面を元に、漁場への長い航海の途中に作ったそうなんです。もちろんキットじゃないしね。全部オリジナルです。

中央のドーム状のカバーの付いたレーダーなんか、マグロ船には鉄鋼旋盤とかも備えた工作室が付いているから、旋盤で作ったんでしょうか?

マグロ船の漁労長は私も紹介してもらったことがありますが、陶芸が趣味だったり、インテリっぽい人が多いようです。まあ、船体が45度も傾くような漁場で働くわけですから、冷徹な頭脳がなければ生きて帰れません。

しかし、マグロを取り巻く環境とか、商売は年々厳しさを増していて、ウナギの稚魚と同じく、少し獲るのを休んだ方がいいかもしれません。

まあ、一番いかんのは巨大巻き網船で、商社が一番悪いのですが。入野松原の漁師も「直接的にも間接的にも、商社に搾取されているようなもの」と言っていました。