文化・芸術一覧

李朝の文具

どうやら、風邪をひいたみたいです。本読んで、グーグー寝ています。熱はないし、今夜は飲みに行きたかったんですが、止めておきます。別に自営ですから何してもいいんですが、時間のロスは厳しいものがあります。

Dsc_0006kk 最近オークションでゲットした本です。大当たりでした。他では見たことがない“水滴”が多く出ています。

日本の“香合”を集めた本も持っていますが、むしろ、稚拙でワンパターンとも言える、李朝の小物の方がずっと魅力的なのは不思議です。

Dsc_0012l これはカエルが2匹張り付いた水滴。長辺が10センチです。結構デカイな。真面目くさって、こんなもんを作っていたんでしょうね。立方体も見事です。

天文学的なお値段でしょうが、いっぺん手のひらに載せてみたいものです。

日本では陶磁器と言えば壺とか、茶碗が第一のものですが、朝鮮では文具が最も大事らしいです。

合同で出版物を出すとき、相当もめたそうです。どっちを先に出すかで。確かに、壺より面白いですね。


とんちゃん閉店!

Dsc_000633 土佐の酒飲みの殿堂”とんちゃん”が今年一杯で閉店することになり、ちょっと先輩のノンベーと3人で出掛けた。

5時に行くも、満席で座れず、”赤のれん”で3時間も飲んでからリベンジじゃ。

高知新聞夕刊のトップにカラーで出たから反響も大きいのだ。

Dsc_002833 初代は100歳を越えてまだお元気というが、最近は店にはおいでにならない。

感無量でちょっとしんみりしている2代目。本当は鼻を拭いているだけです。

右上に見えるロープ。滑車で階下と料理をやり取りします。

Dsc_0050 ここからの眺めも見納めかな。

Dsc_007797 これは代表的メニューのジンギスカン。マトンです。基本的にアルコールを体内に注入するための店なので、量はちょっとです。

Dsc_0033 たまたま、お面とか見えますが、内装はよくある民芸調じゃないです。どうでみいいんです。

Dsc_0035 昔は、この天窓から十五夜の月を肴に飲んでいたそう。

Dsc_0059 これも名物”なんきょく”クジラの肉の冷凍です。はっきり言ってあんまり美味しくありません。Dsc_00689

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土佐の元気な酒飲みオヤジ達。2軒目でもグイグイいきます。

Dsc_0054 これはそば粉をといた”どろがゆ”です。仕上げに頂きます。

6635 こういうオジサンさんは10分は放しません。

Dsc_0099 おっ!波乗りジョニーもおいでだ。でも、この握手はすぐ終わる。

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この景色が見えなくなると思うと、ちょっとセンチになるな。

今日は、とにかく写真をUPしました。


アートキャンプ2009 in しもなの郷(3) 

Dsc_0280 アートキャンプのカリキュラムは子供から大人まで楽しめるものです。

写真はハワイから参加のミーア先生によるブックメーキング。

Dsc_0293 外人さんは100円ショップの画材?を巧みに使っています。逆に100均恐るべしと言うべきか。

ミーア先生は夜の部のウクレレコンサートでも活躍。

Dsc_0273 これはS君のペイント。俺より大分上手いのには、少々腹が立ちます。

Dsc_0274 やっぱりS君が黒板に残したロゴ。うーん、マイッタ。アプローチ的にはジャスパー・ジョーンズかウォーホルに近いですかね。

Dsc_0615 そば打ち道場もあって、スケジュールは盛り沢山です。もちろん、後で食べます。

Dsc_0469 夜は夕食後、カラオケ、居酒屋タイムがあります。

手前のあなたは飲み過ぎです。俺もそうだけど。

いやー、2泊3日飲んで食って、ヘトヘトニなりました。


アートキャンプ2009 in しもなの郷(2) 

Dsc_0102 ”新聞“熱気球もなんとか出来上がりました。

気球には見えんな。

Dsc_0107 なんか「タイムトンネル」みたい。

Dsc_0118 新聞も読めます。

Dsc_0114 撮影隊、大奮闘。

Dsc_0388 新聞熱気球はどうも浮上出来そうにないし、危険であるので、火入れは断念。

諦めきれないU校長が、生徒そっちのけで、校庭で挑戦!

Dsc_0387 熱源はカセットガス5台。

実はこの後、45度まで持ち上がったんですが、引火しないように奥から、熱源を回収していると、元の木阿弥に・・・・・・・・・・熟年の悲哀を感じました。

今度やるときはプロパンのガストーチを用意します。

熱気球のカリキュラムは大成功。ボランティアの皆さんの助けもありましたが、2時間半でよくやりました。大人の方が熱心だったような気がするけど。


アートキャンプ2009 in しもなの郷 (1)

高知県仁淀川町、下名野川に廃校になった小学校があります。その建物をリニューアルした施設が”しもなの郷”です。

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そこで、今年もやや障害のある方のアートキャンプが2泊3日で開かれました。健常者も参加できます。私は今回、熱気球作りの講師として参加しました。出来るかな?

実は、高校の教師をしていたときに、一度やりました。

Dsc_0058 でも、今回は体育館が自由に使えるので大物に挑戦するのです。

お昼までなの で、時間との戦いでもあります。

「ビニール」と「新聞」チームに別れました。

Dsc_0066 新聞チームは欲張ったため、さながら現代アートのような様相に。

こういうのを「大風呂敷を広げる」って言うんじゃないでしょうか?

上手い・・・座布団1枚!

お母さんたちは井戸端会議に余念がない。

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ビニール製は2時間で完成。最初は扇風機で空気を入れ、あらかた膨らまします。次にバーナーで暖かい空気を送り込みます。本物の熱気球と手順は同じです。

Dsc_0087 時間はかかったけど、なんとかカセットガストーチ2本で浮上に成功。

形に芸がないけど、皆よくやったわ・・・・・ すまん、形が悪いのは私の責任です。

Dsc_0073 後は全員で新聞熱気球を張り合わせる。どうなる事やら……続きは明日へ。 


花火大会

Dsc_0093昨夜は、いの町の花火大会だった。

毎年、花火は上手く撮れない。

飲んでるし、見るのに夢中だし。

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オートでは無理なようです。

暗い中、ニコンD60のダイヤルを動かしてマニュアルで撮ってみた。

シャッタースピードは5分の1秒ぐらいがいいようだ。

Dsc_0083 遠くからだと、やっぱり望遠レンズを使った方がいいみたいです。

しかしよ~。不景気のせいか、合間に打ち上げる花火は、出来そこないの不細工なものばかりで、白ける。丸じゃなくて四角かったり。

昨年よりさらに酷い。

Dsc_0100 来年は望遠レンズでちゃんと撮ってみよう。

憶えていればな。

今回は、膝痛で盛り上がらなかったから、写真が撮れた。

Dsc_0110 終わってから、階下でK太くんの誕生日を祝う。

ストロボをたいた明瞭な写真はおぞましいので載せられません。


お箱の結び方。

先日納品した箱、結び方が間違っていました。実は、近所で本格的にお茶をやってる方にもお聞きしたんですが、マッサラの紐を出して”お手前”を拝見すると、なかなか困難なようでした。

うちにも大分桐箱はありますが、どれも一度開けると適当です。参考になりません。

ゲッ!今、知り合いから電話がありました「やまぶき」に行くことになりました。早く仕上げなければなりません。

大丸の美術画廊に行けば教えてくれるでしょうが、それも面倒じゃ。暑いし。

そこへ、輪島屋善仁の山下さんが夏の営業に来られました。教えてもらいました。

Dsc_0029 最初から間違っていました。紐はひねりません。指でつぶして形を整えます。

121 ざっとこんな感じ。

まあ、自己流の結び方も、それなりに完成度は高いと思いましたが・・・・・・勉強になりました。

Dsc_0039 なんだかんだで、手前の2点を購入することに。やっぱりタダは怖いですね。でも、使い易そう。

これは、輪島屋善仁の商品ではなく、亡くなった鵜島先生のお弟子さんによるものです。

自社製品だけでなく、特別念入りに仕上げられた蒔絵の品や中堅の作家の品も多少お持ちです。


貧者の一燈

私のブログの読者はインテリが多いと思われるので、これからの話は御存じでしょう。しかし美大生なんてのは、もともと勉強のできるたちではないので、漢字の読めない総理大臣を笑ってばかりもいられないのだ。

実は”貧者の一燈”大体の意味は間違ってなかったのですが”一投”だと思っていた。蜂の一刺しっていうか、我慢できずに槍や石ころでも投げつけるみたいな。大分意味も違ってる?

念のため、ネットからコピペしておきます。

「金持ちが見栄を張って寄進する多数の燈明より、貧乏人が苦しい生活の中から真心をこめて寄進する一燈のほうが尊い。物の多少より誠意のあるなし、量より質が大事ということ。アジャセ王が灯した多数の燈明は消えたが、貧乏な一老婆の灯した燈明は消えなかったという故事から」・・・・・・・・著作権は問題ないかな。

燈明の寄進は日本にもあるけど、木造建築では火事になるし、あまり馴染みがありません。その点、アジャセ王はやっぱりインドの王様で、暗い岩窟寺院なんかで盛大に灯していたんでしょうね。

アジャセ王の物語は、さらに深くなるので興味のある方は自分で調べてください。

別のキーワード「一燈銭申合」


日本語は難しい。

先日、両親とNHKのニュースを見ていたら、インフルエンザに関する中継で、コンビニの店先に「マスク完売!」との貼紙が出ていた。親爺がすぐに反応して「そりゃ、売り切れ!じゃろう」と言った。

私はすぐにはピンと来なかったけど、考えてみるに確かに、

「完売」は生産者や販売者の創意工夫、努力によって達成され、ハッピーな響きがある。

「売り切れ」は上のような場合もあるが、不可抗力により突発的に在庫が底をつくというイメージじゃないでしょうか。(この件に関してはネットで調べてもイマイチでした)

昨日の高知新聞では「フランス機 生存者 絶望か」という見出しがありましたが、生存者とは絶対的な表現で絶望はあり得ないのでは?「乗員乗客 絶望か」か「生存者なしか」というのが普通の日本語ではないでしょうか。本来、範たる新聞がこんなことですから日本語も終わりやな…………うちのはいいのよ、ブログだから。

年取ると難しくなるな、ほんで嫌われるんじゃろうね。


異業種交流 2

Dsc_0102_3高知市の”星ヶ丘アートヴィレッジ”で奈良の陶芸家の吉岡萬理さんの個展が始まりました。

Dsc_0107 会場はこんな感じ。作家在廊は3日までです。

Dsc_0109 木工にも挑戦していて、私の立場を危うくしそうです。左のオッサンは大分いい気分になっているようですが、本人はお酒は殆ど飲めません。(個人情報やけどな)

Dsc_011266 色絵ばかりでなく、シンプルな器もあります。私は鉄彩の皿を買ってきました。

早速、一杯やるのに奴豆腐を盛り付けてみました。どうもすり鉢状の皿は、平皿に比べると、応用範囲が狭く、煮物とかに限定されるようですね。そういえば平皿もあったな。

6月21日までです。