木工一覧

倉庫にて

なんか寒いので本日より薪ストーブに点火。キーウのお姉さんが「冬も雪も好きなのに、今年は恐怖でしかない。」と言っていた。

先日倉庫に材を取りに行ったが、一生分あるどころか、相当余ると感じた。難儀なのはテーブル用の一枚板とかです。最近は何故かテーブルが売れません。みんな大塚家具で買ったのだろうか?

割って小さくして使えばよいと思われるかもしれませんが、幅60cmと幅90cmでは1.5倍なのですが、仕入れ値は大体2乗に比例して2倍以上になるわけです。実際は90cmでは希少な直径120cmほどの木が必要となるので3倍4倍の価格になります。長さ方向においても同じことが言えます。勿体無いよな。

しかし、外側は柾目で内側は板目と製品に応じて木取りは出来ます。最悪そういうことも考えなくてはなりませんね。何でテーブルの注文がないのか不思議でしょうがない。

*この前、散歩中、丁度立派な積水ハウスの新築物件のガラス戸が開いたので、見るとはなしにガン見したら、驚くほど安物のダイニングセットでした。まあ、そういう事なんでしょう。


錆入れ

朝は寒いけど昼は短パンにTシャツ、扇風機をかけて仕事をした。

左が最初の拭き漆をした後、漆錆(砥の粉を水で練り、同量の漆を加えたもの)を導管に入れた状態。

右は余分な錆を取り除き研ぎ上げた状態。研ぎは最初の拭き漆を殆ど除くことになるし、大変な手間です。

裏は更にめんどくさい。錆が残っていると汚れたように見えるため、完全に研ぎ切る必要があります。

これが嫌で、導管のないヒノキを使おうと思ったのですが、幅広のヒノキは使い切っていた。市場に買い出しに行けば良かったのですが、乾燥材かどうかの判断はつきかねます。持ってみれば大体わかるのですが、後になって反ったら元も子もないし。でもヒノキが良かったな・・・・それはまた後ほど。

その後、拭き漆を一回した状態。後5回ほど重ねます。


木地完成

海に行く予定が、まあ、キリの良い所まで仕上げておこうと・・・・

脚を接着した。この角度だと気持ち悪い気もするが実物はそうでもない。

なかなかの精度ですね。昨日の治具で引いた墨線が見えます。

これでまた全体を水拭きして研磨。曲面だからめんどくさいな。

5本脚なので浮く脚もあります。この位なら修正範囲内。

10年で3台はけるかどうか?


栓の丸盆

ミサイルで破壊されたウクライナの住宅には断熱材が散見されます。冬は-20℃にもなるそうで、電気もないんじゃ、どうすんじゃいと心配になりますね。インドのモディー首相の「もう戦争の時代ではない。」ほんとにね~。

栓の丸盆完成!蛍光灯で撮影。

ストロボをバウンズさせて撮影。直径は400と450。400で十分1食分のご飯とおかずが載ります。450はパーティーとかで重宝するかもしれません。

拭き漆を1回した後、錆入れしてすぐに拭き取っています。その後もう一回拭き漆をして終了。ラフな感じの仕上がりです。端面は指がかかる形状です。


シェーカーラック

まるで梅雨に逆戻り。季節はなくなった。

政府はエネルギー対策に原発再稼働や小規模原発に力を入れるという。何所までバカなのか?風力や太陽光のコストがより安いというのに。バックマージンが凄いのでしょうね。

何度も言うようですが、地震国で原発が乱立している国は日本以外にありません。どうせ貧しい小国になるのですが、それに「汚染された、」が加わればインバウンドどころか移住も出来なくなります。

シェーカーラック5台出来ました。

角の面取りは片側だけで60カ所。対で120か所。5台で600カ所。本当に嫌になりますね。でも自分で選んだ道ですから文句を言う先がない。

前にも書きましたが蝶番の取り付けはDIY上級コースです。センター穴の精度は±0.1~0.2mm。四ツ目錐で下穴を開けて、1mmのドリルで。硬い山桜ですのできっちり仕上げないとネジ頭を潰してしまします。専用の道具もありますが小さいとこれが無難です。

シェーカーラックには3件の「再販要請」が来ていた。これは「お気に入り」よりは強力ですが、匿名で、別に再販されても買う義務はなく、まあ冷やかしですね。ところが今回UPしたらすぐに1台売れました。恐るべし「手作り通販サイト」。

この部分は破損しやすいのでスチロールで埋めてプチプチで梱包。

200サイズで本日発送した。バックが汚くてすみません。


もうすぐ

本日も猛暑であった。

文机は完成間近。4つ作ると3つ目で拭き漆はうんざりします。

3年・週1使ってくたびれたパドルも・・・・

結構新品に近く再生します。3回塗っただけで殆どペーパー掛けとかしていないんですけど。

お客様が写真を送ってくれました。琵琶湖のようです。私が犬SUPなんでお客様もそうなのでしょうか?類は友を呼ぶなのか?


ケヤキの大テーブル

本日はエアコンのないところで30分ほど働いたらすっかり消耗した。

契りにする材の選定。ウォルナットはやや濃過ぎる。ナラも山桜も今一。

在庫の中に薄めのウォルナットがあった。

契りの加工方法はいくらもあると思うが、最近は両テーブルスライド鋸を使う。このように少し残して後は手加工。

或いは手でちぎってからもう一度加工。でないと破片が跳ねて非常に危険です。

もう目が見えないので天板の掘り込みには遠近両用老眼鏡じゃなく拡大鏡を使います。

塗装完了!今回、何度磨いても毛羽立ちが取れにくく、初めて全体に濡れタオルとアイロンでスチーム処理した。まあ、成功だった。

今朝、現地に運んで組み立てた。汗が滝のように出た。奥は囲炉裏テーブル。

いい感じじゃないでしょうか。ブラックのYチェアとの相性は?

バンダジはテーブルとして使うそう。天板より少し大きめのガラス板を載せても良いかも。椅子はコルビジェの弟子のデザインのレプリカだという。

年取っての夏の大仕事はもう辞退したい。


ケヤキのブックマッチング

暑い!本日はガン吹き塗装を屋外で1時間やったが、終わったらすぐシャワーで体を冷やさないと倒れる。

以前、入野松原のU一君から買ったケヤキが日の目を見ることになった。

目が比較的荒い割には反りも割れもないので九州のケヤキではないかと想像する。

幅は450超なので、ブックマッチングのテーブルにベスト。しかし、くっつけてしまえば一人で移動させるのは困難です。


カエデスツール

終日雨。

6脚注文を受けたので、4脚製作。あとは在庫で。このスツール沢山作っても売れそうで売れないんです。

この木製クランプは慣れたら中々使える。

棒削りも久々。旋盤作業はやっぱり最初は怖いな。

何だかしんどい。

一回目の拭き漆完了。お客様がバンダジの裏も塗ってくれというので。

手前のは10年ほど前に作ったもの。2カ月ほどで漆が透けてこのように薄くなります。この気温と湿度で1時間で漆が乾きます。大物を塗る時は逆に厄介ですが。


フロアスタンドの製作 3

午後から蒸せた。

フロアスタンドはとっくに出来ています。販売用の撮影はまだ。本当はそれを急がないと。

和紙のホヤを固定する仕組み。ステンのリングは15年ほど前外注した。レーザー加工機で切って貰っています。

穴から出た部分は急に曲がらないようスリーブが付いています。初期のモデルにはなかった。

今回、半分はこのようになっています。海外へEMSで送れます。高さが1600あると木箱を作って、FedExで送っていたら製品より送料が高くなります。

組み立てると分かりません。お客さんが組み立てるのも困難ではない。

ストロボを焚いたら。

アマゾンで黒い木ネジを買った。

全部売れるまで10年はかかると思う。