すみません、今日も木工家用の専門的なブログです。
だいぶ前に買った、兼房のラフィングビットのインプレッションです。話は前後しますが、テレビ台のアリ組に使いました。
写真では、わかりにくいのですが、三枚刃のスパイラルです。更に、そこにギザギザの刃が付いています。ちなみに、ストレートビットのこのタイプもあります。
自作のジグでアリ組の雄を切り出した様子。高さは16㎜。この作業のためだけに購入しました。
スムーズさは、普通のスパイラルの2,3倍でしょうか。これなら25㎜位までなら一発で削れそうです。2万円もしますが、プロユースでは十分元がとれそうです。
段差は0,05㎜位で、アリ組の場合修正の必要はありません。倣い加工でも、仕上げに手鉋をかければ問題ないでしょう。切れないビットで材料を叩いてしまった場合より、ずっと楽だと思います。
欠点かどうかはわかりませんが、細かい切片はフリースから、なかなか取れません。ナイロンのアウターを着て作業してください。勿論、マスクも。
世の中、いろいろ便利な道具があるんじゃね~。
ルーター作業は危険なので、少しでも安全に貢献できる、こういう刃物は積極的に導入したいです。
コメント
よさそうなビットですね。私もこんど余裕が出たら買おうかな。おっしゃるように仕事ではいい刃物はその値段以上の価値を生み出します。こういう記事のようなきわめて具体的なレポはとてもありがたいです。
また来年もよろしくお願いします。[E:snow]
大江さん、記事がお役に立てて嬉しいです。こちらも、そのつもりで書いてますから。
来年もこちらこそよろしく。5月に名古屋でお会いしましょう。
いいでしょう、ラフィングビット。
僕は椅子やテーブル脚の荒削りによく使っていますが、スムーズで良く切れます。
かなりの重切削にも耐えてくれますね。
僕のはもう長く使っているのでそろそろ再研磨時期になってます。
2ヶ所ほど刃が欠けているところもあって、再研磨でどれくらい復活するか興味あるところです。
ルーターは、ハンドルによる送りだったら、劇的にスムーズだと思います。残念です。
斎田さんのブログ、楽しみにしています。更新を長いこと休まれるような仕事の仕方は、ちょっと危ないような気がするんですが・・・・・・・とか他人のことは言えなかったりして。
でも、私はそんなにきつい段取りで仕事はしません。