この工場は、騒音等の問題で、我が家とは敵対関係にありますが、それはさておき、この灰皿、なんとも可愛らしい。
非常に大きな工場ですので、自前の製作所に近い設備があるらしく、そこで、工員が暇をみて、手作りしたものでしょう。
デザイナーとして評価しますと、なんといっても、雨よけの傘がユニークです。実際、それなりの効果がありましょう。さらに、それを支える柱が華奢なのも哀愁をそそります。
やや、足元が不安定ですが、四本足であることと、重い鉄筋を使っているので、かろうじて、実用に耐えています。しかし、これがもっと四方に張り出し、どっしりしていたならば、これほどの愛らしさはなかったでしょう。
無名の工員、侮り難し。