先日、猪猟に同行していたら、人が足りなくて、無理やり銃を持たされて、出てきた獲物を仕留めるように言われた。強引な話だ。免許もないのにな。追い込み猟では勢子の方が技術がいるらしい。
ちょうど、尾根筋に囲まれた袋小路で待ち伏せた。シダが生い茂って薄暗い。しばらくすると、まだ若い狐がひょろひょろと現れた。追い立てられて疲れている。しまった、狐は撃つんかいな、聞いてなかった。しゃくって弾を送り込んで一発目を放つと、至近距離なのに地面が吹き飛んだ。なむさん、ピョンピョン逃げ回る狐に、2発目を発射する。首筋に命中して血がしぶいた。
しばらく、くるくる回っていた狐もばったりと倒れた。抱き起こすと、もう暴れることもなく、ぐったりとしている。甘えるような眼でこちらを見るのだった。「ごん、お前だったのか。」横顔がみつみる聖櫃に包まれていく。
俺は、こいつを皮はいで、食えるんか・・・・・・・・夢でよかった。
コメント
夢で良かったで
自分には鉄砲うち無理じゃから
幼い頃読んだごんぎつね・・
思い出すだけで泣けてくる
権兵衛が鉄砲を投げ出してごんの隣で泣いてる絵が
今でもはっきり焼き付いている
絵本描いてみようかの・・笑
実は、私は結構なハンターですよ。貝とか魚だけど。それでも殺生するときは考えるな。
昔話は面白いね。神話みたいですね。
でも、年取ると涙腺がゆるくなるは。