キテマス キテマス

Dscn0760_2 これはバイオリンチェアーの座板です。座板の成形を数十枚もやっていると我ながらうまくなるもんですねー。

なんか飛行体みたい。しかし削るのは大変です。この座板の場合、裏もですから。

凸面を削るのは、のこぎりやら、電動鉋やら、沢山道具もあり簡単なのですが、凹面を削るのは、かなり特殊な道具が必要になってきます。特に電動工具は刃物がそれだけ出っ張っているわけで、危険な作業となります。

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この椅子は背もたれの笠木も手彫りの工程が多く苦労します。初期型は左右のドロップも一本の木から削り出していたのですが、現在は作業の大変さもさることながら、材料がもったいないので、接着しています。

左にあるのが初期のもので、こういう椅子は雛形を残しておかないと、自分でもわからなくなります。

今回は、フラメンコギター演奏という特殊な用途で、全体が前方にやや傾いております。これより6回程、拭き漆をして完成です。


屋台でキレる。

Dscn0674_2 私は週2日ほど近所の屋台で、一杯やるのを楽しみにしている。屋台といっても移動式ではなく、割合大きな店だ。先日そこでキレた。

このところ北海道からの出稼ぎの建設業のグループが数人でよく顔を出していたのだが、なにしろ、バカじゃないかと思うほど態度がデカイ。

大きな居酒屋なら別に問題はなかろうが、カウンターだけの小さな店で、よそ者がデカイ顔をするというのは何事なのか。荒くれ者のつもりなのか、土佐ッポをなめては困る。

まあ先日は、携帯で大声で話し始めたので「うるさいよ」と言っただけであるが・・・・・・すぐ連中帰りましたよ。しかし、この不景気です、私は店主に謝ることしきりでありました。

私の住むいの町は、もともと製紙業が盛んだった所で、職人が多くガサガサしている。屋台には相当ガラの悪い客もくるが、常連はそれなりに癖はあるものの、いい人である。

なぜなら、狭い店内で飲むわけですから、たとえ悪人であろうとも、相手に嫌われて飲む酒が旨かろうはずもなく、そういう人はいずれ来なくなるのである。

それから、私は店主にすぐ馴れ馴れしくするのも嫌いで、ここの主人とも、気安く話しをしだしたのは、2年も通ってからだ。それをこの連中ときたら、いきなり「オッチャン」「オッチャン」を連発しやがって・・・・・・・・だまらっしゃい!!!

いや~しかし、酒飲みにもこんなアホがのさばりだしたとは、困ったことです。

自分が田舎に帰って・・・・・・同様のことがあったら・・・・・・ちょっと考えればわかると思うのですが。


椅子できました

Dscn0723 椅子やっとできました。なんとなく体調悪いままフウフウ言いながらでした。歳でしょうか。

ついでにテーブルと一緒に今日納品しました。塗料のオイルがまだ乾いていませんでした。お客様がいいとおっしゃるので・・・・・・・

今回、安いオイルを使いました。安いオイルは風合いが良いので、無理してでも使いたいのです。

なんのことやらと思われるかもしれませんが、安いオイルは、原始的なオイルとでもいいましょうか、乾燥が非常に遅いのです。よって乾燥促進の成分の入った高価な近代的なオイルより結局は高く付きます。

時間さえ許せば半年位乾かして、二度目の塗りをすれば、そりゃもういい艶が出ますよ。

近代的なオイルは条件にもよりますが、1~2日で乾燥します。量産家具の現場ではそれでも待ちきれずにウレタン塗装をする訳です。

Dscn0735 ともかく久々の大物の納品でしたので、夜の街にパーッと繰り出したいところですが、ぜんぜんその気にならないのは、単に体調悪いのか、前途への不安か、歳なのか・・・・・・・・

アーーーーッ 全部、バカと阿呆の政治家が悪いのだと思います。


風邪治りました

Dscn0677 なんか今回の風邪は一ヶ月も調子悪かったような気がします。普通にサラリーマンを続けていたら、仕事を休むことはなかっただろう。いいことやら、わるいことやら。

お休みしていたダイニングセットの制作を再開しました。現在は椅子6脚を制作中。

久しぶりに作ると、私のように多品種、雑多に制作している者は、作り方を忘れています。メモや治具は残してあるのですが、脳のソフトが起動するまで時間がかかるし、とても億劫になってしまいます。そこで、今回よりパソコンに写真付で記録するようにしました。

これはいいみたい。パソコンもノート型に換えて機動性が出来て○。ついでにMacからWindowsに換えました。これはちょっと失敗かも。一長一短ですね。

今回、椅子の座刳りマシンを開発、使用しています。発表しようと思っていましたがあまりに高性能なのでもったいなくなりました。またの機会に。


寒くない

Dscn0633 いろいろと、難儀なことの多い木工家の唯一の特権は、この薪ストーブでしょう。当工房でも投資に見合うだけの能力を発揮している、数少ない機械の一つです。10年ほど前、ドルが70円台だったときに導入しました。

最初の2シーズンは「炎を見てれば、テレビはいらんぜ。ウフフ・・・・・・・」などと言っておりましたが、現在では単なる暖房、焼却炉となっております。ちょうど、一年分の端材を燃やすと春が来ます。

麻袋に詰めた端材を取り出していると、何をその時作っていたのか思い出されます。まあ私が木材に、引導を渡してやるわけですが、最後の最後に、救われる者も少なくありません。これは私がけちな性分であるのかもしれませんが・・・・・・

高知県の広葉樹は、急峻な環境に育っており、広い板にした場合、節や、割れといった問題が多いのですが、小さいかけらを手に取ると、杢と呼ばれる、美しい模様が浮き上がっていることがあります。まあ、いったんはとりおかれても、だいたいは燃してしまうのですが。

しかし、この1週間寒くないですね。風邪引きにはいいのでしょうが、そのうち裸に腰蓑つけてバンブーの家具でも作っているのではないでしょうか。


風邪をひきました

Dscn0604_1 どうもこのところ調子が悪く、昨日より寝込んでいます。大したことはありません。こうゆう時は読書三昧となります。先日ブックオフで買ってきた、池波正太郎、鬼平犯科帳シリーズ(文庫本)、全23巻を12巻まで読んだところです。もっとも一回図書館で借りて読んでますが。

文庫本の場合ブックオフでは、池波正太郎他 20人くらいの作家は一冊30円で買ってくれるそうです。他の人は10円以下だそうです。そのリストは見せてもらえませんでしたが、だいたいわかるような気もします。

最近仕事をサボってばかりだったので、あんまりのんびり出来ないです。ただ切削機械を使いますので、気が乗らないとき、体調が万全でないときはしません。

ぜんぜん関係ないのですが、四国山地の石鎚山系の写真を入れときます。暖冬で、このざまです。一昨日の写真は暮に営業で、10年ぶりに上京した際、友人の家で酔っ払って「不景気や~」と騒いででおる私です。これも別に意味はありません。

 


現金な私(ブログはじめました)

_066_1  ホームページを作ってはや三年。注文があるわけでもなく、問い合わせがあるのは、工房見学と頓珍漢な客ばかり。もう閉じようかと思っていた矢先、昨年の暮、二件ほど注文を頂いた。ウ~ほんまかいな?現金な私は考えました。やっぱりこれからネットの時代?! 私ってだいぶ遅い?

 携帯電話を持ってない私でも、近頃、買い物にネットをよく使います。うん、こりゃ~と、広告代理店の方に相談しますと、いろいろ教えて頂きました。「とにかくブログを立ち上げよ、後は任せよ」とのこと。もともと当工房の売りはKirra Newsというエッセイでありますから・・・・頑張るぞ。