なにしろ零細事業者でございますから、なんでもやります。でも、今回はちょっと珍しい。ノコギリエイの鼻のケースを作りました。
旧知の依頼主からは、ノコギリザメであると聞かされていましたが、ネットで調べていると、エイであることが判明しました。長さは120センチあり、体長3.6メートルほどのかなり大きな個体であったと推測されます。何度も、漁船の船底に大穴を開けたことでしょう。ディズニーか!?
居酒屋に展示されるそうで、ちょっと気持ち悪いんで、親しみのある仕上がりを目指しました。結構な重量なので、裏面は真鍮板で補強しています。
額装の仕事は割と多くて、と言っても依頼主はほとんど自分自身なのですが、楽しい仕事です。近々、HPに「その他」というジャンルを設けて、紹介しようと思っています。
昔”パタゴニア”のショップから頼まれて、創始者の打ったピトンを書簡などとレイアウトしたショーケースを作ったこともあります。この創始者は波乗りに高知に来たこともあります。そういえば、モンベルの社長とカヌーイストの野田さんが、うちに訪ねてきたことがあります。板きれを買ってゆきました。家具を買え、家具を。今ならブログに出すところですが。
これは接合部分を補強するためのジグです。木工関係者にしか意味はわかりません。以前作っておいたはずでしたが、見当たらないのでまた作りました。ないと、出来ませんので。
この、ノコギリエイが設置されるのは銀座の居酒屋だそうで、本当に置いてあるかチェックする必要があるかもしれません。ものがものだけに、展示にはセンスがいりそうです。